朝日新聞ブログ「ベルばらkids ぷらざ」に連載中の「世界史レッスン」。
今週は「ナポレオンの兵隊さん」
ナポレオン旋風はヨーロッパの弱小国をなぎ倒していった。
北欧の小さな国デンマークもまきこまれ、オーデンセの町に暮らす貧乏な靴職人の運命は枯葉のように踏みにじられる・・・
⇒http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/cat5408445/index.html
「ナポレオンとヴェルサイユ展」が4/8から6/18まで、江戸東京博物館で催される。絵画にはそれほど見るべきものはないが、工芸品や宝飾品などはおもしろいし、宮殿内の部屋が再現されるというので歴史愛好家は必見。
「隣国どうし仲良く」は、どこもなかなか難しいようだ。
フランスは今もドイツに対して「ヒトラーが攻めてきたおかげで、国が荒れた」と憤り、ドイツもフランスに「ナポレオンが攻めてきたおかげで、国が荒れた」と言い返す。
マリア・ルイサを含むさまざまな女性たちの恋を描いた「恋に死す」(清流出版)についてのインタビュー記事は、こちら。
⇒http://www.book-times.net/200312/14.htm (朝日新聞ブックタイムズ)
⇒http://www5.hokkaido-np.co.jp/books/20040111/visit.html(北海道新聞)
「恋に死す」目次
--歴史に残る女性たちの、10代から60代にわたるさまざまな恋のかたち。
<14歳>大納言久我雅忠の女(むすめ)二条
・・・恋する者たちに誰が掟を課せよう?愛それ自体が掟だというのに。
<15歳>アルテミジア・ジェンテシレスキ
・・・恋はギターと歌ではじまり、苦しみと涙で終わる。
<18歳>マリー・キュリー
・・・この世に生を受ける。それは居心地悪い環境に身をおくこと。だからこそロマンスも生まれる。
<18歳>ヴィルヘルミーネ・フォン・ツェンゲ
・・・女がほんとうに困るのは、今も昔も、男が作った理論に自分を合わせなければならないことだ。
<19歳>ザビーナ・シュピールライン
・・・愛のなかには常にいくぶんかの狂気がある。だがまた狂気のなかには常にいくぶんかの理性がある。
<20歳>アン・ブーリン
・・・結婚の約束をしてからでないと恋をしないというなら、それは小説を終わりから読むのと同じだ。
<25歳>松井須磨子
・・・恋とは、死んでもいいとすら思う生命への賛歌である。
<25歳>ホーエンベルク公爵夫人ゾフィ
・・・愛されているという驚きほど、神秘なものはない。それはいわば肩に触れる神の指だ。
<26歳>ポッパエア・サビナ
・・・美の威力たるや、はかりしれない。美を感じない者にまで影響を及ぼす。
<27歳>コージマ・ヴァーグナー
・・・ふたりがどんな悪いことをしたというのだ。春が愛をこめて結びつけたふたりなのに。
<30歳>マリリン・モンロー
・・・恋愛とは美しき誤解である。結婚とはその惨憺たる理解である。
<30歳>マリア・モンテッソーリ
・・・恋愛はとてつもなく短く、忘却はとてつもなく長い。
<31歳>ディアーヌ・ド・ポワチエ
・・・人は常にその初恋へともどってゆく。
<33歳>絵島
・・・男の一生に女は災い、と言っては言いすぎだろう。だが災いが女の姿をとってあらわれることは、たしかに多くある。
<34歳>マリア・ルイサ
・・・恋と復讐においては、女の方が男より野蛮である。
<34歳>クララ・シューマン
・・・妻に最初の愛人ができるのは、まちがいなく夫の責任だ。
<39歳>アガサ・クリスティ
・・・ほどほどに愛しなさい。長続きするのはそんな恋です。
<41歳>イザベラ・バード
・・・続けばいいのか。いっとき燃焼が、なぜ持続に劣るのか。
<42歳>マリー・ローランサン
・・・人生最大の幸福は愛されること。それも自分が自分であるがゆえに愛される、いや、むしろ、こんな自分にもかかわらず愛される、そう信じられることである。
<44歳>アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ
・・・恋愛は人生の花であります。いかに退屈であろうとも、このほかに花はない。
<45歳>エカテリーナ2世
・・・恋は遅くくるほど烈しい。
<66歳>マルグリット・デュラス
・・・純粋な愛というのは、お互いの隔たりを受け入れること。
今週は「ナポレオンの兵隊さん」
ナポレオン旋風はヨーロッパの弱小国をなぎ倒していった。
