オランダのUniversity of Maastrichtの”learning and teaching ”というUnit の勉強をしています。
教育者としての自分のteaching styleを振り返りつつ、学習者としていまの自分の学び方、小学校高学年から中学高校、大学、と”詰め込み教育”を受けてきた自分の学習スタイル、またUSMLEに始まり、内科系専門医試験などの米国での資格試験の受験経験、在米中の診療に関連した自己学習の仕方、など、さまざなまことを思い出しながら、
”Learning" とは、
”teaching" とは、
について学んでいます。
もっと学習するとはどういうことか知っていれば、あんなに短期間に詰め込みながら
USMLEの勉強しなかったのになあ、と思ったり。しかし当時は試験に合格しないといけなかった事情もあり、正常生理学、病態生理学の深い理解がまったくなされていなかったことをいまになって明確に認識し、とても残念に思います。それはいまでも、自分の臨床能力に如実に反映しているので、なんとかもっと実力をつけたいという気持ちになります。
そんなことを想起しながら、医学教育学の勉強をしています。
手探りの自習なので、どこまで勉強すべきか、課題をこなすだけでは意味がないと思いながら、ああ、もともと何が目的でこのコースを取ったのか、など振り返っています。
こうした”振り返り”は、さっき読んだ、learning functionのうちの、
”self-regulation”ということか、と思いながら、自分を相対化していったりきたりしています。
話はそれますが、
課題をこなすために読まなければならない文献が多く、集中力が切れるとinternet surfing してしまいますが、そのなかで見つけた心電図の解説でとてもおもしろいものがあったのでご紹介です。
医学書院の医学界新聞で、学生・レジデント版で慶應大学循環器内科の香坂俊先生が
連載されています。
香坂俊先生は、チーフレジデント、チーフフェローにも選ばれ米国内でも模範的かつ超優秀な臨床医としてご活躍された後帰国されました。何度かセミナーなどでご一緒したことがありますが、本当に優秀な方で感銘を受けています。
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02878_09#a
すでに5回連載済みですが、循環器内科はかなり不得意の私にも、とても興味深く書かれており、感動しました!
その上記の正常生理学、病態生理学で、心臓のところは、物理化学の理解が不可欠で、そういう分野は私はどちらかというと苦手です。心電図も、在米中レジデントのときに、ベクトルの考え方で読み方を本で勉強し、少しましになりましたが、全般的に、いまでは心電図は読み方をすでに忘れてしまっています。
そのような”苦手”意識を持っている私が、”心電図がおもしろい!”と思い、一般内科の実力維持のためもう少し勉強してみたい、と思ってしまったぐらい魅力的な文章で心電図が説明されています。
物語風なので読みやすいです。
生理学のバイブルのGuytonで、心臓の正常生理を復習したいです。
このような気持ちになるのは、”Exposure" の仕方(新しい分野への触れ方)によるなあ、と改めて思います。
学習理論からすると、”Exposure" によって”Motivation" に大きな影響があるということかなあ、と習い始めたことをあてはめてみています。
教育者としての自分のteaching styleを振り返りつつ、学習者としていまの自分の学び方、小学校高学年から中学高校、大学、と”詰め込み教育”を受けてきた自分の学習スタイル、またUSMLEに始まり、内科系専門医試験などの米国での資格試験の受験経験、在米中の診療に関連した自己学習の仕方、など、さまざなまことを思い出しながら、
”Learning" とは、
”teaching" とは、
について学んでいます。
もっと学習するとはどういうことか知っていれば、あんなに短期間に詰め込みながら
USMLEの勉強しなかったのになあ、と思ったり。しかし当時は試験に合格しないといけなかった事情もあり、正常生理学、病態生理学の深い理解がまったくなされていなかったことをいまになって明確に認識し、とても残念に思います。それはいまでも、自分の臨床能力に如実に反映しているので、なんとかもっと実力をつけたいという気持ちになります。
そんなことを想起しながら、医学教育学の勉強をしています。
手探りの自習なので、どこまで勉強すべきか、課題をこなすだけでは意味がないと思いながら、ああ、もともと何が目的でこのコースを取ったのか、など振り返っています。
こうした”振り返り”は、さっき読んだ、learning functionのうちの、
”self-regulation”ということか、と思いながら、自分を相対化していったりきたりしています。
話はそれますが、
課題をこなすために読まなければならない文献が多く、集中力が切れるとinternet surfing してしまいますが、そのなかで見つけた心電図の解説でとてもおもしろいものがあったのでご紹介です。
医学書院の医学界新聞で、学生・レジデント版で慶應大学循環器内科の香坂俊先生が
連載されています。
香坂俊先生は、チーフレジデント、チーフフェローにも選ばれ米国内でも模範的かつ超優秀な臨床医としてご活躍された後帰国されました。何度かセミナーなどでご一緒したことがありますが、本当に優秀な方で感銘を受けています。
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02878_09#a
すでに5回連載済みですが、循環器内科はかなり不得意の私にも、とても興味深く書かれており、感動しました!
その上記の正常生理学、病態生理学で、心臓のところは、物理化学の理解が不可欠で、そういう分野は私はどちらかというと苦手です。心電図も、在米中レジデントのときに、ベクトルの考え方で読み方を本で勉強し、少しましになりましたが、全般的に、いまでは心電図は読み方をすでに忘れてしまっています。
そのような”苦手”意識を持っている私が、”心電図がおもしろい!”と思い、一般内科の実力維持のためもう少し勉強してみたい、と思ってしまったぐらい魅力的な文章で心電図が説明されています。
物語風なので読みやすいです。
生理学のバイブルのGuytonで、心臓の正常生理を復習したいです。
このような気持ちになるのは、”Exposure" の仕方(新しい分野への触れ方)によるなあ、と改めて思います。
学習理論からすると、”Exposure" によって”Motivation" に大きな影響があるということかなあ、と習い始めたことをあてはめてみています。