昨日、日本振興銀行の前会長だった木村剛さんが逮捕された。
逮捕内容云々を言う気は無い。
ただ、経済に詳しい人が犯す事件としては、余りにもお粗末な気がするだけだ。
今回の逮捕は、「商工ファンド」に関するメールの削除を指示した、というコトだった。
木村さんが中心となって立ち上げた時には、既に「商工ファンド」には様々な問題があると、指摘されていたような記憶がある。
そのような企業に、何故関わってしまったのだろうか?
むしろ、そのことの方が分らないのだ。
もう一つ感じることは、「机の上と現実は、大きく違う」というコト。
木村さんは、経済の論客として有名だった。
テレビ番組などでも引っ張りだこで、郵政民営化に積極的だった竹中さんと共に、一時は見ない日は無いほど、経済・報道番組などに出演をされ、持論を展開されてきた。
そのお話を聞くたびに「確かに!」と思うコトは沢山あったが、「でも、現実は?」と感じる部分が無かったわけではない。
でも、ご自身が先頭に立ってコレまでとは違う銀行をたちあげられた時には、「行動する人」という好印象を持った。
もしかしたら、私と同じ酔うな印象を持たれた方も、いらっしゃるのではないだろうか?
ところが、現実はそんなに甘くは無かったようだ。
銀行経営そのものは、既に厳しい状況に陥ってしまっているようで、経営状態が世間に発表される前に、会長を辞められてしまっていた。
これらの一連の行動を見ると「あれ?ご自分の言動に対して、行動で示すんじゃなかった?結局、問題が発生したら逃げてしまうの?」という気がしてくる。
以前、経済学者の中谷巌さんが「経済学者は、現実のビジネスを知らない。私もその一人だった」という趣旨の発言をされた記事を読んだことがある。
おそらく、木村さんも同じ様なコトを実感されていたのではないだろうか?
机の上で、いくら良いプランを立てたとしても、現実は思い通りにいくコトなど、ほとんど無い。
少なくとも、私の経験ではそうだ。
上手くいかない時、どうするのか?という発想力と行動力が、経済人には必要なのではないだろうか?
その意味で、木村さんは経済の論客であったかもしれなが、経済人ではなかった、というコトなのだろう。
逮捕内容云々を言う気は無い。
ただ、経済に詳しい人が犯す事件としては、余りにもお粗末な気がするだけだ。
今回の逮捕は、「商工ファンド」に関するメールの削除を指示した、というコトだった。
木村さんが中心となって立ち上げた時には、既に「商工ファンド」には様々な問題があると、指摘されていたような記憶がある。
そのような企業に、何故関わってしまったのだろうか?
むしろ、そのことの方が分らないのだ。
もう一つ感じることは、「机の上と現実は、大きく違う」というコト。
木村さんは、経済の論客として有名だった。
テレビ番組などでも引っ張りだこで、郵政民営化に積極的だった竹中さんと共に、一時は見ない日は無いほど、経済・報道番組などに出演をされ、持論を展開されてきた。
そのお話を聞くたびに「確かに!」と思うコトは沢山あったが、「でも、現実は?」と感じる部分が無かったわけではない。
でも、ご自身が先頭に立ってコレまでとは違う銀行をたちあげられた時には、「行動する人」という好印象を持った。
もしかしたら、私と同じ酔うな印象を持たれた方も、いらっしゃるのではないだろうか?
ところが、現実はそんなに甘くは無かったようだ。
銀行経営そのものは、既に厳しい状況に陥ってしまっているようで、経営状態が世間に発表される前に、会長を辞められてしまっていた。
これらの一連の行動を見ると「あれ?ご自分の言動に対して、行動で示すんじゃなかった?結局、問題が発生したら逃げてしまうの?」という気がしてくる。
以前、経済学者の中谷巌さんが「経済学者は、現実のビジネスを知らない。私もその一人だった」という趣旨の発言をされた記事を読んだことがある。
おそらく、木村さんも同じ様なコトを実感されていたのではないだろうか?
机の上で、いくら良いプランを立てたとしても、現実は思い通りにいくコトなど、ほとんど無い。
少なくとも、私の経験ではそうだ。
上手くいかない時、どうするのか?という発想力と行動力が、経済人には必要なのではないだろうか?
その意味で、木村さんは経済の論客であったかもしれなが、経済人ではなかった、というコトなのだろう。