北欧の小さな国デンマークもまきこまれ、オーデンセの町に暮らす貧乏な靴職人の運命は枯葉のように踏みにじられる・・・
⇒http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/cat5408445/index.html
「ナポレオンとヴェルサイユ展」が4/8から6/18まで、江戸東京博物館で催される。絵画にはそれほど見るべきものはないが、工芸品や宝飾品などはおもしろいし、宮殿内の部屋が再現されるというので歴史愛好家は必見。
「隣国どうし仲良く」は、どこもなかなか難しいようだ。
フランスは今もドイツに対して「ヒトラーが攻めてきたおかげで、国が荒れた」と憤り、ドイツもフランスに「ナポレオンが攻めてきたおかげで、国が荒れた」と言い返す。
マリア・ルイサを含むさまざまな女性たちの恋を描いた「恋に死す」(清流出版)についてのインタビュー記事は、こちら。
⇒http://www.book-times.net/200312/14.htm (朝日新聞ブックタイムズ)
⇒http://www5.hokkaido-np.co.jp/books/20040111/visit.html(北海道新聞)
「恋に死す」目次
--歴史に残る女性たちの、10代から60代にわたるさまざまな恋のかたち。
<14歳>大納言久我雅忠の女(むすめ)二条
・・・恋する者たちに誰が掟を課せよう?愛それ自体が掟だというのに。
<15歳>アルテミジア・ジェンテシレスキ
・・・恋はギターと歌ではじまり、苦しみと涙で終わる。
<18歳>マリー・キュリー
・・・この世に生を受ける。それは居心地悪い環境に身をおくこと。だからこそロマンスも生まれる。
<18歳>ヴィルヘルミーネ・フォン・ツェンゲ
・・・女がほんとうに困るのは、今も昔も、男が作った理論に自分を合わせなければならないことだ。
<19歳>ザビーナ・シュピールライン
・・・愛のなかには常にいくぶんかの狂気がある。だがまた狂気のなかには常にいくぶんかの理性がある。
<20歳>アン・ブーリン
・・・結婚の約束をしてからでないと恋をしないというなら、それは小説を終わりから読むのと同じだ。
<25歳>松井須磨子
・・・恋とは、死んでもいいとすら思う生命への賛歌である。
<25歳>ホーエンベルク公爵夫人ゾフィ
・・・愛されているという驚きほど、神秘なものはない。それはいわば肩に触れる神の指だ。
<26歳>ポッパエア・サビナ
・・・美の威力たるや、はかりしれない。美を感じない者にまで影響を及ぼす。
<27歳>コージマ・ヴァーグナー
・・・ふたりがどんな悪いことをしたというのだ。春が愛をこめて結びつけたふたりなのに。
<30歳>マリリン・モンロー
・・・恋愛とは美しき誤解である。結婚とはその惨憺たる理解である。
<30歳>マリア・モンテッソーリ
・・・恋愛はとてつもなく短く、忘却はとてつもなく長い。
<31歳>ディアーヌ・ド・ポワチエ
・・・人は常にその初恋へともどってゆく。
<33歳>絵島
・・・男の一生に女は災い、と言っては言いすぎだろう。だが災いが女の姿をとってあらわれることは、たしかに多くある。
<34歳>マリア・ルイサ
・・・恋と復讐においては、女の方が男より野蛮である。
<34歳>クララ・シューマン
・・・妻に最初の愛人ができるのは、まちがいなく夫の責任だ。
<39歳>アガサ・クリスティ
・・・ほどほどに愛しなさい。長続きするのはそんな恋です。
<41歳>イザベラ・バード
・・・続けばいいのか。いっとき燃焼が、なぜ持続に劣るのか。
<42歳>マリー・ローランサン
・・・人生最大の幸福は愛されること。それも自分が自分であるがゆえに愛される、いや、むしろ、こんな自分にもかかわらず愛される、そう信じられることである。
<44歳>アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ
・・・恋愛は人生の花であります。いかに退屈であろうとも、このほかに花はない。
<45歳>エカテリーナ2世
・・・恋は遅くくるほど烈しい。
<66歳>マルグリット・デュラス
・・・純粋な愛というのは、お互いの隔たりを受け入れること。
できるだけ更新して、読み手を楽しませてください。いつまでも長続きされますよう。
「ベルばらkids」は毎週楽しませていただいております。
ブログ開設、おめでとうございますm(_ _)m(^O^)/
よろしくお願いいたします!
