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そうなんだ。

外国語で知ったこと。

トップの敬称   英語

2018-06-13 14:28:16 | 語学
6月12日。 
昨日は、世界が見守る中、米朝会議が無事に終了して、世界中の人々はもとより
シンガポール政府のみなさんもホッとしたことでしょう。

私はリスニング力向上のため、夜7時のNHKニュースは副音声の英語で聴いています。
通常、ニュース内で流れるトランプ大統領のコメントやスピーチは本人の音声と
字幕で日本語訳が流れるのですが
昨日の米朝会談後に行われた会見時のトランプ大統領の声は、女性の声でした。

なぜ、英語のスピーチに英語通訳の声が流れる?
本人の英語を聞かせてよ。

日本語の主音声に切り替えてみると、トランプ大統領の音声が消されて同時通訳の声になっていました。
主音声が本人の声ではないと、副音声の英語も本人の話す英語ではなくなるようです。
変ですね。 

英語放送で聴いていると
各国のトップにつける英語の敬称が、違うことに気が付きます。

プレジデント「President」派 と プライムミニスター「Prime Minister」派 が主流です。

President ドナルド・トランプ ・・・アメリカ

President エマニュエル・マクロン ・・・フランス

President ウラジミール・プーチン ・・・ロシア

President ムー・ジェン・イン ・・・韓国

President シー・ジン・ピン ・・・中国

一方、プライムミニスター派は

Prime Minister シンゾー・アベ  ・・・日本

Prime Minister ジャスティン・トルドー ・・・カナダ

Prime Minister テレサ・メイ ・・・イギリス


ドイツのメルケル首相は、「Cancellor」チャンスラーの敬称です。

Cancellor アンゲラ・メルケル ・・・ドイツ

そして、注目の北朝鮮のキム・ジョン・ウン朝鮮労働党委員長。

今までのニュースでは、「North Korean leader Kim Jong Un 」(ノースコリアン リーダー キム・ジョン・ウン)
の敬称でしたが、昨日のニュースでは 「Chairman」(チェアマン) の敬称でした。

「chairman」(チェアマン)・・・委員長

国ごと呼び方が違う上に、二通りの呼び方まで覚えるのは大変です。



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赤道  英語・スペイン語

2018-05-26 21:15:21 | 語学
私が現在興味のある国は、シンガポールです。
この国で米朝会談をやるのやらないのと騒いでいるのも、一つの要因ではありますが
やはり
我が家の若者が、この4月からシンガポールで働いているからです。

4月初めの肌寒い日本から蒸し暑いシンガポールへ移り、最初は暑さと湿気に壁壁していたようですが
今ではだいぶ慣れたとのことで、安心しました。

ところが
日本で食べていた日常の料理の味が恋しくなっているようです。

「来月の誕生日に何か欲しいものがあれば送るよ」
とラインを送ったら

クックドゥ各種・鍋つゆ・めんつゆ・ふりかけ・カレーのルー・青汁・調味料・ゴマ・etc

食料品ばかりのリクエストがありました。
クックドゥやカレーのルーを使った味付けは、中華やインド料理ではなく
海外にいる彼にとっては、もはや日本料理らしいのです。
(注: 主婦として私が作る中華の味付けは、すべてがクックドゥというわけではありません)

さて
シンガポールは日本と同じくアジアに分類されてますが、位置的に赤道から北へ137km しか離れていません。
箱根駅伝の往路が107km ということを考えると、そうとう赤道に近いです。
暑いはずです。

ここで、問題です。
“赤道” を英語で何というでしょう。

ちなみに、(レッド・ライン)ではありません。

「equator」(エクゥエーター)・・・赤道

スペルだけだと、エクアトールと読みそうになりませんか?

実は、私たちはスペイン語で “赤道” の方が聞き覚えがありました。

「ecuador」(エクアドーる)・・・赤道

エクアドール?

同じ名前の国があります。
南アメリカ北西部の共和国エクアドル。 公用語はスペイン語です。
赤道直下にあることから、スペイン語の“赤道”エクアドルと名付けられたそうです。

英語よりも、スペイン語の “赤道” の方が簡単に覚えられそうですね。


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誠に遺憾であります。 英語

2018-05-23 12:29:39 | 語学

日大VS関西大学アメリカンフットボールの試合中の
悪質な反則シーンが繰り返しメディアで流されていました。

「危ない!」

眉をひそめてしまうこのタックルは、学生試合の範疇を超えて、社会的非難の的になっています。

そのような中、反則プレーをした二十歳の選手が記者会見を開きました。

悪者のイメージはなく、しっかりとした真面目な受け答えに感心してしまいました。
私の周りの二十歳の若者に比べると、とても落ち着いています。
ビットコインの二十代社長の謝罪会見よりも、頼りがいがありそうに見えました。

今回驚いたのは、
アメリカンフットボールという、アメリカンスポーツの代表球技のクラブが
私たちのイメージするアメリカンスタイルの「ハーイ」「オーケー」的な人間関係ではなく
一昔前の日本の軍隊風であったこと。
監督に対して物言えぬ雰囲気とは、ナンセンス極まりない。

