◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

間(ま)がおかしい。

2007-09-25 20:12:52 | 言葉についてあれこれ
                  ブロッコリー熊、く・・・ま?
 私はスポーツ全般に対する関心が薄く、野球選手の名前もあまり知りません。それでも、古田監督が選手も兼ねているとか、野村監督の奥さんがサッチーであるとか、このくらいは知っています。でも、古田監督と野村監督の関係、どういうかかわりがあるのかということまでは知りませんから、「かつての教え子、、古田監督の退任を聞いた野村監督は」と聞こえたとき、「へー、野村監督って古田監督の教え子だったのか」と思いました。ん? ん? ん? 野村監督って若い人だっけ? もっと年配では? 奥さんがあのサッチーだしぃ。
 つまり、「かつての教え子、、古田監督の退任を聞いた野村監督は」なので、「かつての教え子」が「野村監督」にかかっているように聞こえたのです。正しくは「かつての教え子、古田監督の退任を聞いた野村監督は」です。分かりましたか? 「、」が1個多いのは私のミスではありませんよ、それだけ余計な間(ま)があったのです。これが、音声ではなく文章なら、「かつての教え子である古田監督の退任を聞いた野村監督は」と書くところです。
 9月12日にも書きましたが、「最新の、金属を使用しない○○法は」と言えないのなら、「金属を使用しない最新の○○法は」と言えばいいわけで、誤解を招かないように話すことができないのなら、間(ま)の長さで意味が変わってしまうような言い方をしなければいいのです。この例も、「かつての教え子である古田監督の退任を聞いた野村監督は」と言えばいいのです。え? 長くて息が続かないって? もう知らんっ!!!
コメント
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