故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

また、勇気をいただく

2015-06-03 05:26:02 | プロジェクトエンジニアー
   
心を込める。

仕事の良しあしは、自分が決めるんではない、
使う人が満足するかどうかで決まる。

清掃の職人、新津春子さんのプロフェッショナルでした。

汚れを落とす新津さんに釣られて、
コンピューターの画面に唾をつけて、拭いていました。
向こうの汚れではなく、コンピューターの画面の汚れでした。
ごめんなさい新津さん。

新津さんは、残留日本人孤児のお父さんと一緒に、
28年前に中国から帰国した。
中国では、「日本人帰れ」と
日本に帰国して通う高校で、「中国人は帰れ」と言われた。

しかし、新津さんは、何が悔しかったと問われた時に、
一生懸命やっても認めてくれない上司(鈴木さん)に、
認めてもらえなかったときのことを熱く語られた。

生まれは、自分のせいじゃない。
仕事は、自分がやることだと思われたんじゃないかと想像しました。

二度目の清掃コンテストで優勝したときに、
報告に行った、鈴木さんに言われたことは、
「お前が優勝するのはわかっていた。」

こんなに素晴らしい褒め言葉はありません。

仕事に心をこめる。
自分の満足のためではなく、お客様の満足のために仕事をする。
そのためには、5Kgの鉄アレイで、毎日身体を鍛えるのでした。
これぞ、プロ魂です。

新津さんのプロフェッショナルとは、
「目標を持って、日々努力をし、
どんな仕事でも、心をこめて仕事をする人」
でした。

心をこめる。

そうすると、仕事が我がことになります。
誇りとなります。
誇りは、何事にも変えられない支えなのです。

新津さんの少し中国なまりが移った日本語になりました。
私は、尊敬する人のすぐ真似をするのです。

新津さんに色気を感じました。
輝いていました。

紺碧の 心のくもり 拭い去る

2015年6月3日
コメント
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