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そうなんだ。

外国語で知ったこと。

アールデコ  フランス語

2022-10-04 10:09:03 | 旅行

前回に続き、娘の結婚式話で恐縮です。

昭和12年に竣工され「山の上ホテル」で催された式の後、
私たち夫婦は神田駿河台に位置する、このホテルに宿泊しました。
娘夫婦からのプレゼントです。

二人とも東京で生まれ育ちました。
夫の実家に至っては、お茶の水から自転車で約15分くらいの距離です。
存在は知っていても、わざわざ宿泊したことはありません。

パンフレットによれば
川端康成・三島由紀夫・池波正太郎をはじめ多くの作家に愛されたホテルとのこと。
当時はメールもファックスもなかったので、出版社が多い神田神保町に近いこともあり
このホテルで、「カンヅメ」になって執筆活動をしたそうです。






当時が偲ばれます。

このホテルはアールデコ様式の建物です。
クラシックな雰囲気が、現代では目新しく感じました。

エントランスドアは狭く

フロントもこじんまりとしていました。

階段は渦巻状で美しく


下から上を見上げれば、ステンドグラスがはめ込まれています。

置かれた家具も、アンティーク。

客室数は35室で、すべて違うレイアウトとのことです。
じっくりと書き物が出来る窓際の机は、文筆家が愛したホテルだけあります。


アールデコは、フランス語です。

「Art Déco」(アールデコ)・・・装飾美術

「art」(アール)は、英語ではアートと発音し、美術の意味。

「déco」(デコ)・・・décoratif の省略形で、「décoration」(デコラシオン)の形容詞の形です。
スペルから想像できるように、デコラシオンは英語のデコレーションで、装飾の意味です。

アールデコの特徴は、幾何学模様をモチーフにしています。


宿泊には、朝食が付いていました。
久しぶりにビュッフェスタイルではない、ホテルの朝食です。



落ち着いた雰囲気の中での、洒落た朝食。
美味しゅうございました。


#アールデコ #作家 #かんづめ #出版社 #山の上ホテル


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避暑地  英語

2022-07-23 16:17:02 | 旅行

夫も私も東京出身なので、泊りがけの帰省先がありません。

子供が生まれてからというもの、我が家の夏の帰省先(?)は
志賀高原にある会社の保養所でした。


ポツンと山の中に立つ保養所の部屋からは、
草の生えたゲレンデと、遠くに山々が望めました。



ウグイスの声が山中に響き渡り、それはそれは居心地の良い空間でした。

ところが、
会社の経済的事情で、この8月をもって閉館となります。

昨夏は、予約していたにのも関わらず、緊急事態宣言で急遽休館となり行けませんでした。
この夏で閉館になるのなら、なんとしても行かなくては、心残りになるでしょう。

とにかく、唯一空室のあった三連休明けに行ってきました!

涼しくて生き返りました。
渋峠は、16℃でした。





横手山山頂には、何度も上っていますが
これが見納めだと思うと、今回も高いリフト代を払って上りました。

上がって良かったです。
満天ビューテラスが新しく出来ていました。昨年完成したとのこと。




連休明けで人がいないので、こんなポーズも恥ずかしくありません。

避暑地を英語では

「summer retreat」(サマー リトリート)・・・避暑地

「retreat」(リトリート)・・・隠れ家・避難所

何十年に渡り、毎夏訪れた志賀高原ですが
もう、来ることも無いでしょう。

「ホーホケキョ」

ウグイスの鳴き声の代わりに、帰宅して我が家で朝目覚めると

「カァカァカァ」

カラスの鳴き声ばかりが聞こえています。


#志賀高原 #保養所 #渋峠気温 #横手山山頂 #満天ビューテラス


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事前警告なしで  英語

2020-11-18 14:38:15 | 旅行

今回で、広島旅行についての報告は最後にさせて頂きますので
お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

広島旅行で外せないのは、
お好み焼きを味わうことと、被爆地で当時の出来事に向き合うことでしょう。

タイミングの悪かったことに
厳島神社の大鳥居に続き、原爆ドームも修繕中でした。



原爆ドームから慰霊塔に向かう平和記念公園内は、木々が秋色に色づいてのどかな風景を演出していました。



この風景は、資料館を見学する前と後では感じ方がまったく違ったものになります。

私は、今もって感受性が強いのでしょうか・・・
資料館内の、当時の被爆者の痛々しい写真を見ることができませんでした。
途中からは顔を上げずに、写真の下の説明だけを読ませて頂きました。
ようやく、
顔を上げることができたのは、トップシークレットの文字が横線で消された、当時のアメリカの資料前でした。


赤いマーカーが引かれた部分。

「without prior warning」(ウィズアウト プライァ ウォーニング)・・・事前警告なしで

当時アメリカでは、原爆開発に携わった科学者の何人かは、事前警告なしの投下に反対したそうです。
しかし、トルゥーマン大統領に承認された暫定委員会は 「労働者の住宅に囲まれた軍需工場に、事前の警告なしで」 投下するべきだと決めたそうです。

なんでよっ!?

