
数年前、「描いてみなさいよ」と挑戦的にモデルになってくださった奥様です。
「今年一番」の出会いでした。
旦那しか知らぬ顔を抜いてやろうと、次の一枚も描きました。
夫婦の間で、どういう評価になったのか知りません。

タイトルは、「筆がふるえました」です。
山積した問題がいくつもあり、さてどれからかかろうかと考えている。
女と男の違い。
妻は、楽しいことから始めて、「できた」と喜んでいる。
私は、難しいことから始めて、この先の道のりの長いことを悩んでいる。
女は、コミュニケーションに強みを発揮する。
子育て、旦那の愚痴を聞き、PTAの会合で発言する。
近所も友人関係も、一切合切うまくやる。
男は、空間的認識力に優れている。
全体像をつかみ、理想的な空間を意識する。
あんたみたいなこと(理想的なこと)を言ってると、うまくいく話も壊れるわよ。
女たちの井戸端会議を毎日のように聞いている。
黙ってりゃめんこいのにね。
地方言葉をしゃべらなければ、その美貌で生きていけるのにという意味です。
言いたいことをいいながら、傷つけない言葉遣いです。
実に見事です。
ボケ防止のために書いている。
ぼやいて、頭の中を整理して、自分の決意(進行方向)を決める毎日です。
毎日、もやもやと整理と順番が伴わない繰り言が浮かんでくる。
気楽な妻の前で、わざとため息などをつく自分である。
畑にキャベツがいっぱいできてるのに、なんで買ってくるのよ。不満だわ。
ため息なんか一蹴されて、残りの仕事を私がすることになる。
なにかすり替わったなと感じつつ、やれやれ。
洗濯物を干すとき、妻は必要なハンガー分だけ乾いたものをはずす。
私は、すべてのハンガーの乾きものを外す。
朝ごはんができた時、妻の料理のあとは汚れものだらけ。
美味しいものを温かいうちに食べようよ。そうです。
私はというと、料理ができると同時に洗い物も終わっている。
カフェでは、洗い物係である。妻は次から次に料理にかかる、洗い物は後回し。
初めはかさかさだった手も、今ではほどよく油が回る手になった。おかげ様です。
ちっとも腹は立たない。そんなもんだから。
書いていると、気持ちが落ち着いてきて、面白いものを探すようになる。
そして、一ひねり。
大阪の 飴ちゃんもらい またあげる
2019年6月20日
<<投稿後>>
大阪では、おばちゃんがお近づきのしるしとして、お会いした誰彼なしに飴を配る。
バッグの中は、昨日いただいたものから一カ月前のものまで飴だらけである。
そんなありがたい習慣がありながら、大阪の飴の消費量は全国でも下のほうから何番目です。
使いまわしの飴ちゃんは、少しべとべとしています。
そんなことはどうでも良いこと。仲良くなれれば最高よ。
大阪のおばちゃんは、虎の服着て闊歩する。
これだって、庶民の「上のいうことなんか」の心意気なんです。
天晴。