OZ.

Opened Zipper

Truvativチェーンガイド装着

2010-08-13 00:00:01 | 折りたたみ自転車(MFWS-206F)
(2010年5月上旬)
フロントシングル化後、チェーンが脱落しまくって困っていた問題への解決策ってことで、サイクリーで中古チェーンガイドを注文していました。
連休中に注文していたので、発送・配達が遅くなり、届いたのは連休明け。

梱包を開いて、早速確認します…うんうん、写真の通りだな。
ブツは結構旧型のTruvativの48T対応チェーンガイド。
写真では気付かなかったキズが…なんてことは全く無く、予想通りの傷みレベルなので安心します。
ガイドの輪の軸となる雌ネジのアーレンキー穴の内側が錆びてたのが気になる程度かな、まぁ錆落としすれば良いだけだし。

装着する前に一旦クリーニングすることにして、一式持ち出してベランダで作業します。
各部のネジを緩めてバラし、オーバーホールクリーナーを使って汚れを落とし、ウェスで拭き取ります。
ガイドの輪の内側に固着した油カスがありましたが、ウェスをねじ込んで擦ったり、古歯ブラシで掻き出したりして綺麗にしておきました。
錆の部分は錆落としを使って擦り落します…錆は完璧には落ちないけど、まぁこんなもんかなと納得したところで、錆止めを塗っておきます。

クリーニングが終わったので、ハイユニ号に装着してみます。
クランク、BBを外して、チェーンガイド本体の穴にBBを通して、BBシェルに共締めします。
共締め…コレって、チェーンガイドの厚み分だけ、確実にBB位置が右にズレるんだよなぁ。
厚みは1mm程度だけど、その分だけBB軸もズレるってことは、クランク位置もズレて、ペダル位置もズレる訳で。
どーなんだろう、1mmなんて誤差の範囲なんだろうか。
これは装着後に乗ってみないと分からないな。
ステム(ハンドルバー)がほんのちょっとズレてても分かるんで、人間って結構正確だからなぁ…でもペダル位置が1mm右にズレただけなら気付かないかな?
装着後に自分の身体の正確さを試してみたいと思います。

BB共締めを仮留めしてから、ガイドローラーの位置を調整するため、チェーンリング付きの状態のクランクをBB軸に仮留めして当てがいます。
ガイドローラーの位置をチェックしますが、チェーンリングとラインが全然合って無い…ダメじゃん。
ガイドローラーは左右に可動範囲がありますが、最大限に外に振ってもチェーンリングと一直線になりません。
これでは役に立たないぞ…と思いましたが、これはガイドローラーの支柱になってる板の装着位置がおかしいんだろう。
ガイドローラー支柱板がチェーンガイド本体の内側に接して固定されていたので、これを外側に移設して固定してみると、ガイドローラーがチェーンリングとジャストの位置になりました。
チェーンガイドの前のオーナーはどうやってたんだろう…もしくは売却時に外して分解清掃後、組み立てたときに間違ったとか?

とりあえずガイドローラーの左右方向の位置合わせはOK…と思ったら、ガイド支柱版の固定ボルトヘッド部にクランクのインナーギア用のボルト穴が干渉します。
干渉っつーか、ブチ当ってて全然回りません…ダメじゃん2。
うーん、とまた悩みますが、インナーギアはもう使うことは無いので、このインナーギア用のボルト穴が突き出した部分を削れば良いんだろう。
何だか自分のカスタムって、フレームやらパーツやらをゴリゴリ削る作業が多いなぁ…やっぱグラインダーとか買うべきなんだろうけど、それはまたいずれ考えよう。
干渉しているのは2mm程度なので鉄ヤスリで削ろうかと思いましたが、じっくり観察するとボルト穴部分は根元近くまで削っても全然問題無いと判明したので、金ノコで切り落とすことにします。

このボルト穴はクランクの強度には何も寄与していないので、もうインナーギアは使わないしシングル化した現在、完全に無用の長物なのでした。
遠慮なく金ノコでガリガリと切り落とします…2箇所まとめてガリガリガリガリ…4アームですが、2箇所を切り落とすのに20分くらいかかり、結局小一時間かけて切除しました。
仕上げに鉄ヤスリで気持ち滑らかにして…あんまり滑らかになってないけど、誰も困らないから放置して…これでOKだろう。

不要なボルト穴切除後にまたクランクを仮留めして確認しますが、ガイド支柱版ボルトとの干渉はなくなりました、OK。
この状態でチェーンを懸けて動作を確認してみます。

最初はガイドローラーの位置が中寄り過ぎて、上下でチェーンラインを曲げてしまっている状態でした。
そんなにチェーンを抑える必要はなくて、シフト時に暴れたチェーンを抑え込んで、脱落さえ防いでくれれば良いので、通常時はチェーンに触れない高さに調整します。
チェーンがガイドローラーの溝の内側を通るけど、ガイドローラーの軸には当たらない程度。
リア側を1~8速にシフトして、どのギアでも問題無いことを確認します。

そういえばもうすぐ9速化するんだよなぁ、既に9速化用のパーツ・工具も全部揃ってるし。
現在のスプロケは8速11T~30Tですが、9速化後は11T~34Tになるので、9速化したらまたこの調整が必要だなぁ。
いっそ9速化もやっちまうかと一瞬思いましたが、まだ冬の大工事後の状態を堪能しきっていないので、我慢です。
少しずつ、少しずつ、改造しては乗り心地の変化を味わう、という楽しみ方でやってきているので、あまり一度に換えたくないのでした。
一度にやってしまった方が作業が一度で済むので手間がかからないんだけど、自分は必要があって改造してる訳じゃなく、改造するその手間を楽しんでいるので、まぁ良いか。

位置合わせが終わったので、仮留めしていた各部をキッチリ固定します。
BB、チェーンガイド、クランクをそれぞれ固定し、チェーンを通し直して作業完了。
と思ったらガイドローラーの左右位置がチェーンリングと合っていません…あれ? 合わせたハズなのに?

実は仮留め状態で合わせたため、クランクをフィキシングボルドで締めこんだ状態ではまたズレてしまうのでした。
ってことはガイドローラー支柱板の取り付けは、最初の通り内側で合ってたんじゃん、何やってんだろう俺。

確認の甘さを反省しつつ、またガイドローラー支柱板の位置を戻して固定し直し、チェーンを通して、今度こそやっと作業完了。

これでチェーンガイドが装着できた訳ですが、ちゃんとチェーン脱落防止として機能するかは後日の試乗時に確認します。