浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2018-09-18 09:27:05 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―2

主題:良心を持てば神の心を持つ


おはようございます。
長尾弘です。
朝の爽やかなひと時、
ご一緒に心の夜明けを迎えましょう。

今朝はお金についてお話させて戴きます。
よく神様や仏様にはお金を惜しまないで
使う人があります。
それはそれで熱心なことでしょう。

また、それを人に勧める人もあります。
但し、お金と言うものは人間社会で
通用しているものです。
心そのものではなく、物質です。
お金を使ったことで神や仏の心に
叶ったと誤解してしまうことがないように、
したいものです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2018-09-18 00:17:11 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

   ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


       講演 五

「神意に添った仏国土・ユートピアを建設せんがためなり」

先の続き・・・

ある時、
わたしがあの世のふるさとへ帰らせてもらったことが
ありました。
「ご苦労様です」と言って私の魂の兄弟の方に
迎えていただき、その中には黒人の方、白人の方、
黄色の肌の方達がいて、それぞれの服装をして迎えて
下さいました。

あの世からこの世を見たら、この世はあの世になるのです。
「あの世に修業に出た方々で肉体を持ちながら
この世に帰って来る方はごく稀でございます。
あなた様はよくぞ帰って下さいました」
「私もいろいろと過ち、失敗をして罪をつくって
まいりました。

しかし、この時はこのようにさせていただきました。
また、この時はこのようにいたしました。そして、
その方が喜び、
このように苦しみから救われていただきました」と、
一つ一つ報告させてもらいました。
「ご苦労様でございました。この世からあなたの姿を
見ておりまして、
本当にハラハラしておりました。
あの世は危ない世界ですからね。

泥沼、落とし穴、崖っぷちなど危険がいっぱい
据えられているあの世での修行、まことにご苦労様で
ございました。
こんなに嬉しいことはございません」と言って、
私もあの世の方も抱き合って泣いて泣いて、
一時を過ごしたことがあります。

これは見せてもらったのだから本当だと思います。
しかし、これには証人がありません。
一緒に行った人がありませんから、
「こうです」「こうです」と余り言いますと、
ややこしくなります。
だから余り人様の前で言わないようにしています。
けれども、自分の意識の体験をして、
あの世の存在やあの世からこの世を見ましたときの
感じを掴ませてもらいました。


     ~ 感謝・合掌 ~


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2018-09-17 08:28:42 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―2

主題:分け隔てのない心は太陽の心


先の続き・・・

太陽には罰を当てるなどと言うことはありません。
外へ出て太陽に向かって、
馬鹿野郎と言ったとします。
太陽はお前には光をやらない、とは、
言われません。

昔の民話に、
昇る太陽を弓矢で射て罰が
当たった男の話がありますが、
あれは人の驕り高ぶる心を諫めた話で、
実際にはそういうことはないのは
言うまでもないことです。

太陽はそのように大きな
慈悲と愛そのものの姿です。
感謝する者にも、しない者にも、
同じように熱と光を注がれるのです。

太陽に唾を吐きかけても、
知らん顔で光を与えてくださいます。
仕返しの唾なんかは返ってきません。
天に向かって唾を吐くと言う言葉があります。

あれは天から唾が返ってくるのではなく、
単に引力の法則で、自分の唾が
自分に返ってくるだけです。
天も太陽も仕返しはしないのです。
あるのは、慈悲と愛です。

都合が悪いからと言って、
報復手段をとったり、
悪口を言われたからと言って、
言い返すようなことは、
太陽の心、神の心、大自然の調和に
背いています。

やがて自分を苦しめるだけのことです。
何をされても、何を言われても、
唯、させていただく、その行為、
その心こそ太陽です。

誰でも見ることができ、
見上げればいつも変わらぬ太陽、
それはどんな曇り空を
通しても伺い知ることができます。
今朝の光を心と体で受け止めて、
太陽の心について考えて見てください。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2018-09-17 01:37:38 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


                  講演 五

      「神意に添った仏国土・ユートピアを建設せんがためなり」

先の続き・・・

昔、ユートピアの意味が分からなくて辞書で調べましたら、
「理想郷」「桃源郷」と書いてありました。
仏国土・ユートピアとありましたから二つの意味かと
思いましたら、これは同じことでした。
仏国土・ユートピア・神の国・理想郷・桃源郷、
これらはみなすばらしい世界を指しており、
その世界を建設せんがために
私たちはこの世に生まれさせていただきました。
ですから、これは私たちの果たさなくてはならない使命です。
これは私でけの使命ではありません。

お一人お一人が「ふるさと」の歌にもありますように、
この志を果たしてあの世のふるさとへ帰るのです。
さもないとふるさとへは帰れません。
よく高橋信次先生がおっしゃいました。
あの世に帰りましたら、
「あなたは志を果たしてくれましたか、
何をしてくれましたか」と質問されるそうです。

