最近のニュースで、日本が、中国やロシアから牽制される自体が相次いでいます。
TPPという環太平洋自由貿易協定にも、参加するのか、しないのか、もめている、、と。
工業製品の輸出と、農産物の輸入では、政策が180度反対で、どう対応すべきでしょうか。
農業政策を抜本から、考え直すチャンスなのではないか、と直感的に感じています。
食料を自給することは、先進国として「必要不可欠なサバイバル能力」と思います。
しかし、そうこうしているうちに、韓国や中国に追い越され、抜かれています。
今年は、仕事上、ヨーロッパ、アジア、北米と、世界のいろいろな大陸を訪れました。訪問先は、ホテルと大学と学会会場などがメインでしたが、それでも、世界のなかの Japan as No.1. というのはかなり崩れていることを実感しました。
ヨーロッパの空港(London, Glasgow, Amsterdam)では、テレビモニターは、すべてSamsung. ホテルのTVもSamsung.
タイ・バンコクの空港の目覚ましい発展に驚愕し、ここはどこだろう、という印象を持ちました。成田よりもはるかに立派で広く、高級品の店が並び、”世界有数の空港ショッピングモール”として貫禄を見せている印象がありました。
タイの大学構内で、Wirelessネットワークが完備し、非常に活発でacademicなカリキュラムを提供している状況に感動するぐらいでした。
カナダは当然ながら、「住みやすい、人にやさしい」制度が完備していますよね。街中、完全に禁煙。レストラン・パブも禁煙。
カナダバンクーバーの一流ホテルでも、TVは、韓国製のLG社のものでした。
学会会場でも、まだ少数派でしたが、iPADを持ち歩きインターネットでスケジュールを確認したり、という光景が「ふつう」になっていました。完全にpaperless. IDSAでは、abstractの冊子はなく、PDFファイルをUSBで配布。太い冊子を持ち帰らなくてよいので楽です。
おりしも、最近、日本の低迷を察知しているのか、隣国に「意思決定の遅さ、不明瞭感」をつかれたような出来事が連発しました。私はとても懸念感を抱いています。
日本が、意志表明を明確にしなければ、世界から無視されほうっておかれるか、世界は日本を踏み台にしてくる、という心配です。
日本の若者が、国外の大学、大学院へ留学する機会が減っていると報道されています。これは翻って、
「国際的な観点から、外国人に対して、どのような言動、態度、行動で対応すべきか」を判断・実行できる人材が減るか、欠如することを意味しています。
国際交渉の舞台では、英語を中心とした表現が基準になりますので、英語での戦略的な言い回し、行動は、現地で現地人と対等に渡り合った経験がなければ、なかなか身につけることはできません。
また、国際舞台での「意志決定者」が、30-40歳代であることも注目に値します。
以前、友人からスエーデンの環境政策のとても大きな意志決定者として、29歳の人が登用されていたことを教えてもらったこともあります。
米国、ロシアの大統領は40歳代です。また、大企業のCEOも欧米では40歳代はふつうですよね。
米国の大学のprofessorは、医学部に関して言えば、一般に、通常40歳代でprofessorになれなければ、
大学からは去っている状況です。
(22歳大学、26歳医学部、研修が5-7年としても、33歳ぐらいでassistant professor.
