故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

組み合わせの妙

2015-06-11 02:37:41 | プロジェクトエンジニアー
人には、それぞれの物差しがあります
友人に面白いものがあると教えられて学んだことです。

確か、経営や人材育成のために開発されたプログラムの一つです。
私が創作したものではありません。

私達は勉強して、「お利口」さんのグループを目指します。
世の中に適合するよう教育を受けます。

勉強だけに飽き足らず、さらにオリジナリティー(独創性)があれば、
つまり、「内から湧き出たモノサシ」が高くて、
「世の中のモノサシと適合」していれば、成功者になるのです。

私が注目したのは、「変人」のグループです。
会社内でも受け入れられず、冷や飯食いのグループです。
いわゆる「プータロウ」です。
給料泥棒と称される人たちのことです。
ところが、このグループこそ爆発力があるのです。

「成功者」は、イエスマンである「お利口さん」のグループを
使います。「成功者」の提言を実現する力があり、逆らえません。
会社は、10年は順調に業績を伸ばすでしょう。
オリジナリティー(成功者)があり、実践力(お利口さん)があります。

しかし、落とし穴があります。
成功者は、過去の成功(実績)を追い求めるあまり、
世の中の情勢からおいていかれていることに気付けないのです。
理由は、誰も警鐘を鳴らさないからです。
イエスマンの仕事ではありませんから。
そして、センチュリーカンパニーにはなれないのです。

変人をたくさん抱えられる組織こそ健全です。
次から次にヒット商品を産み続けるのです。
社内が各グループで、バランスよく構成されていると
なおさら強みを発揮します。

変人と言えば、釣りバカ日誌の主人公がそうかもしれません。
寅さんもそうかもしれません。

私は、社内で人材育成の真似事をしておりました。
食品プロジェクトの人材を育成するために始めました。
プログラムを創るために、大いに頭を悩ませました。
ある時は先人の知恵を借り、友人たちと激論を交わしました。
国内に1兆円以上の売り上げを達成している会社は7社です。
七社の国際売り上げを全部足しても、
グローバル企業のネッスルやユニリーバにかないません。

少子高齢化の世の中です。
伸び切って硬直した人材を使うのではなく、
「人財」として育てなければならないのです。
私達の役目だと思っています。

焦土に 永き埋もれて 種育つ 

2015年6月11日
コメント
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