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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

不満

2019-06-16 07:13:17 | プロジェクトエンジニアー

横浜市、鎌倉市と横須賀市をまたがる丘陵のような山々に登りました。
5体の仏像が祭られていました。そのうちの一体です。
タイトルは、「今日もご安全に」です。
やるっきゃない。
無茶もあるでしょうが、ご安全に。


雨です。
植えた野菜の苗が根付くでしょう。
マリーゴールドの苗を10本買ってきました。
畑の虫よけに活躍すると聞き、植えようと思います。
農業資材も売る量販店に、マリーゴールドがたくさん売られているのが納得でした。

今日のテーマは、「不満」です。
不満とは、
心に満たないこと。満足しないこと。不満足。
(広辞苑より)
では、満足とは、
十分なこと。完全なこと。
望みが満ち足りて不平のないこと。
方程式の未知数に適当な値を代入した時、等式が成立すれば、
この値はこの方程式を満足する。
(広辞苑より)

地域おこし協力隊の任期は三年です。
三年が過ぎた時点で、その後の生活をどうするか考えなければならない。
自ら決めなければならない。当然、不安です。
何故不安なのでしょう。
食っていけるだろうか。生活の糧に何をしたらよいのか。
結婚もしたいが、養っていけるだろうか。

アドバイスは、やりたいことをやったらよいのではないかと誰も言います。
金は後からついてくるから、まずしたいことをさせてくれる環境に入ったらと言います。
アドバイスをもらった者は、何がやりたいのか自分でもよくわからない。
では、何をやりたいのかわかるよう、自分探しはこうしたらとアドバイスをしました。
自分探しのために、コンセプトシート(まんだらシートとも言うらしい)を書いたらと勧めてみました。
勧められるままに、実際にやってみました。何か違うと言ってやめる。

何を言われても、何を勧められても不満に思う。
うまくいかないとまたアドバイスを求める。こうしたらよかったのにと話をする。
何故、もっと早く言ってくれなかったのと不満に思う。

適当な未知数を代入するのを自分がやらない限り、いつまでたっても等式は成立しない。
未知数の代入を人からのアドバイスに頼っている限り、不満はつきない。
そもそも、地域おこし協力隊になったのは何故なのと問いたい。
なんか理由があったんじゃないでしょうか。

結婚は、ゴールじゃない。単なる出発点です。
娘の結婚式の時回ってきた色紙に父親としてのメッセージを書きました。
「不満」を糧にする。
ハングリー故に成長がある。
満足なんて一瞬のものです。
何かができたら次のことへ挑戦する。
何度も何度も。
あれえ、いつしかできるようになっている。

40歳を過ぎたら、あきらめるようにできることをする。
60歳になって、こんなはずじゃなかったと回想する。
でも、もう周りは放っておかない。
あなたしかできないことだから。
けっしてやりたいことじゃなかった。
でも、唯一できることが、それだった。
生きるために、食うためにやったこと。
それを誉められても嬉しくなんてない。
そうですか。
子供たちは、あなたの心の内は知らない。
見てきて育ったのは、あなたの頑張る姿だけ。
嫌いなことだったんだ。それでもいいじゃない。
それが、あなたです。
何をやったとしても、できたと思います。
不満が、糧でした。
こんなはずじゃないと、長い道程を生きてきた。

道しるべ 自分が変えて 生きてきた

2019年6月15日
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草取り

2019-06-14 06:49:05 | プロジェクトエンジニアー

アスファルトの割れ目に生えた、あざみです。
タイトルは、「お兄ちゃん、弟よ」です。
抜けませんでした。


今日のテーマは、「草取り」です。
草取りは、野菜たちと友達になる近道であり、苦行のようなものです。
最初は、腰をかがめて抜いています。
足腰に負担がかかり、四つん這いになります。
それでも疲れてくると、座りこんで近くの草だけを抜くようになります。

東京にいるとき、朝から草取りをしている女性がいました。
義弟のうちの跡地でした。草を生やすわけにはいかない。
そんな気持ちで始められたそうです。
夏は、日差しが弱くなる朝と夕方になります。
腰痛が次第に治っていったそうです。

工場勤めをしていた頃、工場の周りの草丈が気になりました。
食品を作る工場でありながら、草だらけでした。
メンテナンスをする人たちが合間に草を取っていました。
優先するのは、工場内のラインが正常に稼働すること。
そんなことで、草取りは後回しになりました。
新しい工場を建設する監督をやりながら、草取りをすることにしました。
その仕事は、誰にも発注していなかった。
仕事の進み具合を熟知していました。
職人の足場が困らないように、やぶ蚊で作業が中断しないよう草取りをしていました。
空調の効いた監督室から出て、職人の相談に乗るのが億劫でした。
それならと、草陰で涼をとりながら、草抜きをし日に何回か職人の相談に乗りました。
現場の草取りですから、即答できました。

