矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

私も英語による医学教育を拡大する予定です!

2013-03-13 23:09:35 | グローバリゼーション関連
今日の新聞で、京都大学が、教養課程の教育の多くを英語で行うことを決めたそうです。

これはぜひ実行して、英語によるディスカッション力を若手が無理なく身につけるようになればと私も賛成です。

母国の言語と文化は不可分であるため、維持しつつ、日本のこれからを担う人材に不可欠の”水や酸素”に近いぐらい重要なツールである英語による
ディスカッションや、人種や背景の違うひとに自分の意見を等身大で伝える力は重要です。プレゼンテーション力は強力なツールです。

私も個人で開始していたTEME Teaching and Learning Medicine in Englishを、継続的に特に学生さんたちに常時提供できるような仕組みをつくりたいと思っています。もちろん研修医の方も含め、英語でのディスカッションは”普通のこと”になるようなインフラ整備をしたいです。

いろいろ公開セミナーやそのほかの方法で試しながら、学習者の位置・ニーズ、グローバル世界から必要と考えられるニーズ、各ステークホルダーのニーズなどのニーズ分析をふまえ、教育フォーマットが作れればと思っています。

自分の限界を知る

2013-03-13 22:52:31 | 日記
最近、大先輩にあたる先生がたとご一緒する機会が多く、いろいろなことを学んでおります。

キャリアを継続すること、一貫した信念と情熱を持って何かに取り組むことの重要性を体感する機会をいただいています。

その道の一流、第一線の人について何かを学ぶ(まねる・まねぶ)ことがその道を極めるもっとも有効な方法のひとつと教えてもらったことがあります。
(Anthony Robbinsというダイアナ妃やテニスのアンドレ・アガシ選手のプライベートコーチでもあった方のセミナーにて)

自分の領域は、臨床感染症と医学教育学(特にworkplace learning 現場での臨床教育を中心にリサーチ予定)になってきています。
診療上では、大好きな一般感染症 general infectious diseasesの分野で、このたび急性胆道炎について深く携わることになりました。

質の高いエビデンスをつくることを目指して活動を開始しています。純粋にClinical Scienceを追究すべくいろいろな分野の先生がたとご一緒に施行する
非常に価値ある取り組みだと思っております。

自身で足りないところが、いろいろな話し合いや相談のなかで、意見を出し合うことで明らかになってきます。またいろいろな分野の専門性を皆で出しあうことで一人で迷い悩んでいた点も、table上にのって、はっきりしてきます。Collaborationの重要性を実感します。

過信しすぎず、おごらず、しかし自身の過小評価や悲観的になりすぎず、等身大で大きな課題に取り組む姿勢を持ちたいと思います。

人生の幅といいましょうか、含蓄を、幅広い方々との交流のなかで、コミュニケーション力も含め学んでおります。

追伸:本日、お食事会がありました。主催関係者・スタッフの女性以外で私が唯一の女性だったようです。。。。
赤色のジャケットを着ていたので、文字通りの「紅一点」となってしまいました!