故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

それでも愛せるか

2023-10-04 08:55:06 | よもやま話

絵のタイトルは、「これからぞ」です。
来る春に向け、寒い冬は最低限の緑葉で生き抜いています。


年寄りは 昔の顔に 恋をする

今日のタイトルは、「それでも愛せるか」です。
未明に、火事の夢を見た。
落とし火が床下の枯れ草や埃・紙切れを伝い燃え広がった。
すぐにバケツ一杯の水をかければ、家を焼くことはなかったであろう。
消防車が何台も来て、鎮火した。
隣家の空き家も一部を焼いてしまった。
区長だった友人が、消防士と一緒に顔を出した。
「こんなことになった」と奥さんに伝えなければならないと哀しそうだった。
一部残った壁に洗濯物が干されていた。

小田急電鉄の電車が走り出した。
酔っぱらってよろめき、頭を車両にぶつけて倒れた。
都市銀行でエリート街道まっしぐらの息子が、一瞬にして車いすの人になってしまった。
父は貯金をはたき、ハイオクで走る車を売り、息子の家のローンを払った。
一年あまりして、血液のがんで息子を残し亡くなった。
父が住んでいた家は、売られたと噂に聞いた。

あなたは誰?
ある日、愛する妻から言われることになる。
看病疲れで、殺して死のうかと想うのも人情です。
2025年には、65歳以上の5人に1人が認知症になるだろうと言われています。

今ある職種の半分は消えてしまう。
AIができる仕事(繰り返し放送されるニュースをAI音声で流すなど)が増えていく。
子供たちに、勉強しなさい、努力しなさいと言う両親にも、「何を目標に」と説明できない。
「三代続く家業は廃れ行く」ことより変化は激しいだろう。

「それでも愛せるか」
その時になって対応するしかない。
将来を心配して、現在の健康をむしばむことはない。
何があっても不思議はないと、覚悟する。
自分はどうするだろうと、想像し検証するしかないでしょう。
できても人生、できなくても人生です。

2023年10月4日
コメント
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