~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~
講演 五
「神意に添った仏国土・ユートピアを建設せんがためなり」
先の続き・・・
ある時、
わたしがあの世のふるさとへ帰らせてもらったことが
ありました。
「ご苦労様です」と言って私の魂の兄弟の方に
迎えていただき、その中には黒人の方、白人の方、
黄色の肌の方達がいて、それぞれの服装をして迎えて
下さいました。
あの世からこの世を見たら、この世はあの世になるのです。
「あの世に修業に出た方々で肉体を持ちながら
この世に帰って来る方はごく稀でございます。
あなた様はよくぞ帰って下さいました」
「私もいろいろと過ち、失敗をして罪をつくって
まいりました。
しかし、この時はこのようにさせていただきました。
また、この時はこのようにいたしました。そして、
その方が喜び、
このように苦しみから救われていただきました」と、
一つ一つ報告させてもらいました。
「ご苦労様でございました。この世からあなたの姿を
見ておりまして、
本当にハラハラしておりました。
あの世は危ない世界ですからね。
泥沼、落とし穴、崖っぷちなど危険がいっぱい
据えられているあの世での修行、まことにご苦労様で
ございました。
こんなに嬉しいことはございません」と言って、
私もあの世の方も抱き合って泣いて泣いて、
一時を過ごしたことがあります。
これは見せてもらったのだから本当だと思います。
しかし、これには証人がありません。
一緒に行った人がありませんから、
「こうです」「こうです」と余り言いますと、
ややこしくなります。
だから余り人様の前で言わないようにしています。
けれども、自分の意識の体験をして、
あの世の存在やあの世からこの世を見ましたときの
感じを掴ませてもらいました。
~ 感謝・合掌 ~