三十一番札所、長命寺の石段を下りて、
次に向かったのは、三十二番札所、繖山(きぬがささん)観音正寺。
・・・・この日は、石段パーティー
こちら、しっかりと表参道を歩くなら、
石段1,200段を制覇しないと、参れません。
ただし、こちらも、ショートカットできる林道があり、
表参道山上駐車場まで、一気に登ります。
でも、ほっとしちゃぁいけない。
駐車場から、まだ440段の石段に挑まなければなりません。
登りだしは、まだ、整った段だったのが、
徐々に、一段一段が高くなってたり、手すりが途切れたり・・・
石段をのぼる。っていうより、山登りしてるっていう方がぴったりかも。
登りきったところには。
山門(仁王門)ではなくって、仁王像。
左には。
右には。
そして、奥へと進んでいくと、
あぁ、あれ、本堂やって、本堂、本堂・・・え
って、本堂の右手、山の斜面に、何でこんなことになったんっていう、
えらい数の石積み(岩積み?)。
池には、綺麗な蓮の花
あちらこちらに観音様。
この観音様の足元からの水は、湧水なのだそう。
どうやって積んだのか、分からない・・・。
山崩れ防止の石積みなのだそうだけど。
1,200段のゴツゴツ石段も、誰が、どないやって運んだんか。
考えるのは止そう。
あちらにいらっしゃっるのは、縁結びのお地蔵様。
悪縁を断ち、良縁を結んで頂けるお地蔵様。
縁切りや人生における人との良縁、
男女だけでなくて、商売の良縁もね。授けてくれるそうな。
松ぼっくりの鶴が可愛い。
・・・って、本題にいかなくては。
標高432.9mの繖山、別名観音寺山。
貴人にさしかざす衣蓋(きぬがさ)のように、ふんわりとした美しい山容から名付けられたそうな。
聖徳太子がこの地に来臨された時、紫雲たなびく山を見て、
『これぞ霊山なり』と思し召し、自ら千手観音像を刻んで建立したのが、このお寺の縁起。
本堂は、平成5年5月22日に全焼。
秘仏であった重要文化財の本尊、千手千眼観音立像はじめ、仏像9体も焼失。
そして聖徳太子に願を訴えた伝説の人魚のミイラも同時に焼失・・・は、悲し過ぎ。
インド政府から特別の許可を受けて輸入された白檀造りの
千手千眼観世音菩薩坐像が、現在のご本尊。
平成16年5月22日、本堂と共に、開眼法要。
白檀の和紙散華がありました。
とっても素敵なのですが・・・・・。
ここまで、ご朱印帳1冊で廻ってきたので・・・・。
普通に、いただきました。
厳かに・・・ご朱印を戴いてるその横、
仕切りの向こうで、明らかに、ダイナミックにお昼御飯中の音が聞こえる。
笑いを堪えて堪えて・・・・・・・・・冷や汗が
この後、再び石段440段。くだり。
段が不揃い、かなり高い段も多し。
途中、手すりが途切れる。
もぉ、途中で休憩・・・とか思っても、
見たこと無いよな昆虫類とか、
その数分間で3匹別のん見たん初めてやわのトカゲとか、むっちゃおるし。
立ち止まる事も出来ず。
駐車場までノンストップで頑張ったけど・・・・小刻みに膝がガクガク震えたさ。
繖山 観音正寺
http://www.kannon.or.jp/index.html
滋賀県近江八幡市安土町石寺2番地
TEL 0748-46-2549
拝観時間 8:00~17:00