はんどろやノート

ラクガキでもしますか。

「死刑!」

2006年11月03日 | からだ
 今日11月3日は文化の日。
 そして「晴れの特異日」なんだって。つまり「理由は不明だが(統計的に)なぜか晴れる日」なんだと。たしかに晴れました。
 でも、個人的には、平凡な1日でした。なにごともなく、はい。感謝。

 今日のテーマは「タムシチンキ」。(文化の日とは関係ないですが。)
 でもこれをタイトルにもってくるのは憚られたので、こまわり君のヘルプを仰ぎました。「死刑!」
 僕はそれほど「がきデカ」が好きではなかったので単行本も1冊も持っていないのだけど、表紙の絵を見たりしてると読みたくなりました。でも、古本屋にも見かけないなあ。
 「がきデカ」の中で、僕が1番よくおぼえているシーンというのが、こまわり君がタムシチンキを患部に塗っているところ。あれは笑ったなあ。「患部」というのは男の袋の裏あたりのこと。そう、インキンタムシによる侵略です!
 いまの若い人はあんまり縁がないのかなあ、インキン。僕らのころは男子の半分以上が経験したもんです。これは白癬菌によるもので、ふつうの軟膏では治らない。
 はじめはね、蚊にさされたあとだと思ったんですよ。赤くてちょっと痒い。ところがそれが日に日にひろがってくる。あれ? なんだこれ? それが10円玉くらいになると気になる。痒いからといって掻くと、その赤茶色のふちの部分の粒々から汁がでて、患部がひろがっていく。「あ、掻くからいけないんだ」とガマンする。が、ガマンしても治る気配なし。そして、痒い! 赤茶領域はさらにひろがりこぶし大に。放っておいたらどうなるのか? すでにそのエリアはパンツの外に及んでいる。想像するとおそろしくなって、薬局へ行く。こ、これはもう話に聞く「インキン」に間違いあるまい。薬局で「インキンの薬ください」と言うのは純情ティーンエイジには勇気がいったぜ。だが全身赤茶になるよりまし。
 それで買ってきたのが「タムシチンキ」。
 これはよく効いた。しかしこれ、「袋」に塗ると強烈なんだよねー。火をつけたようにズキーンとするわけ。で、塗った後にバタバタとウチワで扇ぐ。苦痛をやわらげるために。
 そういうときにこまわり君のあのシーンを見たのさ。経験者でないとわからん痛みさ。共感したなあ。ああ、おれだけじゃない…。
 でも、たすかったぜ。「チンキ」、ありがとう。おまえがいなかったらどうなったことか…。文明ばんざい 。

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