「怖い絵」シリーズや「名画の謎」シリーズなど、嬉しいことに拙著はかなり韓国語に翻訳されています♪
さて、今回「残酷な王と悲しみの王妃」も韓国語版が出ることになりました。
![残酷な王と悲しみの王妃](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51TcuBqCJGL._SL160_.jpg)
そこでタイトルの変更が提案されました(これはよくあることで、「名画の謎」も「名画の嘘」になっています)。相手の提示は「残酷な王と可憐な王妃」というものでした。
わたしも担当編集者さんも「可憐」というのとは、本の内容と少し違うなあと違和感があり、その旨伝えたところ次のようなお返事があり、深く納得した次第です。隣同士の国の同じ言葉でも、こんなにニュアンスが違うんですね!!
↓
「可憐な王妃」にする場合は、恐らく日本語ニュアンスとは違うと思われますが、‘悲運’のニュアンスを持つことになります。
すなわち、悲しい感情の王妃ではなく、残酷な王から逃げられなかった王妃の運命と立場’を示す言葉になります。
実際、韓国では昔から‘可憐’という漢字を使って、国を失った人たちの悲しい運命を描写した詩が多いです。
今でも新聞・放送では ‘王妃と王の悲しい運命’を表現するとき、可憐という言葉をよく使います。
現在の韓国で‘悲しい’は主に愛している間、一般的な感情の言葉として使われます。
原書の意味をもっとうまく伝えるために、日本美術史専門の翻訳者と何回も相談してから選んだ言葉でした。
むしろ「悲しい」の方が韓国読者からは批判が出るのではないかと弊社は思っております。
☆☆講演会予定。
6月5日(水)
日本電気協会第92回総会講演会in ホテルオークラ
(関係者のみの御参加です)
9月7日(土)13:00-16:00(途中休憩あり)
NHK文化センター名古屋
「怖い絵~名画で西洋史を知る」
☆「名画の謎 旧約・新約聖書篇」(文藝春秋)
2刷になりました♪
産経新聞書評⇒ http://sankei.jp.msn.com/life/news/130120/bks13012008280003-n1.htm![中野京子と読み解く 名画の謎 旧約・新約聖書篇](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51WWKGrnOiL._SL160_.jpg)
↓
「弐代目 青い日記帳」さんが取り上げてくださいました⇒ http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3088
☆最新刊「怖い絵 死と乙女篇」(角川文庫)
3刷になりました♪
![怖い絵 死と乙女篇 (角川文庫)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51F8%2B35bbJL._SL160_.jpg)
☆最新刊「名画と読む/イエス・キリストの物語」(大和書房)
2刷になりました♪
○藤井フミヤさんがファン会報誌で推薦してくださいました♪
○日経新聞ブログ「丸の内ブック街」でも御勧めしていただいてます♪
↓
http://book.marunouchi-office.jp/recommend/003903.html
![名画と読むイエス・キリストの物語](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51yXSalo4yL._SL160_.jpg)
☆「マリー・アントワネット 運命の24時間
~知られざるフランス革命ーヴァレンヌ逃亡」(朝日新聞出版社)
新聞評⇒http://chroniclelibrary.blogspot.jp/2012/04/asahi-shohyo_5455.html
![マリー・アントワネット 運命の24時間 知られざるフランス革命ヴァレンヌ逃亡](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51VMk9JXWWL._SL160_.jpg)
☆「危険な世界史 運命の女篇」(角川書店) 2刷中。
![危険な世界史 運命の女篇](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51GF-%2BHNriL._SL160_.jpg)
☆「危険な世界史 血族結婚篇」(角川文庫)4刷になりました♪
![危険な世界史 血族結婚篇 (角川文庫)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51pgtZojNAL._SL160_.jpg)
☆「怖い絵 泣く女篇」(角川文庫)~「怖い絵2」の文庫化~
6刷になりました♪
![怖い絵 泣く女篇](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51wfLgsLxQL._SL160_.jpg)
☆『中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話篇』(文藝春秋)
5刷になりました♪
![中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51IJvwggqlL._SL160_.jpg)
(画像をクリックするとアマゾンへゆきます)
文春「本の話」から、「自著を語る」(「謎が解けたら、絵画は最高のエンターテインメントになる」)はこちら
↓
http://www.bunshun.co.jp/jicho/1104nakano/index.htm
☆「印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~」(NHK新書)2刷中。
![印象派で「近代」を読む―光のモネから、ゴッホの闇へ (NHK出版新書 350)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51alTbD6z5L._SL160_.jpg)
☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 8刷中。
![「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51EG3KzRDCL._SL160_.jpg)
☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)
15刷中。
![名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/317DmprK0ZL._SL160_.jpg)
☆「芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
![芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫 な 53-1)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/516ueMzARqL._SL160_.jpg)
「週刊朝日」書評⇒ http://book.asahi.com/reviews/column/2011100300004.html
☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷中。
レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/(「特設サイト」をクリックしてください)
![残酷な王と悲しみの王妃](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51TcuBqCJGL._SL160_.jpg)
☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」4刷中。
☆「怖い絵」16刷中。
![怖い絵](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51hCWPndtjL._SL160_.jpg)
☆「怖い絵2」、9刷中。
![怖い絵2](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51DISobTrZL._SL160_.jpg)
☆「怖い絵3」 6刷中。
![怖い絵3](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51sMg6wgQUL._SL160_.jpg)
☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
![危険な世界史](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41OcgjypoCL._SL160_.jpg)
「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
![おとなのための「オペラ」入門 (講談社プラスアルファ文庫)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Mrm-4yVnL._SL160_.jpg)
☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
![恐怖と愛の映画102 (文春文庫)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/417sNeYFWGL._SL160_.jpg)
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
![歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41AXnpwmfcL._SL160_.jpg)
sai
さて、今回「残酷な王と悲しみの王妃」も韓国語版が出ることになりました。
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そこでタイトルの変更が提案されました(これはよくあることで、「名画の謎」も「名画の嘘」になっています)。相手の提示は「残酷な王と可憐な王妃」というものでした。
わたしも担当編集者さんも「可憐」というのとは、本の内容と少し違うなあと違和感があり、その旨伝えたところ次のようなお返事があり、深く納得した次第です。隣同士の国の同じ言葉でも、こんなにニュアンスが違うんですね!!
