日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

朝マックを食べながら考えた事

2007-11-19 13:34:05 | マーケティング
今朝、用事があり朝早く出かけた。
朝食を食べずに出かけ、用事が終わったのが10時前ということもあり、駅前のマックドナルドに寄った。
駅前には、マックの他ミスタードーナツなどもあり、朝早くから賑わっている。
どうやら、出社前にモーニングの代わりに利用している人が多いようだ。
大学などが近くにあると言うこともあり、学生さんの姿も多い。

そんな店内で、「朝マック」を食べながら「フッ」と思った事がある。
それはマックのトレーの上に乗っていたに「朝ご飯を食べないとイライラする」と言うトレーペーパー(と言うのだろうか?)の言葉だった。
今盛んにテレビCMで流れている、「めざましご飯」と言うキャンペーンを見た事がないだろうか?
そのキャンペーンと連動した、一つの啓蒙広告としてマックドナルドも参加しているのだ。
しかし、朝からハンバーガーと言うのはメニューとしては重い。
だから「朝マック」と言う、レギラーメニューとは違うメニューを用意している。
ところが、駅前にお米屋さんなどがないためか?和食メニューがない、と言うことに気が付いた。

ハンバーガーがアメリカのファーストフードなら、おにぎりは日本のファーストフードだろう。
何よりも、ハンバーガーほどお腹にずっしりくるような、油っぽさはない。
以前管理栄養士の先生から聞いたことがあるのだが、「朝一番から体と頭を動かすには、和食がベスト」らしいのだ。
ご飯は、パンに比べると消化が早く、エネルギーになりやすい。
また、バターなどの油脂を使わないので、胃にもたれる事もない。
とすれば、駅前におにぎりとお味噌汁を出すお店があっても良いのではないだろうか?

寂れている駅前商店街などでは、このようなお店があることで、朝の一時だけでも賑わう可能性もある。
何より、商店街は「専門店」の集合体なのだ。
お米屋さんが作るおにぎりは、チェーン展開しているファーストフード店よりもオリジナリティーのあるモノを提供してくれるだろうし、八百屋さんやお豆腐屋さん、乾物屋さんが協力して作るお味噌汁は、家庭のお味噌汁に負けない美味しさがあるのではないだろうか?
そんな朝食を、イートインやテイクアウトができるファーストフード店のようなスタイルで提供すれば、既存のファーストフード店に負けないような提案を、生活者にできるのではないだろうか。

これから寒い季節、ホットコーヒーも魅力的だが、熱々のお味噌汁も体が温まる一品だと思うのだ。