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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

動物のおこぼれ

2023-10-18 06:03:57 | よもやま話

絵のタイトルは、「菰の雪囲い」です。
冬の夜、パーンと竹が折れる音がする。
雪の重さに耐えかねた。


金木犀 猪ドン権兵衛 跋扈する

柿の木(太秋)畑の葛を刈に行った。
あれれ、柿がない。
誰か収穫したのかな。
隣の畑の持ち主が、「カラスや猪の食べ残しを人間が食べるのよ」と言われた。
今日のタイトルは、「動物のおこぼれ」です。

友人が柿(甘柿)の木に漁網をかけていた。
私は、本気にしていなかった。
2年前帰ってきたときには、畑の柿の木は葛に覆われていた。
葛に陽の光を遮られた柿の実は、12月でも青かった。
約10本の柿の木を覆う葛をはがし、伸び放題の枝を剪定した。
それでも青い実が30個は取れた。

今年は、2回(春と夏)草刈りをした。
草対策のマルチ(黒いビニール)が効いたところは、干ばつで実を付けなかった。
マルチが破けた個所の木には、青い実がたわわについていた。
一枝に1個になるよう摘果し、残した数は200個はゆうにあった。

手をかけた柿の木の上のほうに付いた柿は、鳥にやられて全滅でした。
下のほうの、鳥が止まりにくい枝に黄色くなった実が付いていました。
収穫したら、25個。
去年より少ない。

じゃが芋やさつま芋などは、猪の好物と聞いた。
耕作放棄地の雑木を切り、根を起こした。
6か月かかり整地して、作物を植えた。
青いうちには取らないだろうと、家を3週間空けた。
どうかなと畑に行ったら、じゃが芋の葉と茎は残っていたが芋はなかった。
複数の猪の足跡(2つ爪)が残っていた。
食べ残した芋を見ると、ピンポン玉くらいの大きさであった。
人が収穫する前から猪は取り始めると学んだ。
どんな柵にしようかと悩んで(電気柵か鉄柵か、どちらを内側に、鉄柵の種類は)しなかったのを悔やんだ。

市役所の指導(補助金1/2)を受け、鉄柵(下ピッチ:90mm、上ピッチ:150mm)を取り付け、
周りに1m(草刈りができるよう)あけて、電気柵(総延長85m、太陽電池で直流1万ボルト)を回した。
ある日、猪より小さい獣(穴熊と推察)にさつま芋を掘られた。
ピッチの広いほう(150mm)を下(上下を逆に取り付け)にした箇所から侵入されたと想像した。
花崗岩が砕けた砂地の畑に打ち込んだ杭(鉄柵固定用)は、抜き取るのが容易ではない。
それで、その取り付け違いの鉄柵一枚に網をかけた。
以降、穴熊の被害もない。

葉もの類(ブロッコリーや小松菜など)に猪や穴熊は興味を示さない。
ヒヨドリ(磯ヒヨドリ)の群れが、食べつくす。
キャベツの大型葉物やスイカは、カラスが食べつくす。
冬から春にかけて、山に食べ物が少なくなると里にやってくる害獣たちです。

草刈りをした畑や田んぼ(日陰になる石垣側)を猪がブルドーザーのように掘り起こしている。
蝉やコガネムシの幼虫が、彼らの貴重なたんぱく源となる。
時々、そんな幼虫を養殖して、畑に播いてやろうかと考える。
猪に耕してもらうのである。
害獣が食べるので、葉物野菜の害虫は東北より少ないし、昔のように蝉(昔は蝉の上に蝉)も鳴かない。

2023年10月18日
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じっちゃんの初恋

2023-10-17 06:51:59 | よもやま話

絵のタイトルは、「話しかける女」です。
目の前のしわくちゃにも、こんな時があったのでしょう。
記憶の君は、素敵です。
今のあなたは、温かい。


今日のタイトルには無理があります。
「じっちゃんの初恋」です。

さて、そんなことがあるんでしょうか。
女性の下着売り場の前を通っても、ドキドキしなくなった。
ネットでは、マッチングアプリや婚活サイトで、女性と出会う話が出ています。
哀しいのは、練炭で最期を迎えた。
年寄りでも恋をする。

デートといっても、女性の喜ぶようなこじゃれたレストランを知るわけでもない。
久しぶりに着た背広もよれよれ、念入りに洗ったものの加齢臭をまとっています。
話す内容と言えば、愚痴と薬の話ばかりです。
これじゃ、無理です。

藤沢周平の小説に、夜な夜な天狗が走る話があります。
縁側で鼻汁を垂れながら、息子の嫁後に拭いてもらう。
家老から見込まれ、昔の杵柄を頼りに秘剣を研く。
見事打ち取り、嫁後を手籠めにする。
果てた嫁後が恥じて自害する。
さわやかで、どろどろの小説の話です。

バイアグラはいつ効くかわからない。
いいのがあるよと、トンカットアリ(木の根の粉末)を飲む。
もっといいのがあるよと、救心を試してみる。
ほとんど勘違いの世界です。

そんなことじゃない。
ばあさんや、爺さんよ。
せんべいをなめ崩しながら、美味しいねと笑顔です。
これが、初恋と言えるのか。
年寄りは、昔の顔に恋をする。
そんなことで、よいのです。

