2019年1月に明らかになったNGT48のメンバー暴行事件は未だに収束せず、実質的にNGT48の活動を停止させ、さらにはAKB48グループ全体に影響を与えることになった。
NHK-BSでのAKB48SHOW、ニッポン放送のAKB48のオールナイトニッポンの終了。
NGTについては地元地公体や企業との連携がほぼゼロになり、活動再開の目途が立っていない状態と聞く。
AKB総監督が3代目の向井地美音に変わり、挽回しようとしていた矢先のタイミング。
既にHKT48の現場プロデューサー・指原莉乃も引退が決まって、HKT48が若い世代からリニューアルしていこうとする時期。
基本、乃木坂オタクである自分が、ファンでもないくせにAKBのことを語るなと言われればそれまでなのだが、逆に坂道も欅坂・日向坂とグループが増加し、同じようなことが坂道グループにも、乃木坂46自体にも可能性が無いとは言い切れない。
だからこそ、気になる。
一部の湯水のように金を使い、アイドルに近づくファン、とプライベートで「つながる」(この意味がいまひとつ理解しがたいが付き合うってことなんだろう)という事態。
そこに一般ファンへの、アイドルとしての仕事をしている人間として矜持(自分の能力を信じて抱く誇り?)をもつように教育されているか、どうか。
自分を含め、多くの社会人は自分の仕事に少なからず、自分なりの誇り、最低限こズルイことはしない、自分なりの正義をもっていると思う。
他人に迷惑をかけず、抜け駆けをしない。
そうした後ろめたさをいだくような行動をしない、という心意気。
売れれば良い、順位が上がれば良いとする雰囲気がNGTの中に充満し、その中で抵抗を続けたのが、山口さん、長谷川さん、菅原さんの3人だったのだろう。
今年の総選挙が中止された今、このタイミングで総選挙のルールを変更ができる。
ファン一人1票のみ、IDチェックでの投票。
メンバーがどれくらい金を集められるかではなく、ファンそれぞれの推しとしての1票。
まあ、こんな素人案よりももっと公正且つ面白いといえる総選挙を企画してほしい。
他にもいろいろやれることってあるような気がするが、それは専門家がいるだろう。
別にコンプライアンスにうるさくなった時代に影響されたわけではない、ファンを裏切らないイベントをやってほしいという願いからだ。
AKB48の勢いが復活すれば、坂道グループが逆転された日が来ても、逆にAKBを手本として希望をもつことができるだろう。
AKBの逆境は、決して対岸の火事ではない。
そういった意味で向井地総監督を応援したくなる自分がいるのであった。