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銀座のママが、トランプさんを見たらどう思うのだろう?

2016-10-10 21:58:46 | 徒然

米国共和党候補のトランプ氏の、暴言・放言がトランプ氏自身の首を絞め始めているようだ。
共和党の重鎮と言われる人たちが、こぞって「反トランプ」を表明し、その勢いは止まらない。
この流れが出始めたのは、トランプ氏がミスコンテストの優勝者を罵倒するような言葉を言った頃から始まった。
その後も、女性蔑視をするような発言の映像がワシントンポストが公開したりして、女性票が離れていった。
米国の大統領選は、投票するための登録制となっているとはいえ、トランプ氏のような男性ばかりが登録をしているわけではない。
投票をする半分は女性だと考えれば、「トランプ氏では戦えない」と思うのは当然だろう。

もう一つ、共和党幹部がトランプ氏支持を取りやめる理由があるとすれば、政治手腕とか政治家としての経験不足というよりも、「大統領としての品性・品格」ということを問題とし始めたからだろう。
「そんなこと、最初から分かっていたはずなのに、なぜ今更?」という気はするのだが、やはり白人でブルーカラー層からの圧倒的な支持や白人至上主義的な思考の人たちの人気は無視できるものではなかったのだろう。
だが、「大統領候補」となったとき、改めて「大統領としてどうなのか?」という、疑問が共和党内に起き始めたのではないだろうか。
なぜなら「共和党候補」として、トランプ氏は大統領選を戦うのであれば、トランプ氏の発言や行動は「共和党」のイメージとなるからだ。
保守的と言われている共和党であっても、女性蔑視の発言を繰り返しながら放送コードに引っかかるような発言は、まったく別問題と考えるのは当然だろうし、「共和党」全体がそのような政党である、と思われること自体問題だろう。

そのようなトランプ氏を「男性を見るプロ」ともいえる女性から見ると、どのように見えるのだろう?と、朝日新聞のWEBサイトに掲載されているコラムを読んで気になった。
朝日新聞:本当の”粋人”は誰にも謙虚で丁寧な応対ができる
「男性を見るプロ」ともいえる銀座のクラブのママだからこそ、説得力があるコラムだと思うのだが「客と店側」という関係だけではなく、おそらくどのような関係であっても、同じなのでは?という、気がしている。
もちろん、男性・女性問わずだ。

トランプ氏を見て、”粋人”とは思わないだうし、いくらお金があっても客として迎えたくはないのでは?という、気がした。