青学駅伝部の監督と選手のように緩そうな関係に見えても、連勝できるはずなのに。

記者会見で 「アメフトはどういう存在か」と聞かれた選手が
「高校時代はとても楽しく熱中したアメリカンフットボールが、大学では何が原因かわからないけど
 あまり楽しくなくなった部分もあります」

と答えたのを聞いて、とても残念に思いました。

徐々に明かされていく状況を考えると
監督やコーチのチーム運営方針や、勝利するためにはズルも辞さずという姿勢ではないかと、想像してしまいます。


今回の一連の報道に対する発言でも、何度か耳にしました。

「誠に遺憾であります」

英語で

「It's very regrettable.」(イッツ ヴェリィ リグレタブル)・・・誠に遺憾です。 とても残念です。

「Totally regrettable.」(トータリー リグレタブル)・・・とても残念です。

推測される背景は
怪我をした選手にとっても、怪我をさせるような行為をしてしまった選手にとっても

とても残念なことでした。









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イソギンチャク  英語

2018-04-28 21:02:44 | 語学
2014年の「そうなんだ ブログ」で “なまこ” について書いたことがありました。

漢字で、“海のネズミ”と書いてナマコ(海鼠)と読むことを知りました。
昔の日本人はナマコが “海に住む鼠” に見えたのかと感心しました。

また
英語では、「sea cucumber 」(シー キューカンバー)。 日本語に訳すと“海のキュウリ” と呼ぶことを知りました。
昔の西洋の人はナマコが “海のキュウリ” に見えたのかと感心しました。

さて、
今回、同じように海に住む生き物の見立てで、面白いと思ったのが

イソギンチャク

漢字がありました。

磯巾着

磯・・・ 波打ち際の岩の多い場所
巾着・・・布や皮で作った、口ひものついた小型の袋

言われてみれば、イソギンチャクの形は立てた巾着袋に見えなくもない?
言われるまで、巾着に見立てたことはありませんでした。

英語でイソギンチャクは

「sea anemone 」(シー アネモネ)・・・イソギンチャク

アネモネは花のアネモネです。 “海中に咲くアネモネ” 。

えーっ!?

そのような見立てをしたこともありませんでした。
イソギンチャクが、そんなに綺麗にも可憐にも見えないのは、私だけでしょうか。
むしろ、私の中では気持ち悪い部類です。 

今回はフランス語の辞書も引きました。

「anémone de mer」(アネモン ドゥ メー)・・・イソギンチャク

「mer」(メー)・・・海

やはり、海のアネモネ派ですか。

西洋人と日本人では、見え方に違いがあるようです。


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鬨(とき)の声 英語

2018-04-14 17:05:53 | 語学

私が勤めるクリーニング店の同僚の一人も、この 『そうなんだブログ』 を読んでくれます。
彼女が 「よその国では “えい・えい・おー!” は、どんな風に言うのかなぁ」 と
ブログネタを提供してくれました。

今回はよその国の言い方ではなく、この「えい・えい・おー!」について調べてみます。

この「えい・えい・おー」は  “鬨(とき)の声” などと呼ばれます。
この言い方は知っていますが、私の中では “鬨(とき)” の意味がはっきりしていません。
良い機会ですので、広辞苑を引きました。

「鬨」(とき)・・・合戦の初めに全軍で発する叫び声。 味方の士気を鼓舞するとともに敵に向かって、戦いの開始を告げる合図とした。

やり方も書いてあります。

大将が「えいえい」と発すると、一同が「おう」と声をあげて合わせ、三度繰り返すのが通例。
確かに戦国時代劇では、大将が「えいえい」で、その他の者が「おー」と言っています。

全員が一緒に「えい・えい・おー」とは言わないのですね。

ちなみに
勝鬨(かちどき)は、合戦に勝利したときに、いっせいにあげる鬨の声です。

挑戦する時、または追い込まれた時や忙しい時。
気持ちが萎えそうな時にも、言うでしょうか。

「よーし、頑張ろう! えいえいおーっ!」 

と、一人で腕を振り上げながら、鬨の声を上げることがあります。
私にとってより有効なのは、言いながこぶしを振り上げること。
実際、気持ちが高揚します。 やる気がジワジワと・・・(!?)

その昔、
戦国サムライたちが生死を分ける戦いを前に、気持ちを鼓舞するにあたって
発していたのが、わかる気がします。
「おーっ」で、心の弱い部分を吹っ飛ばすことができそうです。

鬨の声も、英単語の方が意味の分かりやすい単語です。

「battle cry」(バトル クライ)・・・ときの声・(闘争の)スローガン

直訳が “戦闘の叫び” ですから、イメージしやすいです。

よその国の “バトル クライ” については、戦国物の外国映画やドラマを観るときに意識します。
気が付いたら、ご報告しましょう。









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