Yahooのトピックスに、「ポケモンGO」をしながら運転をし、死傷させたとして実刑が言い渡された、というニュースが取り上げられていた。
何でもこの交通事故は、「ポケモンGOでの国内初の死傷事故」だったらしいのだが、その後も同様の「ポケモンGOながら運転」による事故があったと記憶している。
毎日新聞:ポケモンGO運転中にゲーム 国内初の死亡事故
既にネット上では、「ポケモンGO」が悪いのではなく、スマホを操作しながら運転をするコトが悪い、という内容のコメントがいくつも上がっている。
確かに「ポケモンGO」というスマホゲームそのものは、「運転をしがら操作する」ことを想定しているのではなく、「歩いてポケモンGOを探す」ことを考えて創られたゲームだ。
これまでも「自転車を含む車両を運転しながらのポケモンGOは、止めてください」などの、注意喚起はされてきたのだから、「ポケモンGO」というスマホゲームが悪いわけではない。
にもかかわらず、四六時中「ポケモンGO」をしたくて、スマホを操作してしまう・・・というのは、それくらい「ポケモンGO」が、魅力的なゲームということなのだろう。
そもそも「スマホを操作しながらの運転」そのものが、禁止されている(と思っているのだが)にも拘わらず、「スマホながら運転」をする人が、後を絶たないことのほうが問題なのだと思う。
以前、拙ブログで紹介をしたコトがあるが、auがトヨタ自動車とコメダ珈琲が一緒になって、ちょっと変わった「プロジェクト」を実施していた。
au:ながらスマホ運転を止めてハッピーなドライブを
対象が、「愛知県内限定」の理由は、交通死亡事故13年ワースト1が愛知県だからだ。
このプロジェクトの期間そのものは9月20日から始まり、データ蓄積期間が10月6日まで(コメダ珈琲店での引き換え期間は今日まで)と、短い期間であったために、どれほどの効果があったのかはまだ不明なのだが、もし結果が良好であれば、ぜひauだけではなく、すべての通信会社+自動車メーカー+全国展開をしている飲食店等、業界団体の枠を超えた「プロジェクト」として、展開をする必要があると考えるのだ。
個人的には、自動車運転だけではなく、自転車も含めてほしい、と思っている。
この「プロジェクト」は、いわゆる「ご褒美型」のキャンペーンなので、費用そのものが随分かかってしまうのだが、スマホそのものにこのようなソフトを入れてしまう、ということはできないのだろうか?
いくら無料のソフトと言っても、ダウンロードをする、というのは手間だろうし、利用者がダウンロードをしたくない、と思えばそのソフトはあっても使われない、ということになる。
スマホのある生活が当たり前になり始めたことで、ユーザー側の使い方に問題があっても、スマホ側が何等かの策を取らないと、スマホが悪者になってしまうような気がするのだ。