中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

『マリー・アントワネット』読書会パート2

2007年02月25日 | 朝日ベルばらkidsぷらざ
 先週に引き続き、朝日新聞ブログ「ベルばらkidsぷらざ」で、担当Oさんによる読書会レポート第二弾が載りました⇒http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2007/02/post_1.html#more

 我ら5人、本のほかに全員映画版も見て、「けっこう面白かった」と思ったのでしたが、一点だけ、みんな口をそろえて「許せん!」と感じたのは・・・それは読んでのお楽しみ!

 ところで「ベルばらkidsぷらざ」で「絵日記」連載中のなとみみわさんも、ツヴァイク角川版を読んでくださっているのですが、この前の日記によると、「文庫下巻に載っているフェルゼンの肖像に、アレ?」とのこと。どうやら彼女のイメージとは違ったみたい。

 でもねー。あの当時、なぜかあまり実力のある宮廷画家がいなかったんです(涙)。カメラもないし、ほんとうのフェルゼンがどんな顔だったのか、現存している何点もの肖像画を見れば見るほど、彼のほんとの姿がわからない・・・⇒http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2006/03/post_0cef.html

 でも当時の人たちが彼のことを「麗しのフェルゼン」と呼んでいたのは事実なので、ステキだったのは間違いないでしょう♪

☆ときどきコメントくださるしじみさんが、ご自分のブログに『マリー・アントワネット』への熱い感想を書いてくださいました⇒http://ameblo.jp/lyricwaltz22/entry-10026444360.html

☆新著「怖い絵」(朝日出版社)
☆☆アマゾンの読者評で、この本のグリューネヴァルトの章を読んで「泣いてしまいました」というのがありました。著者としては嬉しいことです♪

怖い絵
怖い絵
posted with amazlet on 07.07.14
中野京子 朝日出版社 (2007/07/18)


①ドガ「エトワール、または舞台の踊り子」
②ティントレット「受胎告知」
③ムンク「思春期」
④クノップフ「見捨てられた街」
⑤ブロンツィーノ「愛の寓意」
⑥ブリューゲル「絞首台の上のかささぎ」
⑦ルドン「キュクロプス」
⑧ボッティチェリ「ナスタジオ・デリ・オネスティの物語」
⑨ゴヤ「我が子を喰らうサトゥルヌス」
⑩アルテミジア・ジェンティレスキ「ホロフェルネスの首を斬るユーディト」
⑪ホルバイン「ヘンリー8世像」
⑫ベーコン「ベラスケス<教皇インノケンティウス10世像>による習作」
⑬ホガース「グラハム家の子どもたち」
⑭ダヴィッド「マリー・アントワネット最後の肖像」
⑮グリューネヴァルト「イーゼンハイムの祭壇画」
⑯ジョルジョーネ「老婆の肖像」
⑰レーピン「イワン雷帝とその息子」
⑱コレッジョ「ガニュメデスの誘拐」
⑲ジェリコー「メデュース号の筏」
⑳ラ・トゥール「いかさま師」

☆ショパン出版から『CD付きイラストオペラブック<椿姫>』を出しました。オペラ初心者向けです(アマゾンへはこちら)。⇒http://www.amazon.co.jp/%E6%A4%BF%E5%A7%AB-%E4%B8%AD%E9%87%8E-%E4%BA%AC%E5%AD%90/dp/4883642240/sr=1-29/qid=1172363709/ref=sr_1_29/503-1851850-8876764?ie=UTF8&s=books
コメント (11)
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