故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

梅雨入り

2019-06-08 15:39:33 | よもやま話

絵のタイトルは、「田植え後」です。
植えたばかりの倒れた苗を起こしたり、植え足しています。


待望の雨が降り始めた。
植えて約一カ月。里芋の芽が出てきた。
種芋を深く植えすぎたのか。
草と一緒に芽を摘んでしまったのか。
南の植物なので、暖かくならないと無理なのか。
里芋の少し前に植えたジャガイモは、すでに茎が伸びて花が咲いています。
来月には、収穫できるでしょう。

いろいろ心配しましたが、里芋がやっと芽を出しました。
芽を出したら、伸びるのが速いこと。一雨ごとにするすると成長します。
今日のテーマは、「梅雨入り」です。

沖縄で出会った雨は、タイと一緒でバケツをひっくり返したようなスコールでした。
雨が降って、夕方に飲み屋に入ると寒かった。
気温が急激に下がり、空調効率が上がったせいかと思った。
50年前、故郷広島で経験した雨は、しとしとといつまでも降ったものです。
島は、水争いで大変でした。雨は、まさに恵みでした。
長雨で、島の幹線道路(海沿いの道)が土砂で埋まったこともありました。
山へ続く道路は、雨が降るごとに川になり、土も流れて車は通行不可能になりました。
信号もない島の交通量は少なくどうってことはなかった。

平均気温が1℃上昇するごとに、稲作適地が60Km北上すると聞きました。
無理な都市開発のつけなのか、雨がスコールに変わったせいか、
雨ごいをしていた瀬戸内の島でも、大量の雨がもたらす土砂崩れが甚大な災害を引き起こした。

この地域の田んぼで、田植え機が苗を積んだまま、3日間放置されていた。
その田んぼの代掻きは不十分で、黒いどろが島のようになっていた。
親せきか近所の人が、代わりに田植えを済ますことはできないのか心配した。
きっと、田んぼの持ち主に体調不良が起こったのだろう。
4日後に、苗は植えられ田植え機は消えていた。
しかし、でこぼこに植えられまた投げ出したように密植されていた。
老人の体調不良を心配しなければならない。

秋田の米どころで、田植え直後の田んぼ道を夜走った。
真っ暗な一本道は、まるで湖面を滑るような感じで怖かった。
カエルの合唱が、車の進路に応じて無音になった。
これも不安をかきたてたのだろう。

2年前、日照りが続いた。灌漑ダムの貯水量が半分以下になった。
飲料水の供給を優先させたため、灌漑用の水は供給ストップとなり、田んぼは干上がった。
池には、水が満々とあったが誰もポンプを出して水を汲み上げようとはしなかった。
兼業農家から見捨てられた田んぼが丘の上に多くみられた。
一カ月もしないうちに、田んぼにひび割れが入った。
それでも、ニュースにはならなかった。
その辺りは畑作奨励地域で、稲作は許可されていない場所だったらしい。
あとでわかった。

日本には、梅雨がある。
この雨を期待していろんな作物を植える。
この時期、苗がひょろひょろと伸びて、夏の日照りでたくましく成長する。
今年も野菜の収穫が楽しみです。

早苗さん はじめ可愛し 生えそろう

2019年6月8日
コメント
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