はんどろやノート

ラクガキでもしますか。

『ゲド戦記』

2006年06月10日 | ほん
 河合隼雄(心理学者)の対談の本を図書館でかりてきて読んでいたら、宮崎駿(ハヤオつながり!)が『ゲド戦記』(アーシュラKルグイン著)について述べていた。(たぶんこの対談10年以上まえだとおもう)
 その発言の内容は、
 「『ゲド戦記』をアニメにしたい、という意見がスタッフの中にたくさんあって、僕は強硬に反対している」
というものだった。その宮崎さんの息子宮崎吾郎が監督で『ゲド戦記』をやるんですってね。
 『ゲド戦記』は僕も大好きな本で、初めは三部作だったんだけど最近4部5部が発刊されて、これがまたいい内容なんだな。
 映画化するのはたぶん第1部で、これは「影」と主人公ゲドが戦う。「影」のおそろしさとゲドの苦しさをどう表現するのか… それがポイントと思う。ここは素直に期待してみよう。(ストーリーはいじりようがないと思う。)
 『ゲド戦記』といえば竜がウリなのだろうけど、竜と人間のかかわりがテーマになっているのは第4、5部。だから映画では竜は脇役だろう。
 いまちょっと読み返しているんだけどね、それにしても毎回ゲドはへとへとになっていますね。ヒーローというより修行者だね。
コメント
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