有機農法を20年以上続けている畑を見させていただきました。
アプローチの農道は、草だらけで車の腹をこするほどでした。
理由がありました。農道の草に虫を誘導し野菜には近づけない。
畑に入り、土に触りました。ふかふかでした。
草は、いとも簡単に抜けました。
これだと、草取りの手間はかからない。

野菜の周りに、刈った草を敷いています。
保水であり、雑草が生えないようにするためです。
草マルチと言われていました。

食品工場を造る時、花の木は植栽しないよう建築会社に指示しました。
飛来する虫を寄せないためです。
工場周りのコンクリートのたたきを2m以上にするように指示しました。
歩行虫を寄せ付けない為です。寄せ植えなどは、もっての外でした。
管理さえ行き届けば、工場は花に囲まれます。これができないのです。

草抜きは、ゴルフ上達に役立つと聞いています。
一向に腕が上がらないのは、草取りが足りないからでしょう。

毎日、貴重な時間を使ってブログを書いています。
妻は、とうに書くのをやめて、草取りをしています。
どちらもできるとよいですね。
草取りは、涼しいうちに限ります。
皆さん、熱中症に注意しながら頑張りましょう。

根こそぎと 農薬撒くか 引き抜くか

2019年6月14日
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助ける歓び

2019-06-13 15:19:01 | プロジェクトエンジニアー

今日は、この方に登場していただきましょう。
貴女は存在するだけで、よいのです。
そう言っているのは、夫だけでしょうか。
それで十分です。


プロジェクトエンジニアリングで大切なことは、
早くヘルプを発信すること。
そして、仲間が的確に判断し難局を打開するために持てる力を注ぎこむこと。
大事なことは、「助ける歓び」です。
今日のタイトルとします。

便利な都会を離れて、地縁も血縁もない地方で暮らしています。
人口増加が頭を打っても、東京一極集中が止まりません。
政府も東京都も知恵を絞って、打開しようとしています。
人が集まることで、第三次産業が発展します。
何かの職にありつけます。
そして暮らしていける。
友達だって、できる。
身体が動かなくなっても、家賃を払い続けなければならない。
食べていかなければならない。
東京暮らしは、便利でありながらお金がかかります。
企業が多くあり、人がいるから税金は入ります。
その税金が、施設(住まい、交通)の充実に振り向けられます。
お金とサービスが循環しています。

私は、都会を離れました。
私的理由は、60歳を過ぎた再婚でした。
燃えるものは、地方再生の体験です。
持ち家は都会にあるものの、息子にローンの残金ともども相続をお願いしました。
息子も個人的な困難は抱えているが、父親の我がままを理解してくれました。
義兄の家の後始末も遅々として進みません。
不要となった衣類、家財の処分と空き家の解体の費用の捻出が厳しいのです。
しかし投げ出すわけにはいかない。
日本中の皆が同じような問題を抱えているし、これから抱えるからです。

今日のタイトル、「助ける歓び」を選んだのは理由があります。
他人を非難したり、不平不満を言うのは、人として生きている限り当然のことです。
自分が元気なら、自分の喜びのためにだけ力を使えます。
もし、人を助けることが喜びだと感じられたら、世界は変わります。

私はカフェをやっています。
インバウンドのような都会から人を呼んだり、外国人を受け入れるようなものではありません。
地域内の人が交流できる場所を目指しています。
地域の人の全員が、都会に世界に人を送り込んでいます。また関係を持っています。
私は自ら発信するのではなく、地域の人全員が発信するのを手助けしています。
「おらが村の自慢」に密かに期待しています。
人の口には戸は立てられない。良いことも悪いことも発信されます。
悪いことに混じって、良いことも発信されます。
一人がやったって、高が知れている。
私は、カフェに来店されるお客さん全員に発信していただきたい。

助けることから多くを学びます。
痒いところに手が届かない施策は、意味を成しません。
単なるマスターベーションです。自己弁護にすぎません。
カフェは、持ち込み自由です。食べ物も飲み物もお客さんが持ってきてよいのです。
夜は、席料(500円/人・2時間)をいただき、すべて予約(1組だけ)です。
ここでも、成人の男女はすべてといってよいほど職業についています。
それゆえ、家族の生活時間もばらばらで、かつてのように家飲みとはいかない。
1000~1500円/人で、お任せ料理を作っています。
何を食べさせられるかわからないのに金額だけ決まっています。
食後、これでやっていけるのかとお客さんが言われるので、
量質から評価して、リーズナブルな金額だと思われます。
大丈夫かと言われるけど、請求金額以上のお金を置いていかれるお客さんもいません。
中野や新橋で、腹いっぱい食べて飲んで3000円/人です。
ここでも一緒です。リーズナブルな金額だから、安心して利用されます。

パン教室、編み物教室もやっています。
家族に美味しいものを食べさせたい、温かいものを着させたい。
できれば、手作りのものでと思っています。
教室の費用は、無料です。仲間がいれば何事も続くのです。
一人では、続かない。

