
いよいよ、あと3題(伴侶選びのキーワード)となりました。
最後まで、書ききります。
コミュニケーションは、私の仕事(プロジェクトエンジニアー)において最も大事なことです。
コミュニケーション(Communication)とは、
社会生活を営む人間の間に行なわれる知覚・感情・思考の伝達。
言語・文字その他視覚・聴覚に訴える各種のものを媒介とする。
と広辞苑に出ていました。
広辞苑を引くのは、出来るだけ公平に言葉の意味を知るためです。
プロジェクト遂行は、目的意識が明確です。
依頼した方も、依頼された方もそれぞれの都合を抱え乍ら、同じ方向をむいています。
依頼する方は、漏れが無いよう風呂敷を大きく広げます。
依頼される方は、自分の得意な分野から駆け出します。
そこで時々ずれることがあります。
設計責任施工と言っても理解するには時間がかかります。
その仕事に置いては、設計から施工まで担当会社が一切の責任を負うことになります。
法律的な官庁申請も含むことになります。
広げられた風呂敷(見積仕様書)の一字一句まで目を通さなければなりません。
今日は、男女関係においてのコミュニケーションについて書いてみます。
歳をとると、「あれ」のオンパレードになります。
人の名前であったり、ものであったり、思い出の一コマであったりします。
「あれ」とは何?と相手が聞き返します。
前後の脈略からおおよその検討をつけながら。
「あれ」を発した方は、状況説明をしながら、「あれ」を思い出そうとします。
相手は、少々面倒くさがりながらお手伝いをします。
ああ、「あれはそれね」となんとなく解決します。
双方、同じイメージとなった瞬間です。
相手とのコミュニケーションは、ラブレターであったり、
楽しい会話であったりします。
始まりは、胸が張り裂けそうな感情であったりします。
伝えきれないうちに、玉砕木っ端みじんのケースも多々あります。
発するうちはまだ救われます。
どうせ解ってくれないだろうなと、言葉を飲み込む瞬間から危うくなるのです。
双方がそれをするようになると、加速されるようにコミュニケーションは不成立となります。
後ろめたさが、言葉を飲み込ませるのか、恥だと思うからそうなるのか。
多くは、「わかってくれないだろうな」です。
相手に関心があると、仕草や表情で何か訴えようとしているなと何となくわかるのです。
昨日と今日は違うのです。何かのサイン(警告)が出ているのです。
これを見逃すのです。あとで振り返れば、あの時からと感じるのです。
もう、後戻り出来ないほど事態は深刻になっているのです。
嘘の上塗りをして来ました。
この頃は、記憶容量がオーバーフローとなりがちで、嘘と本当の境がよく解らなくなりました。
よって、その時々の本当の気持ちを伝えるようにしています。
NHK朝ドラ「まれ」の中で、ふみさんが言われたように
若い時のドロドロの気持ちも歳をとれば笑い話と割り切り、何でも話しています。
家庭でも、会社でも。
コミュニケーションの達人は、相手の話をよく聞きます。
相手に関心があれば、良く伝わります。
先輩は、「奥さんに興味がある」と言い放たれました。趣味はなんですかの問に対して。
長年連れ添った夫婦ですが、元を正せば赤の他人です。
半分も伝わらなくて当然です。
聞こうとすることです。面白いと思うことです。相手の身になることです。
相手には、理解できない感情も、
話しているうちに、話している本人が解決することがあるのです。
あなたは、聞くことで大いに役に立っているのです。
裏山の 雪に耐えかね 竹割れる
2015年10月2日