矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

盛りだくさんの週末でした。

2010-11-14 22:55:49 | 感染症関連
土曜日は、3つの予定がありとても盛りだくさんでした。

ここ数日は近所も紅葉の季節にもなっていました。




午前中に、日本国際保健学会の学生部会などが中心で開催されていたアフガニスタンの保健問題などに関するワークショップに参加しました。アフガニスタンから来日されている医師・医学部教官の方と日本の学生さんたちの交流をかねた会で、とても有意義でした。

私も、国際保健には20代のころから興味があり自分がもっとも好きな分野であること、
また現地の生の声は自分の感性でしか得られないため、参加することにしていました。

さらにこの会では、病院見学にお越しいただいたことがきっかけのご縁で知り合いになったとても優秀な学生さんが司会を努めるということもあり、参加しました。

アフガニスタンの医師のプレゼンテーションは、とても迫力があり、自国をなんとかしたいという情熱が伝わってくるすばらしいものでした。私はプレゼンテーションをした医師と同じグループで、しかも隣に座っていたいう偶然もありました。当初とても物静かだった彼が、一旦、プレゼンテーションを始めると、本当に情熱的に訴えかけていた姿が印象的で、感動的でした。「心を伝える」ということが、文化や宗教、人種を超えて、可能であることを改めて感じました。


その感動を胸に、今度は、午後、若手研修医の方のセミナーにお伺いしました。
遠方からもお集まりと聞いていましたが、50名弱ぐらいの若手医師の方がたと2時間のセッションをさせていただきました。30分ぐらいのレクチャと2例ケーススタディで
実践するという内容にしていました。ホワイトボードを各グループごとにご用意いただいたおかげで、グループでの発表がとてもわかりやすかったです。このやり方を次回、別のところでも応用したいと思いました。








最後は、母校岡山大学の同窓会で鶴翔会(かくしょうかい)の関東支部会に参加しました。毎年11月の土曜日に開催されるこの会は、2回目です。大先輩も多く参加されており、有意義な交流会です。毎年、都内の原宿駅近くの水交会というところで開催されています。







今年、はじめてご挨拶させていただいたのが、心臓病センターを立ち上げられた先生
(順天堂大学名誉教授)。父が地元の病院でもお世話になっておりその旨を申しました。
東京と岡山の往復を週に2回もされている、とのこと。本当にご多忙ですが、精力的なお仕事ぶりに深い感銘を受けました。

また今回は、ご講演として順天堂大学の学長先生が、日本の西洋医学史を概観してくださり、これも大変、勉強になりました。オランダのシーボルトから始まり、日本の医学がどのように発展してきたのか、改めて振り返る貴重な機会でした。

その後、今回は若手の方の参加もあり、平成の卒業生は前回、私を含め3名ぐらいでしたが、今回は卒業後3-4年目の先生のいらっしゃり、とても新鮮でした。

感銘を受けましたのは、医学部3年生のときの基礎研究配属で、リサーチに興味を持ち、現在、リサーチをしっかりする道を選択した若手の先生がいらしたことです。早い時期、若いときの経験がいかにその後の人生にインパクトがあるのかを、改めて感じました。

その後、家族と合流。私の家族も新しい仕事に取り組んでおり多忙ですが、やりがいがあり、楽しそうでした。

今日は、英語のレッスンへ。1時間弱のレッスンですが、新鮮で、いままでわかっていなかった点、意識していなかった点を確認できてよかったです。やはりなんでも経験と繰り返しですね。。。

先週は、数ヶ月ぶりに車を運転せねばならず緊張しましたが、なんとか無事に終えて一安心しました。慣れない車で、しかも車体感覚がいまいちわからない車だと車庫入れができにくくて、一苦労でした。

今週も、体調に気をつけて、アカデミックな仕事に取り組みたいです。