日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

思考の筋力をつけよう-身近なテーマで-

2007-11-10 21:44:21 | アラカルト
昨日の新聞各紙に掲載されていたので、ご存知の方も多いと思うのだが恋人間DV、多い精神的暴力 内閣府調査と言う記事があった。
中日新聞の記事を使ったのは、グラフが掲載されているからだ。
「身近なテーマで、発想力Up」という視点を、考えてみたいと思ったからだ。
そのためにグラフがあるのは、とても分かりやすいと考えたのだ。

「マーケティング」と言うと、市場調査=データ集めだと思っている方が少なくない。
本当は、「市場調査のデータを、どう読み取るのか?」と言う「発想力」や「複眼的視点」と言う「思考の筋力」がマーケティングには重要なのだ。
その「思考の筋力」を身につけるトレーニングには、「身近なテーマ」で考えたりブレストをするのが、自由でありながら気軽でイロイロなことが言える。

DV(ドメスティック・バイオレンス)と言うと、どうしてもテーマとして重たくなりがちなのだが「気を使う」と言う項目では、女性よりも男性のほうがポイントが高いのだが、「行動を制限される」など相手に対して直接的なコトに関しては、男性の方がポイントが高くなる。
このような違いは、単なる性差行動の違いと見るだけではなく、その背景にある社会的なポジションや社会通念なども考える必要がある。
それが、「行動制限」などの直接的な行為となって、いるのではないか?と言う視点も必要となっているだろう。
単純に「男性の暴力性」というだけではなく、その社会背景にあるコト・モノを調べ、考え、問題を解決するためには「何が必要で、どのような方法で知らせるのか?」と言うコトは、相手(の気持ち)を想像し、行動するための思考となっていくはずなのだ。
何でも仕事に結びつける必要は無い。
ただ「思考の筋力」は、常にトレーニングしておく必要があるのだ。
仕事に必要と言うのではなく、「相手を思いやる」という「気持ちと行動」に結びついていくからだ。

DVをテーマに、思考力を身につけると言っているのではない。
「身近なテーマ」を見つけて、「思考の筋力を、身につけよう」と言っているのだ。
そこを勘違いしないで欲しい。