少し小生意気な方が面白い。
Not so easy と言え、
Difficultと言うんじゃない。
私はそう思っています。
「難しい」は壁がたくさんあるイメージです。
「そう簡単じゃない」は、仕事を楽しんでいる感があるのです。
これは、私のイメージです。言葉遊びではありません。
人間、壁に当たってもくじけないように頑張れるのは、
どこかに楽しさがなければならないと思うのです。
壁をいくつか越えた人には、感覚的に分かることがあるのです。
何か違うよな。功を焦っているなとか。
まとまろうとしているよな的な感じです。
せっかく良いことを想いついているのに惜しいな。
自分にしかない感覚で発見しているのにな。
それがどんなに素晴らしいことか、認識していないなとか。
感じるのです。
難しい方に舵をとる。
さらにチャレンジする。空っぽになる。
個人の底が見える。限界を感じる。
どうしてそこまでやらないの。お前はそこで止まるのみたいな感覚です。
プロフェッショナルを観ました。
商品開発の話でした。
客のニーズを掘り起こす。
いや、客に新しいジャンル(感覚)を提供する。
これ(新しい、美味しい)だけでは、客は新商品を手に取ってくれない。
これを買いたいと感じてもらうこと。
買ったら、食べてみたら幸せになる。裏切らない信頼感がある。
手にとってもらうキャッチコピーを作り、
お客様が手に取るまでの動機(幸せ感)をくっきりとイメージしてもらう。
アサヒスーパードライを飲んだ時、こんなビールがあるんだ。
チーザを食べた時、ビールと合うんじゃないかな。美味しいじゃん。
古くは、サイダーでありカルピスであり、かっぱえびせん、
そしてチキンラーメンなのです。また飲みたい食べたいと思ったものです。
商品開発は、美味しいものを作る試みです。
世の中にないものを作ることは、簡単ではないのです。
確かにプロフェショナルが言うように、「難しい」は「新しい」なのです。
挫折は当然です。
一生懸命やっていると、限界を感じまた高みが見えるようになり、
都度、挫折感を持ちます。
這い上がってこそ、本物に近づけるのです。挫折は単に過程です。
そこで止まらないためには、自ら限界を設けないことです。
そんな時に、ダメ出しを繰り返す「挫折の先輩」が必要なのです。
ダメ出しにも覚悟がいるのです。前に進もうとしているからダメ出しができるのです。
止まっている人、自ら限界説を唱える人は、
小生意気なやつを潰そうとします。
負けないで欲しいのです。
その人は単に嫉妬しているだけなのです。
かつて小生意気だった人でいくつも壁を突き抜けた人は、分かるのです。
しかしその洗礼は厳しいのです。
小生意気な人に結果を付きつけてやるのも手です。
それくらいのゆとりを持ちたいものです。
見上げるな 飛び込め滝に 何度でも
2015年6月24日