故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

来る者は拒まず、去る者は追わず(Part2)

2015-01-12 08:38:55 | 思い出話
 また、朝が来た

来者勿拒、去者勿追(公羊伝、隠公二年より)

Welcome the coming, speed the parting guest(ホメロス、オデェッセイアより)

若い時は、去る者を未練たらしく追いかけました。
想いを絶つために、わざと意地悪をして嫌われるような姑息なことをしました。

一秒の想いが、一生続くと思ったものです。
何でもありませんでした。縁がなかったのです。
ただ、それだけのことです。
桂米丸師匠が良く使うフレーズです。

''Welcome''がキーワードです。
(意見、機会など)を喜んで受け入れると広辞苑に出ていました。
洋の東西を問わず、歓迎されて嬉しくない人がいましょうや。
何も構えなくて良いのです。

''Speed''が次なるキーワードです。すみやかに帰らせるのです。
人には、事情と訳があるのです。
縁がなかったというより、快く送り出すという意味合いがあるように思います。
こちらも他意はありません。

私達の生活は、「こんにちは赤ちゃん」と生まれてきて、
「さようなら爺」と去っていくのです。
夜が開ける時、今日も無事に朝を迎えられたと感謝するのです。
まだ生きていていいんだよと言ってくれているようです。
人には言えないような馬鹿なことをし、醜い感情に囚われてきました。
それでも、「こんにちは」と迎えてくれる人がいます。

やれることを、やれる時に少しずつ挑戦します。
それには、朝ごはんを作って食べなきゃっと。

2015年1月12日
コメント
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