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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

信頼関係

2015-10-01 06:37:02 | よもやま話
   おっかなびっくりで描いた絵です。
    
小さな子供は、親を信じる。
子供が大きくなると、親は子供を信じる。
そうありたいものです。

さらに、親が歳をとると、子供は親を信じる。
それぞれの心理は、時と共に変化します。

子どもの虐待、歳をとった親の虐待が事件になります。
ありえないことだから、事件になります。
子供が事件を犯した時、親は子供を信じていたのにと後悔します。

親子だから、信頼関係はあるものと思い込みがちです。
会社でも同じです。
上司と部下の間には、信頼関係があるものと決めつけがちです。
かつて恋愛関係にあった夫婦も同じです。

お互いの利害関係が、違う方向になった(ずれた)時に、信頼関係は過去のものとなります。
置いてけぼりになった方が、裏切られたと思います。

子どもの親を呼ぶ声は、正直でせっぱ詰っています。
どんなこともおいて、危険を冒しても親は現れます。
信頼関係の成立です。

恋人が、ふとした疑念から相手の行動を観察するようになる。
やはりと思われる現象を見てしまう。
信頼関係は、もろくも崩れていくのです。
仮面夫婦を続けるか、いっそ別れてしまおうかと悩み始めます。

さて、問題はこれからです。
あんなにチャーミングだった奥様が、三段腹に
とっても格好よかった旦那様が、太鼓腹に禿げ頭となるのです。
その変化の期間があまりにも短いと、詐欺ではないかと思うようになり嘆きます。

旦那が愛撫をします。
そこは、お腹よ。胸ではないわ。
そこも背中よ。お尻ではないわ。
と奥様は、少しむっとしながら注意をします。
この注意が大事なのです。

結婚前に、両目を開けてみたのに。
結婚後は、勧めに応じて片目をつぶったのに。
今は、もう両目をつむるほどです。
心眼はどこに行ったのでしょう。

信頼関係は、毎日の真剣に向き合う努力でしか築けないのです。
判じ物のような信頼関係は何処にもないのです。
大家族で育った奥様は、二人分の分量が掴めないでいるのです。
美味しいものを食べさせてあげたいと、愛情が溢れているのです。
結婚当初は、旦那さまは義理でも少し丸くならなければなりません。

迷い道に陥ることは、どんな関係でもあります。
二人で話し合って決めることです。
想像した未来と違っても、現実と向き合うことです。
いくらでも是正できます。
そこは、二人とも想像できなかったパラダイスかもしれません。
何しろ向き合うことです。
手に手をとることです。
疲れていても、そのまま眠ってしまっても、手の温かみに奥様は満足するのです。

そうです。
二人の眼に映っているのは、かつてのそして今の素敵な相手です。

2015年10月1日

コメント
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