たいぎいけえ(疲れるから)、楽をしよう。
誰も思うことです。
今回の「プロフェッショナル」は、
広島県大崎下島の時計職人の話でした。
二年前に妻と行った島です。
一緒に歩いた街並みです。
そこにこんなすごい人がおられたとは。
昨日は、あるしもた屋の前の草刈りをしました。
18年前、このうちのご主人が、騒音で眠れないとクレームを
出されました。
敷地境界線では、準工業地域での騒音(A騒音)値を
クリアーしていました。
しかし、私達が据え付けたファンの低周波騒音は気になりました。
プロジェクトの依頼主と一緒に謝りに行きました。
ファンの前に防音壁を立てました。
最初のプロジェクトから、18年の間に工場を3回リニューアルしました。
私は、会社を変わっても依頼主の仕事を受け続けることができました。
今回が4回目となります。
私は恩返しをするような気持ちで草刈りをしました。
その方は、出てこられ声をかけてくれました。
最初の会社の名前を告げさせていただきました。
その方の忘れていた記憶がよみがえったようでした。
ご苦労さん。と声をかけてくださいました。
18年前にはなかった言葉でした。
嬉しかった。
このところ引っかかっていたことがありました。
ひとつずつクリアーしていくことに、しんどさ(疲れ)を感じていました。
どうして、こんなに毎日やることが多いのだろうと。
分かってくれなくても良いのです。
自分が分かっていればと思うまで、いつもより時間がかかりました。
今朝は腰が少し痛いのです。
その方は、毎日眠れなかったのです。
最善をつくす。
時計職人の金言でした。
雨音が いつかはうがつ 岩に穴
2015年6月12日