2023年10月17日
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やることがないので動く

2023-10-16 04:45:09 | よもやま話




絵のタイトルは、「耶馬渓」、「中腹になにか」と「おお、これは」です。
時間がある人だけが、気づくありがたい風景です。


秋夜長 ノッコン続き 誉押し

ネット記事を読んでると、際限がない。
段々と、自分を見失っていくのがわかる。
今日のタイトルは、「やることがないので動く」です。

実は、やることはいっぱいあります。
嫌なだけなんです。
賃貸住宅に住んでいる人のほうが、死亡リスクが高い。
家賃の上昇、近所への気遣い。
だからと言って、引っ越すこともできないもどかしさ。
精神的にダメージが蓄積されていきます。

やることがない、見るテレビ番組もない。
本を持って寝床に向かいます。
本を捧げ持つうちに重くなり、行間が飛ぶようになると眠くなった証拠です。
潔く、電灯を消して目を瞑(つむ)ります。

早く寝るから、早く起きる。
起きてもすることがない。
私は、朝食の当番です。
毎日、できない奴と思い知らされます。
これが、自分を助けます。

時間があるので、何を作るにも弱火で時間をかける。
フライパンの上で余った油は、小皿に取り次の料理に使う。
道具もどんどん使う。
そして、都度洗う。
具だくさんの味噌汁を作り、朝からたんぱく質(魚、卵)をふんだんに食べる。
固形砂糖を入れてコーヒーを飲む。
軽く混ぜて、最後に甘いコーヒーを楽しむ。
余る時間が、楽しくなる。

見ずに我慢したラグビーのワールドカップを見る。
フランスがわずかに南アフリカをリードしている。
準々決勝ともなると、一発勝負で激戦が続く。
視ている者にとっては、面白い。

2023年10月16日
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草刈りとカープ

2023-10-15 19:12:28 | よもやま話

絵のタイトルは、「遠くへ行きたい」です。


村祭り 太鼓の稽古 熱を帯び

今日のタイトルは、「草刈りとカープ」です。

田舎の連絡網は複雑です。
まわりまわって、我が家に草刈りの依頼が来ました。
畑の隣の空き地が売れて、家が建築中でした。
外壁の工事に、伸びた草が邪魔になると思われました。
5時間ばかりやって、一反歩の草刈りが終わりました。
依頼主から寄ってお茶でも飲めという誘いを断り、急いで家に帰ってきた。

CSの2戦目が始まっていました。
シャワーを浴びて、テレビ桟敷で、カープとベイスターズの試合を観戦です。
どちらもリードするが同点になる展開で、1戦目に続き激戦です。
同点の8回裏に、満塁からヒットと犠牲フライで2点を追加し、栗林が締めて勝ちました。
2勝し、阪神と日本シリーズ出場をかけて、18日から6戦(阪神1勝のアドバンテージ)が始まります。
阪神が有利です。
エース級を2度登板させられます。
カープは、日程の関係で1度だけです。
セリーグの覇者阪神が有利です。
ペナントレースは終わりましたが、ファイナルステージが楽しみです。

7年暮らした東北では、年に数回しかカープ戦を視ることができません。
広島では、カープ戦の半分以上を視ることができます。
球場にも3度行き、全勝でした。
ただ、カープのテレビ観戦が始まると何も手つかず状態になります。
タクシーに乗れば、昨日の試合結果があいさつ代わりです。
食堂のおばちゃんも、監督の采配についてコメントをします。
半年間は、カープ一色になる我が家です。

2023年10月15日
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動く船に目印

2023-10-14 06:52:44 | プロジェクトエンジニアー

ある経営コンサルタントが考えた「ものさし」という図式です。
勉強をして優秀な人材は、「お利口さん」として使い捨てされます。
センチュリーカンパニーを世間に負けない「変人」が再生し続けます。
まれに、「成功者」は周りの者たちによって裸の王様に祭り上げられます。
どこを目指すかは、あなた次第です。


今日のタイトルは、「動く船に目印」です。
エンジニアリング会社にいる頃、教育プログラムを始めました。
後輩のエンジニアリング能力向上教育の一環として、上司の許可が出ました。
仕事が終了した後に1時間~2時間、週一回のペースで実施しました。

エンジニアリングは証拠を書類で丁寧に残します。
中には、メモ魔がいます。
大事な話をその場で学ぶより、記録に残すことを選択します。
そんな後輩を揶揄したわけではありません。

よく釣れた場所を忘れないよう、川に浮かべた船に目印をつける釣り人がいました。
中国のことわざだったように記憶しています。
船は常に動いている。
川も流れている。
なのに、船に目印をすることは愚行です。

東大の図書館の司書をしておられた先輩から、聞いた話でした。
卒業しても就職せずに図書館に通う人が、100人はいる。
各種国家試験を取得するために、日夜勉強をしている。
国家試験に受かって、何かの職業に就くわけではありません。
テストの点数でしか自分を評価できない人たちのことでした。

結婚がゴールと言われる方たちがいます。
こんなに素晴らしい伴侶を見つけ、モノにしたと自慢する。
単なるスタートだったと気づくのに時間はかかりません。

勘違いというか、考え違いというか、本質から遠のくばかりです。
議事録を作ろうと、教育プログラムを許可してくれた上司のノートを借りました。
何時間も話して、メモはたったの2行でした。
決まったことだけを記録されていました。
会議で、人の話を聞き、自分の理解を深めることに集中されていたのでしょう。

私も多くのごみをため込んでいます。
すっきりさせたいので、インデックスを付けたり整理術から始めました。
我が家は博物館ではありません。
不要なものは、早々に捨てておくべきだったのです。

2023年10月14日
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