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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

自分にできること

2015-06-22 03:53:58 | よもやま話
  
毎日、工事現場にいます。
私の立場は施主であり、エンジニアリングのまとめ役でもあります。
若い人と一緒にチームを組んでやっています。

今日のテーマは、「自分にできること」です。
何か役にたてないかと、毎日自分ができることを探しています。
結論から言うと、面倒がらずに労を惜しむことなく
自分ができることをやり続けることです。
ほめられることを期待してはならないのです。

私のこの頃は、一番先に現場に行き、鍵を開けて職人を待ちます。
一日の終わりに、最後の見回りをして鍵をかけて帰ります。
体操をし、朝礼が終わるとやることはないのです。

現場には、予期せぬことがたくさん発生します。
図面には表れない配管や配線があったりします。
どこかの業者が工程に遅れたため、工事の段取り替えをしなければなりません。
工事の間違いの修正をします。伝えきれなかった仕様の穴埋めをします。
問題点について、仕事を受注した会社の監督から質問を受けます。
私が話すことは、最終決断です。

上手くいっているときは、工事に関して何もすることはありません。

熱中症対策のために、冷水器に水を補充し塩飴を足します。
それも終わったら掃除です。
監督や職人と話をします。よく冗談を言います。
職人が仕事をしている間は、草取りをします。
外部足場をつけるスペースを作るためです。
外構工事が終わった後に、使用予定の駐車場の草取りです。
近所に接するフェンス周りの草取りであったりします。
先日、近所のお年寄りに、シルバー人材と間違われました。
暑い太陽の元、働いたら熱中症になるよとアドバイスされました。

私にできることは多くありません。
工事の進行を見て、仮設電気を準備するくらいが、唯一工事への参加です。

時々、自分は人の役に立っていないのではないか。
人からあてにされてないのではないか。
人とコミュニケーションが上手くとれていないのじゃないか。
こうしてブログを書いていることも、無駄なあがきではないだろうか。
と自問自答します。年寄りだけでなく若い方もそうじゃないかと思います。

定年後に田舎に帰るのはやめようと思っていました。
大した働きもできないし、子供達は独立し年寄りだけが帰るのは
返って迷惑をかけるのではないかと考えていました。

このところブログの中身に生彩がありません。
突っ込みが不足しています。読者への説明不足が随所にみられます。
独りよがりの文章になっています。これではいけないのです。
一生懸命が伝わらないのです。ユーモアが無いのです。
少々疲れています。一日が一年のような長さです。

歳をとっても農作業を続けておられる年寄りがいます。
植物や動物は待ったがありません。
自分にできることを、休みながら自分のペースで続けておられます。
これが凄いことなのです。
工事が始まった二週間前と疲れ方が違ってきました。
毎日15,000歩以上歩き回っています。
休みの日も体を休めないようになりました。明日動けないからです。
でも休んでいます。まとめて寝ています。

母は血管が切れて、私を認識できなくなりました。
六年間、特別養護老人ホームに行けば会えました。
生きている母に会えることが嬉しかったのです。
生きていることが、母の「自分ができること」だったかもしれないのです。

あれこれ悩む必要はないように思います。
役に立っているか、あてにされているかなんて屁のカッパです。
屁の河童とは、なんとも思わないこと。へっちゃら。
と広辞苑に出ていました。

果物は 痩せた土地ほど 実を付ける

2015年6月22日
コメント
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