俺は、現場には行かんからな。
と67歳の先輩は言われました。
1か月使ってもらって、駄目だったら正直に言ってくれとも
言われました。
現役のプロジェクトエンジニアーだけでは、
荷が重いと判断し、かつて師匠であった先輩に助けを
求めたのである。
営業の私が、実質プロジェクトマネージャーで始めた。
先輩は、そつなく1か月をこなされました。
続けてお願いします。と言う私も、聞く先輩も笑顔でした。
建築が始まったある日、現場の仮設の階段を
先輩と一緒に昇ることになりました。
先輩の足は止まりました。一段ずつ気合を入れるように
昇られました。多分膝が曲がりにくく、持ち上げる腿の筋肉が
衰えていたのでしょう。
工事が始まって一週間。
私は、すっかり疲れてしまいました。
あちこちに張りを感じます。
万歩計は毎日万歳の表示です。
階段を上ったり下ったりが多い現場です。
現場に行かないわけにもいかず、頑張っています。
設計段階で、たっぷりと揉んだにも関わらず、
次から次に予期せぬことが見つかります。
一つずつ結論をその場で出していきます。
私が回らないわけにはいかないのです。
決めることさえすれば、あとは若い監督がこなします。
実に良くやるなと思います。
設計段階では、叱るように指示したときは、青くなっていたのに。
さすがの30-40代です。信頼の年代です。
よって、疲れすぎないように現場で歩いています。
しかし通い続けなければなりません。
楽しいかも。
今日明日 ゴーヤの弦の 伸びるごと
2015年6月10日