故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

頼りになる

2015-10-04 05:25:29 | よもやま話
   
かつて載せたことのある絵です。テーマにふさわしいでしょうか。


「頼り」とは、たよること。たのみとする人や物。特に資力。経済力。
と広辞苑に出ていました。
ここで、筆が止まりました。
やはりな。という感じです。
頼りになるとは、資力や経済力を携えていることなんだと、世間の厳しさを感じました。
私には、資力や経済力がないからです。無いものは語れないんじゃないかと恐れているのです。

では、「頼り甲斐」となると、頼りにするだけの価値。頼るに足るだけの実質と出ていました。
やはり、広辞苑の説明です。

今日は、伴侶を選ぶ「言葉」(キーワード)の私なりの理解を綴る最終日(千秋楽)です。

昨日で、現会社を退職しました。私の退職は社内で噂にもなりませんでした。
上司がかん口令を引いていたのも原因です。
多くの若者が去る、いわゆるブラック企業かもしれません。
仲間が退職することに慣れてしまっているのです。仲間と思っていないのかもしれません。
中には、残念だと言ってくれる人もいました。
ちゃんと物を言ってくれる人がいなくなるのが寂しいと。

一からではないにしても、また新しい環境に挑戦することになるのです。

貧乏故に、頼りにしてくれている妻のためにも頑張らなければなりません。
まだ、自立できない家族のためにも、もう少し大黒柱を続けなければなりません。

頼りには、財力が必要なのです。
どれほどの財力があれば、頼りになるのでしょう。
若い時には、想像もできない財力のことです。

私は、私なりの頼り(財力)について書くことにします。

私には、子供がいます。きっと、頼りにしていたことでしょう。
大いに足りませんでしたが、子供が生まれるごとに転職しました。
給料の高いところに流れて行ったのです。
給料とは、施しではありません。給料に見合うだけの仕事を要求されます。
私が営業(活動)をすることで、私の給料の3倍の利益(価値)を
会社にもたらせなければならないと私は考えていました。
そしてあらゆる工夫をしました。知恵を使いました。懸命に働きました。

私の「頼り」とは、自分の財力で何かをするのではなく、
価値を生み出す「頼り」として書きます。

誰かが困っている。行き詰まっている。
価値を生み出す活動が出来ないで悩んでいる。
一緒に落ち込んでいたのでは、頼りにはなりません。
解決策を見つけ、気持ちの持ち直しをしなければなりません。

財力は、最短、最善の解決策にはならないのです。
倒産しかけた銀行に湯水のごとく税金を投入しました。
どれだけの銀行が再生出来たのでしょう。
その税金は、すべて返ってきてはいません。

私は、困った時に助けてくれた友人がたくさんいます。
すべて返し切れてはいません。
最後の最後まで、諦めないで生きてきました。
投げ出せなかったのです。

長屋のご隠居のような人間になれたらと思います。
八つあんや熊さんが困った時に、求められたら知恵を出す。
時には、力も貸すような人間のことです。

若い貴女、頼りにできる彼氏がいますか。
貴女が落ち込んだ時、大丈夫だよと歯を食いしばって助けてくれますか。
あるいは、面白いことを言って気分転換してくれますか。
一緒に落ち込んでいては、頼りにならないのです。

今回も、突きつけられるようなテーマでした。
首の周りがすーっすーっするような薄氷を踏むような自論の展開となりました。

望まない 仕事やり遂げ 独り立ち  

2015年10月4日

(終わり)

こうして、私ではない誰かが考えた15のキーワードについて考察しました。

親友(9月20日投稿)
尽くす
家族を尊重
励ます
特別扱い
良い影響
笑わせる
最優先
理解
欠点を補う
認める
信頼関係
コミュニケーション
謙虚
頼りになる(10月4日最終投稿)


すべてのキーワードは、人間関係を良好に営むための言葉です。
心構えと言っても良いと思います。
このような心掛けを供えている若者は稀有です。
大人だってそうそうはいません。
でも、若者に求めるのは、このような心構えの片鱗が見えれば良いのです。
そして、私達は胆に銘じなければならないのです。

これらのキーワードを15日間追ってきました。
どんどんと読者は減ってきました。
自分の中から湧き出た言葉ではないから、頭でこねくり回した分面白くなかったのです。
いつかこのキーワードをモチーフにした人間ドラマが書けると良いがなと思っています。
テーマは、良好な人間関係の営みです。
人々の知恵と努力をペーソスを交えて仕上げられたらと感じます。
思いつきのような無茶な挑戦に付き合ってくださってありがとうございました。

筆者

コメント
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