歴史に 「もし」 は、ないと言われますが
原爆を投下しないでくれたら、せめて、事前に警告してくれていたなら
死なずに済んだ命が、たくさんあったかもしれません。

資料館で当時の悲惨な様子を知ったあとで、再び私の目に映った平和公園内の景色は
そこはかとなく悲しい色合いを帯びた景色に変わってしまいました。


#原爆ドーム #平和記念公園 #広島平和記念資料館 




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JMSDF 略語

2020-11-15 15:19:37 | 旅行

前回に続き、高校時代の友人との広島旅行について書かせて頂きます。

友人ゴンの 「呉の ”鉄のくじら館” に行きたい! 潜水艦の中に入れるよ!」
”こればかりは譲れないぞっ” の意気込みを感じさせる提案は、受け入れざるをえませんでした。
もともと、
私は閉所恐怖症の気があり、狭いところが嫌いです。
私のイメージする潜水艦は、狭くて暗くて息苦しい場所。
「怖い、なんか怖い。 入りたくない」とブツブツ呟いていました。

ところが、
潜水艦といっても、こ~んなに大きいんです。


鉄のくじらと呼ばれる潜水艦の中に、いろいろと展示されていて興味深かったです。
海上自衛隊の史料館なので、無料です。
コロナでなければ、船員の狭い3段ベッドにも横になれるはずでした。

至る所に、「JMSDF」と表記がありました。
海上自衛隊の英語略語表記です。

「JMSDF」・・・Japan Maritime Self-Defence Force

「maritaime」(マリタイム)・・・海上海の・沿岸の
「self-defence」(セルフディフェンス)・・・自衛・自己防衛・正当防衛
「force」(フォース)・・・部

近くのカフェで、海軍カレーを食べました。
「士官のカレー」という名で、柔らかく煮込まれた大きな牛タンが乗っていました。



広島駅へ戻る電車の時間潰しに、港へ行きました。
そこで、友人ワンコの目を釘付けにしたのは
日の入り時刻の15分前に出発予定、海上自衛隊呉基地・港クルーズのポスターでした。
この日、16時45分発のクルーズでは、海上自衛隊の潜水艦・護衛艦・練習艦など12艦を海上から間近で見れることになっていました。

夕暮れ時の海の上は、さぞ寒かろうとは思ったのですが
ワンコの ”こんなチャンスはめったにないっ” ”寒さなんか、糞くらえっ!” の目力に、受け入れざるを得ませんでした。

こんなに大きな船を間近で見たり


隊員の方に手を振ったり


さすがに
勤務中なので、手は振り返してもらえませんでしたが・・・。

日の入りのラッパとともに、電灯がついて、旗が降ろされる様子も見ることができました。

私にとって呉は、思った以上に楽しく心に残る場所となりました。

やはり、
新しいことはとりあえず体験するべきなのだと、あらためて思った次第です。

#鉄のくじら #潜水艦 #海軍カレー #カフェビーコン #士官のカレー #牛タンカレー #海上自衛隊 #海上自衛隊艦船クルーズ



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仏教と神道  英語

2020-10-25 17:02:53 | 旅行

来月は高校時代の友人らと厳島神社に行く予定です。
寺社仏閣を尋ねる際は、
歴史や由緒を知っているといないとでは、感動具合が全く違います。
今回も下調べとして、ガイドブックや関連する書籍などを読んでいるところです。

役立ちそうな本をネット上で見つけました。





2012年出版のこの本は、手に入れたくても、書店のみならず出版社自体にも在庫がありませんでした。
問い合わせた地元の図書館にもありません。

こうなると、なおさら読んでみたくなるのが人情です。

中古本をあたってみたところ
現在売られていないとなると、プレミアが付くようで
ネットのフリーマーケットでは、中古本なのに定価より高い売値が付けられていました。
ちなみに、本体価格1,114円に対して2,000円以上の値段設定です。
信じられません!
お嬢様育ち(?)の私が、世の中の厳しさを知った瞬間でした。

幸い、
様子見をしていたら、メルカリで定価より少しだけ安く出品されたので
納得できないながらも購入しました。

平家納経は、今から856年前の1164年に平家が厳島神社に奉納した経巻です。
平清盛をはじめとする平家一門の一人一人が写経を行い、その経巻各巻の表紙や見出しに絵を描いたり,料紙に金銀の切箔をあしらったり、軸首に水晶を用いたり
とにかく、工芸技術の粋を極めた贅沢なもので、経典というよりも芸術品とのことです。

ここで、疑問が浮かびました。
神様のいる神社に納経? 仏様のいるお寺にじゃなくて?

神社でお参りする時のみ、柏手は打ちます。
お寺でお参りしている時に、柏手を打っている人を見かけますが、苦笑してしまいます。

しかし、
厳島神社へ大真面目に、阿弥陀経や般若心経を写して納めているところをみると
昔はそれほど区別されていなかったのかもしれません。

仏教と神道はもともと混ざり合っていたのでしょう。

外国人から不思議に思われることの一つは、特定の宗教は持ってないと答える日本人も
大晦日はお寺で除夜の鐘をついて、元旦は神社へに初詣へ。
生まれた時は神社にお参りして、亡くなったらお寺へ。
を、ごく自然にしていることだそうです。

今に始まったことではなく、856年も前から線引きがなかったとは・・・。

英語で、仏教と神道は

「Buddhism」(ブッディズム)・・・仏教
「Shintoism」(シントイズム)・・・神道

仏教と神道は、私たちにとって
宗教というよりも文化と言ったほうが適当なのかもしれません。

厳島神社参拝、楽しみです。
晴れるといいな~。

#厳島神社 #平家納経 #仏教 #神道


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