その後、6-7年で昇進するか、辞職するか、Up or Outの選別がありますので、10-14年目にはprofessorになります。40歳代ですね。
政治の場でも、経済でも、金融でも、大学でも、そのときの”勢いがあり、旬である人材”をタイムリーに登用し
組織・思考イノベーションを行っている国が、やはりこのグローバル時代を生き残るのではないか、というのが
この1年での私のかぎられた観察を基にした結論です。
だからこそ、私は若手の方がたに、がんばってほしいなあ、と思っています。
それに関連して、若手医師の応援のためのプライベートな会を立ち上げました。
日本の底力を、いまこそ、みんなで発揮しませんか! と感じています。
TPPという環太平洋自由貿易協定にも、参加するのか、しないのか、もめている、、と。
工業製品の輸出と、農産物の輸入では、政策が180度反対で、どう対応すべきでしょうか。
農業政策を抜本から、考え直すチャンスなのではないか、と直感的に感じています。
食料を自給することは、先進国として「必要不可欠なサバイバル能力」と思います。
しかし、そうこうしているうちに、韓国や中国に追い越され、抜かれています。
今年は、仕事上、ヨーロッパ、アジア、北米と、世界のいろいろな大陸を訪れました。訪問先は、ホテルと大学と学会会場などがメインでしたが、それでも、世界のなかの Japan as No.1. というのはかなり崩れていることを実感しました。
ヨーロッパの空港(London, Glasgow, Amsterdam)では、テレビモニターは、すべてSamsung. ホテルのTVもSamsung.
タイ・バンコクの空港の目覚ましい発展に驚愕し、ここはどこだろう、という印象を持ちました。成田よりもはるかに立派で広く、高級品の店が並び、”世界有数の空港ショッピングモール”として貫禄を見せている印象がありました。
タイの大学構内で、Wirelessネットワークが完備し、非常に活発でacademicなカリキュラムを提供している状況に感動するぐらいでした。
カナダは当然ながら、「住みやすい、人にやさしい」制度が完備していますよね。街中、完全に禁煙。レストラン・パブも禁煙。
カナダバンクーバーの一流ホテルでも、TVは、韓国製のLG社のものでした。
学会会場でも、まだ少数派でしたが、iPADを持ち歩きインターネットでスケジュールを確認したり、という光景が「ふつう」になっていました。完全にpaperless. IDSAでは、abstractの冊子はなく、PDFファイルをUSBで配布。太い冊子を持ち帰らなくてよいので楽です。
おりしも、最近、日本の低迷を察知しているのか、隣国に「意思決定の遅さ、不明瞭感」をつかれたような出来事が連発しました。私はとても懸念感を抱いています。
日本が、意志表明を明確にしなければ、世界から無視されほうっておかれるか、世界は日本を踏み台にしてくる、という心配です。
日本の若者が、国外の大学、大学院へ留学する機会が減っていると報道されています。これは翻って、
「国際的な観点から、外国人に対して、どのような言動、態度、行動で対応すべきか」を判断・実行できる人材が減るか、欠如することを意味しています。
国際交渉の舞台では、英語を中心とした表現が基準になりますので、英語での戦略的な言い回し、行動は、現地で現地人と対等に渡り合った経験がなければ、なかなか身につけることはできません。
また、国際舞台での「意志決定者」が、30-40歳代であることも注目に値します。
以前、友人からスエーデンの環境政策のとても大きな意志決定者として、29歳の人が登用されていたことを教えてもらったこともあります。
米国、ロシアの大統領は40歳代です。また、大企業のCEOも欧米では40歳代はふつうですよね。
米国の大学のprofessorは、医学部に関して言えば、一般に、通常40歳代でprofessorになれなければ、
大学からは去っている状況です。
(22歳大学、26歳医学部、研修が5-7年としても、33歳ぐらいでassistant professor.
その後、6-7年で昇進するか、辞職するか、Up or Outの選別がありますので、10-14年目にはprofessorになります。40歳代ですね。
政治の場でも、経済でも、金融でも、大学でも、そのときの”勢いがあり、旬である人材”をタイムリーに登用し
組織・思考イノベーションを行っている国が、やはりこのグローバル時代を生き残るのではないか、というのが
この1年での私のかぎられた観察を基にした結論です。
だからこそ、私は若手の方がたに、がんばってほしいなあ、と思っています。
それに関連して、若手医師の応援のためのプライベートな会を立ち上げました。
日本の底力を、いまこそ、みんなで発揮しませんか! と感じています。