そうなんだ。

外国語で知ったこと。

カンパネラ   イタリア語

2013-09-09 13:00:00 | 語学

ユネスコ世界遺産に登録されている、イタリアのアマルフィーを紹介する番組で、
アマルフィー大聖堂の“鐘”についてふれていました。
高い塔の上にある鐘が、ガーンゴーンと時を知らせたり、
お祝い事や悲報を知らせるのに、それぞれメロディーを奏でる鳴らし方がありました。
映画などでも、この鐘の音が効果的に使われていますよね。

地元の人は、生まれた時から街中に響き渡る鐘の音とともに育ち、
土地を離れて街に戻った時に、まずこの鐘の音で故郷に戻ったことを実感するそうです。

鐘の説明をする時に、日本語字幕にかぶって“ラ カンパーナ”
“ラ カンパーナ”というイタリア語が聴き取れます。

「campana」(カンパーナ)・・・鐘・鐘の音

“ラ カンパーナ”と似た発音を聞いたことがあります。
イタリア語では小さいという意味を持つ接尾語の一つに
「-ella」(エッラ)があります。
パガニーニのバイオリン曲をリストがピアノ用に編曲した
あの 『ラ カンパネラ』 というタイトルに似ているんです。
一時、フジ子・ヘンミングウェイが弾いている姿が度々放送されて
いた、あの美しいけれど物悲しい調べ・・・。
この曲名の(ラ カンパネラ)は、イタリア語でした。

「campanella」(カンパネッラ)・・・(釣鐘状の)鈴・呼び鈴

他にチャイムやベル・ブザーの和訳もありましたが、リストの時代を考えると
ブザーってことはないでしょう。 鈴といっても(釣鐘状の)と断り書きが
ありますし、《campanaの縮小版》という断り書きもあります。

漠然としていますが、カンパーナの小さいのがカンパネッラなんです。

あのピアノ曲の高音がコロコロ鳴る感じは、鐘が鳴る音を
表わしていると、解説されます。

“ラ カンパネラ”の和訳がわかれば、音楽に詳しくなくても想像つきますね。




コメント (2)
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