「私は子供を三人つくりまして、
無事大学を出して一人前にしてきました」と言いますと、
「ああそんなことは犬や猫でもしています」と言われます。
犬や猫など動物はみなしていることで、
人間としてしなくてはいけないことがあるということです。
それが仏国土・ユートピア・神の国の建設です。
「私は仏国土建設のためにこのようなことを
させていただきました」と、報告させていただきましたら、
「それはご苦労様でございました」と言って皆、
頭を下げて下さいます。
それを知らずにあの世へ帰りましたら、
「あなたは何をしましたか」と言われて
「申し訳ございません」と、謝らなくてはなりません。
これは作り話のようですけど、本当の話です。


            ~ 感謝・合掌 ~



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2018-09-16 10:08:06 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―2

主題:分け隔てのない心は太陽の心


先の続き・・・

さて、先ほど言いましたように、
私の好きな言葉は、太陽の心です。
太陽は、太陽そのものが燃えて、つまり、
自らの身を燃焼させ、その結果として現れた、
熱と光で他を生かしてくれていると、
考えることができます。
熱と光とは慈悲と愛です。

宗教の宗と言う字は、
宇宙を示すと書きます。
宇宙を示す教えこそ本当の宗教であり、
生きる指針です。
その最も近い宇宙は太陽であり、
太陽系の宇宙です。

身近な太陽系を思うとき、
それは人の生きる指針を教えてくれます。
自分を燃え上がらせ、自らを犠牲にして
他に慈悲と愛を与えなさいと、言う教えが
太陽の中に現れています。

太陽には差別というものはありません。
病人にも、健康な人にも、金持ちにも、
そうでない人にも、皆、平等に光と熱を
与えてくださいます。

太陽の心を持つなら、
私たちも全ての人と分け隔てなく、
全く平等のお付き合いを
しなくてはならないと思います。
どんな人にも分け隔てなく、
恵みを与える太陽の心は神の心です。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2018-09-16 00:32:50 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

    ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


        講演 五

「神意に添った仏国土・ユートピアを建設せんがためなり」

仏国土とは仏の国、ユートピアとは理想の国、
争いのない皆が楽しく手を取り合って笑って過ごせる
世界のことで、仏国土も同じ意味です。
キリスト教では神の国と言っていますね。
その理想の国を地球上につくらんがために、
私たちはこの世に生まれさせてもらって魂を
磨いております。

私利私欲を強く持ちますと、仏国土、神の国は
絶対にできません。
「忘己利他」の思いを常にお互いに持って、
己を忘れて他を利するために行じた時に
神の国が訪れます。
極楽へ行きますと、立派な食卓があり、向い合って
食事を頂く時に、物凄く長い箸で頂くのだそうです。

前の方も長い箸で
「はい、どうぞ召し上がって下さい」と言って、
同じように向かいの方に食べさせてくれるという
世界だという話を聞きました。
極楽とは、相手に食べてもらって、
お互いに他を利する世界。
自分の口に入れるのを忘れて相手の口にいれたら、
相手の方も、
「どうぞ」と言って口にいれてくれるというのが
仏国土、ユートピアです。


      ~ 感謝・合掌 ~


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2018-09-15 08:36:48 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―2

主題:分け隔てのない心は太陽の心


先の続き・・・

お日様から戴いている熱と光を換算すると、
一秒間に、たった一秒間に石炭二百万トンを
燃焼するほどのカロリーに相当します。

これが、一分間、一時間となると、
途方もないスケールです。
これだけのものを料金として支払うことは、
全地球をもってしても不可能です。
地球全体が破産してしまいます。

また、見ることはできませんが、
空気中の酸素も太陽の光と関係があります。
植物を育て、植物が酸素を作り出してくれます。
そのエネルギーの元は太陽の光です。

この空気になんとありがたいなぁ~、と、
感謝される方は案外少ないです。
それでも、感謝しないからと言って、
お前には太陽の恵みや、酸素をあげないとは、
自然は言いません。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2018-09-15 00:47:44 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

    ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


     講演 五

 「この現象界で己の魂を磨き」

先の続き・・・

これらは別としても、人を堕落させる悪い方向、
たとえばギャンブル、酒、女という悪い誘惑は、
常に私たちを狙っております。
それは一見して楽しい思いをするように思うのですね。
ギャンブルに行きますと、
百円で買って千円も五千円も入ってくるのですから、
これはボロいなあと思います。

競輪、競馬で大穴が出たら、何十倍となり、
百円が何万円となって返ってくるのですから、
これはおもしろいと思ってしまうのですが、
通っているうちにだんだんと家も屋敷も
全部取られてしまいます。
異性関係の狂いもそうですね。

昔、遊郭というのがございました。
そこへ男性の方が遊びに行くのですが、
これもうつつを抜かして家屋敷まで
入れあげる人がよくあったのです。
そういう甘い誘惑も、
この世に生きていましたら次々と
襲うように仕組まれております。

