前回に続き、娘の結婚式話で恐縮です。
昭和12年に竣工され「山の上ホテル」で催された式の後、
私たち夫婦は神田駿河台に位置する、このホテルに宿泊しました。
娘夫婦からのプレゼントです。
二人とも東京で生まれ育ちました。
夫の実家に至っては、お茶の水から自転車で約15分くらいの距離です。
存在は知っていても、わざわざ宿泊したことはありません。
パンフレットによれば
川端康成・三島由紀夫・池波正太郎をはじめ多くの作家に愛されたホテルとのこと。
当時はメールもファックスもなかったので、出版社が多い神田神保町に近いこともあり
このホテルで、「カンヅメ」になって執筆活動をしたそうです。
当時が偲ばれます。
このホテルはアールデコ様式の建物です。
クラシックな雰囲気が、現代では目新しく感じました。
エントランスドアは狭く
フロントもこじんまりとしていました。
階段は渦巻状で美しく
下から上を見上げれば、ステンドグラスがはめ込まれています。
置かれた家具も、アンティーク。
客室数は35室で、すべて違うレイアウトとのことです。
じっくりと書き物が出来る窓際の机は、文筆家が愛したホテルだけあります。
アールデコは、フランス語です。
「Art Déco」(アールデコ)・・・装飾美術
「art」(アール)は、英語ではアートと発音し、美術の意味。
「déco」(デコ)・・・décoratif の省略形で、「décoration」(デコラシオン)の形容詞の形です。
スペルから想像できるように、デコラシオンは英語のデコレーションで、装飾の意味です。
アールデコの特徴は、幾何学模様をモチーフにしています。
宿泊には、朝食が付いていました。
久しぶりにビュッフェスタイルではない、ホテルの朝食です。
落ち着いた雰囲気の中での、洒落た朝食。
美味しゅうございました。
#アールデコ #作家 #かんづめ #出版社 #山の上ホテル
落ち着いた雰囲気のホテルで、素敵です。
家具のおしゃれなデザインですね~
オムレツ、さぞ美味しかったことでしょう💛
食べた~い!
建物が古めかしくて、やめたよね😆
中がこんなに素敵だったとは💦