人は、何を求めて何によって温かさを感じるのか知っています。
それが何か、ここで学んでいます。
助けることができる。
これこそ、素晴らしいことです。
やろうとすれば、誰にもできます。
自分と身内だけがよければと生きてきた。
周りをみれば、身内も独立し、気づいたら誰もいなかったでは済まされない。
辛い時は、泣けばよいし噛みつけばよい。
落ち着いたときに、出来ることが何か考えてみませんか。

ひとひらの 花びら舞いて ほろほろと

2019年6月12日
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弾ける

2019-06-11 03:30:32 | よもやま話

産んでくれたお母さんは、橋の向こうにいます。
時々行って、ご飯を一緒に食べる。


組織の中で生きていくにはルールを守らなければならない。
このルールが厄介なのである。
宿題が終わらないと、おやつを食べさせない。
食事の前には、手を洗いましょう。
夫婦の間でも、暗黙の了解事項と約束事がある。
実行されないと、夫婦間でぎくしゃくしてしまう。

今日のテーマは、「弾ける」です。
弾けるとは、
裂けて開く。成熟して割れる。罅裂(かれつ)する。はぜる。
(広辞苑より)

世でいう、「KY(空気を読めない)」の人がいます。
プロジェクトなどの現場では、危険予知(KY)として使います。余談でした。
唯我独尊とはいかないまでも、自己中心的だと誤解されます。
KYの人は、一つのことに集中するあまり周りが見えない。
具体的には、二つのことを同時にすることが苦手です。
自分の考えていることに集中するあまり、他のことができない。
他のこととは、配慮とも言い換えられます。
空気を読みすぎると、忖度にもつながります。

皆が、こうしてくれるものと思いがちです。
KYの人こそ、ブレークスルーができるんじゃないかと考えます。
もっと、自分を出していいんじゃないかと思い、この稿を書き始めました。
もやもやと、いつまでも殻に閉じこもっている。
親も子も弾けてよいのです。
私達は、子どもの成熟を止めている気がしてならない。
いい親でありたい。いい子でいたい。

小さな組織がすべてじゃない。周りを大きくしてほしい。
家庭ではとんでもないくそ親父が、他の世界では神様扱いでもいいじゃないか。
どんなルールも破られるためにある。
ここの非常識は、あちらでは普通のことなんだ。

弾けた種は、自分が育つ土地を見つけ、栄養を摂取するでしょう。
不毛の土地でも立派に育った苗は、栄養を摂る為に根を伸ばすでしょう。
光が当たらなければ、隣の木にすがりながらでも背を高くするでしょう。
温室育ちは、冷たい風に当たるだけでしおれてしまう。
私達の役目は、種を弾けさせることで終わりのはずです。
弾けた種は、自分で生きていけ。

重き靴 蔵から出して 再挑戦

2019年6月11日
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私が先に死ねない

2019-06-10 10:36:29 | よもやま話

絵のタイトルは、「あっち向いてホイ」です。
私は、この遊びがとても弱かった。
柔軟に生きてきたつもりでも、言いなりだったんでしょうね。


今日のタイトルは、「私が先に死ねない」です。
あの爺さんを残しては死ねまい。
爺さん一人残したんじゃ、子どもが苦労するばかりだもの。

この辺りの人は、割と言いにくいことをユーモアをまじえて話されます。

玉ねぎが寝たら、食べてねの合図なのよ。と女の方に教えていただきました。
彼女は、少しニンマリしていました。意味深です。

女が二人、畑ではやとうりを収穫していた。
はやとうりにの実には、小さなとげがある。
女たちが恐る恐る実を摘もうとしている。
そこに男が来て、いじってるとでっかくなっぞ。と大きな声ではやしたてる。
女たちは、声をそろえて、「バーカ」と返す。
はやとうりの実は、形が男のふぐりに似ているのです。

イタリアでは、街で出会うじいさんが、ことごとく若い女に声を掛けます。
ナンパは、おしゃれな挨拶みたいなものでした。

ある男の人は、風呂の湯を沸かすこともできない。
石油バーナーでスイッチをひねるだけなのに、できない。
そして、ご飯を炊いたこともなければ、おかずを作ったこともない。
問題なーい。息子の嫁が同居しているから、風呂も食事もやってくれる。
コンビニへ行けば弁当だって買える。
お前が先に死んだって、なーんにも困らない。

私の場合は、というと。
妻は、「私が先に死ねない」と言ってはくれません。
妻に先立たれると実に困ります。
仕事をやめて、2か月が過ぎました。
妻はわずかながら有給です。私は無給です。
妻は、どんな料理もこなせます。私は、配膳や洗い物だけです。
妻が病気になったら、カフェはすぐに休業です。
こんなことから、給料が欲しいとは言えないでいます。
これでは、いかん。
料理を一つずつ覚えていかなければと、恐ろしくなりました。

いつまでも 手習い続き 終わりなし

2019年6月10日 
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