↓
「可憐な王妃」にする場合は、恐らく日本語ニュアンスとは違うと思われますが、‘悲運’のニュアンスを持つことになります。
すなわち、悲しい感情の王妃ではなく、残酷な王から逃げられなかった王妃の運命と立場’を示す言葉になります。
実際、韓国では昔から‘可憐’という漢字を使って、国を失った人たちの悲しい運命を描写した詩が多いです。
今でも新聞・放送では ‘王妃と王の悲しい運命’を表現するとき、可憐という言葉をよく使います。
現在の韓国で‘悲しい’は主に愛している間、一般的な感情の言葉として使われます。
原書の意味をもっとうまく伝えるために、日本美術史専門の翻訳者と何回も相談してから選んだ言葉でした。
むしろ「悲しい」の方が韓国読者からは批判が出るのではないかと弊社は思っております。
☆☆講演会予定。
6月5日(水)
日本電気協会第92回総会講演会in ホテルオークラ
(関係者のみの御参加です)
9月7日(土)13:00-16:00(途中休憩あり)
NHK文化センター名古屋
「怖い絵~名画で西洋史を知る」
☆「名画の謎 旧約・新約聖書篇」(文藝春秋)
2刷になりました♪
産経新聞書評⇒ http://sankei.jp.msn.com/life/news/130120/bks13012008280003-n1.htm
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☆最新刊「怖い絵 死と乙女篇」(角川文庫)
3刷になりました♪
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2刷になりました♪
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☆「マリー・アントワネット 運命の24時間
~知られざるフランス革命ーヴァレンヌ逃亡」(朝日新聞出版社)
新聞評⇒http://chroniclelibrary.blogspot.jp/2012/04/asahi-shohyo_5455.html
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☆「危険な世界史 運命の女篇」(角川書店) 2刷中。
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☆「印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~」(NHK新書)2刷中。
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☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)
15刷中。
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☆「芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
![芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫 な 53-1)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/516ueMzARqL._SL160_.jpg)
「週刊朝日」書評⇒ http://book.asahi.com/reviews/column/2011100300004.html
☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷中。
レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/(「特設サイト」をクリックしてください)
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☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」4刷中。
![名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書 463)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/31rv%2BnCBAmL._SL160_.jpg)
☆「怖い絵」16刷中。
![怖い絵](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51hCWPndtjL._SL160_.jpg)
☆「怖い絵2」、9刷中。
![怖い絵2](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51DISobTrZL._SL160_.jpg)
☆「怖い絵3」 6刷中。
![怖い絵3](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51sMg6wgQUL._SL160_.jpg)
☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
![危険な世界史](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41OcgjypoCL._SL160_.jpg)
「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
![おとなのための「オペラ」入門 (講談社プラスアルファ文庫)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Mrm-4yVnL._SL160_.jpg)
☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
![恐怖と愛の映画102 (文春文庫)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/417sNeYFWGL._SL160_.jpg)
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
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sai
お久しぶり♪
今は語源から離れている、という点に触れてくれると、いい辞典だなと思いますよね。ちなみに和英小辞典ではpretty,lovelyのみで、やはりそうとう離れてゆくようです。
トクちゃんさん
「わらびの」お手々ですかあ。。。確かにくるくると丸まった可愛い握りこぶしが目に浮かびます。面白いですね!
日本語を学ぶ外国人で、かわいい子供を見て、「かわいそうな子ですね」と言って奇妙に思われたという話がありました。「憐れむ可し」と通じるかもしれません。
神話のクロノスが同音から「時」を司るようになっていったのも頷けます。