たまには私のところへもいらしてください。
すごい映画でした。カストラートの存在を初めて知ったしだいです。
ついでにメーキングオブカストラートも観ましたが、大変な苦労をしてカストラートの音を出していましたね。
こういう人たちが実在していたという
のには驚きです。当時は(今もでしょうか?)自分の全てを芸術に奉げるという
ことが割りに当たり前だったのでしょうか?
今の時代では、あそこまでのことは
考えられないような気がします。。
学長は定年退職寸前の60代半ばで再婚、初婚の際の子供は既に成人。彼女は40代半ばで初婚。
彼女に限らず、欧州で生活していると、有名人の再婚相手になる日本女性、ないしは日系女性はかなり多いのに気づく。教授、芸術家、男爵……。当然、相手はかなりの年輩だ。
もちろん、初婚同士も多いが、日本育ちの日本女性が欧州で生活するようになるまでには時間がかかるから、熟年婚も多くなる。
但し、彼女たちの生き様を見ると、財産や名声目当てには程遠いことが多い。
むしろ、やっと地位・名声、経済力を手にした欧州男性達が、そういうもの目当てでなく、本当に人間としての自分を見て愛し、一緒に生活を共にしてほしいと思うとき、選ぶのが日本女性だということらしい。
高等教育を受け、教養があっても、日本女性は「可愛い」、そして成熟しても「初々しい」ことが多いのだ。
そして、それに対して、シルバーグレイになったような男性が、「愛とは、どういうものか分からないですからね」と、若者のようなことを口にする。
若い男性も、熱っぽい憧れの眼差しで見つめる。
そういう日本女性は、日本が持つ大切な人的財産なのだろうと思う。
(私自身は、そういうステキな熟年日本女性になりたい、と努力しているところ。)
ちなみにわたしの友人は42歳で70歳の男性と結婚してハッピーです(どちらも日本人)。
でも、それでも人間的に成長できると思ったからこそ、遠藤さんだって、そんな結婚に踏み切ったのでしょうね。
自分の道を究めていて、気がついたら熟年、などという日本女性は、今更結婚するのに、並の相手では、満足できなくなるようです。
もちろん、相手は年上とは限らない。ジョルジュ・サンドとショパンのような関係もいいな、と思ったりして。
そういう恋は長続きはしないかもしれないけれど、そこから不滅の芸術から生まれるのなら、女性として、まったく開花しないで終わるより、いいじゃありませんか。
演奏家もそうだけれど、作曲家などは、離婚・再婚を重ねては、そのたびに活力を得て、新たな作品を生み出したりする。
若い頃には分からなかったそういうことが、実感として分かるようになって来ました。
ともあれ、日本人男性と欧米人女性のカップルは長続きしないことが多いけれど、日本人女性と欧米人男性のカップルは、数も多いし、年齢に関係なく、皆さん、ハッピーなことが多いようです。
(今更、日本に帰る気もない私としては、来年中に職が見つからなければ、電撃結婚をしようかと……!? とはいえ、真実の愛に値するだけの相手を慎重に選ばなければならないのはもちろんのことですが。)
ウィーンの日本語情報誌によれば、EUの生みの親にも、ボヘミアの貴族と結婚した日本女性の血が流れているらしい。
夫の死後も欧州に留まり、領地を守り、子供を育て……。EUの生みの親の親の話だから、多分、19世紀末か20世紀初頭のことだと思うのですが……。
ベルバラの時代は、まだ日本は鎖国だから、そういう日本女性の話もないのでしょうね?