その中にあって、いかに誘惑に負けないか、
落ち込まないかという道が正法です。
私たちは循環の法則に従っております。
輪廻とは輪のように廻ることです。
誰もこの法則を避けて通ることはできません。
しかも今世だけではなく、
来世も輪廻の法の中に生きてゆくのです。

この現象界で私たちはすばらしい方を見習い、
悪しき方を見習わないように、
悪しき姿を見ては、
このような愚かなことをしてはいけないと
教えてもらっているのだと思って
感謝させていただいたら、
自分の魂が豊かになりますね。


   ~ 感謝・合掌 ~


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2018-09-14 09:27:09 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―2

主題:分け隔てのない心は太陽の心


先の続き・・・

温度が高くなって陽気がいいなぁ~、
なんて暢気なことは言っておられません。
太陽の光と地球はそれほど微妙なバランスで
繋がっているのです。

人間が地球上に現れるまでの大自然は、
その激しい状況を何度も繰り返し、
いろいろな動植物が生まれては絶滅していき、
やがて人類の時代となりました。

あの旧約聖書に出てくるノアの洪水と言うのは
南極や北極の氷が溶けだして、
大陸の多くが水に覆われた時代のことではないか
とする学説もあると言われています。

今、絶妙なバランスをもって地球を
照らしてくれる太陽の光があるから人類は
生き続けていられると言えます。
動物や植物も同じことですね。

考えれば考えるほどありがたいことだなぁ~て、
思います。
しかも、太陽からは、
どなたも集金に来られません。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2018-09-14 02:20:55 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

   ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


    講演 五

 「この現象界で己の魂を磨き」

現象界とは形となって現れた世界で、
すなわちこの世のことですね。
この現象界で良き方に少しでも近づくように、
悪しき方を見てはそのように
生きないように努力して魂を磨くのです。
悪い人の真似をしたら自分の魂も下がってしまって、
魂の修行に生まれた価値がありません。
ところが肉体を頂きますと、
良い事をするのはしんどくて、
悪いことをするのは楽なのです。
楽といっても、
泥棒に入って物を盗むにはいろいろと
気をつかいますね(笑い)。

よその家にそっと入るのだから、
これは大事業だと思います。
しかも、
家の者が目を覚まさないかと気が気では
ありません。
以前、こんな話を聞きました。
プロの泥棒はよその家に入ると、
まずそこの座敷でうんちをするそうです。

そのうんちがさめない間は
起きてこないから、
その間に盗むのだそうで、
泥棒はよその家でうんちをしなくては
いけないという
苦労があります。
ハハハ。

悪い事のうちにニセ札づくりがあります。
これは印刷機で一万円札が
どんどん出てきて
儲かるように思いますが、
苦労の割には儲からず、すぐばれてしまって、
いちばん分が悪いのが
ニセ札づくりだそうです。

統計の上では、
ニセ札をつくって儲けた人は
一人もいないということです。
泥棒のほうがまだましですけど、
泥棒もさぞや辛いと思いますね。
こんな真似をしたらいけません。


  ~ 感謝・合掌 ~


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2018-09-13 09:29:18 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―2

主題:分け隔てのない心は太陽の心


おはようございます。
長尾弘です。
爽やかな朝のひと時、
ご一緒に心の夜明けを迎えましょう。

今朝は私の好きな言葉、
太陽の心についてお話をさせて戴きます。
地球に朝、昼、夜を作り
太陽系の星たちの美しい法則の元になり、

全世界を分け隔てなく照らし出す
太陽について考えてえみたいと思います。
例えば、
今よりも更に何十度か太陽の熱が
高かったり、低かったりしたら、
私たちは生きていけないのです。

それほど激しい変化でなくても、
五度か六度、地球の温度が上がるだけで、
南極や北極の氷が溶けだして、
やがては海水面が上がり、世界は水の下に
と、言うことになります。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2018-09-13 03:16:19 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


    講演 五

「諸霊の輪廻は 三世の流転」

諸霊の輪廻とは循環の法則ですね。
何回も何回も生まれてはあの世に帰り、
また生まれてはあの世へ帰るのを
輪廻といいます。

過去の世も同じようにありましたし、
現世もまた流転の中にあります。
来世もまた輪廻の法に従って
魂の修行をしていきます。
過去・現在・未来に亙って、
循環の法に従って生まれ変わりを
繰り返しています。


  ~ 感謝・合掌 ~


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2018-09-12 08:13:00 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―1

主題:求めない心は調和の心


先の続き・・・

確かに世の中で暮らしていく最低限の
マナーと言うものはあります。
それを気付いて貰いたいという意味では、
この人の言い分は問題ないでしょう。
でも、ちょっと考えてほしいのです。

どうしてそんなに腹が立つのでしょうか、
どうしてそれほど人の感謝を求めるのでしょう。
初めから私は人の為になることをしてあげよう。と、
言う心がなかったのでしょうか。

つまり、私がこれだけ良いことをしたのだから
感謝されて当たり前だと、言う心です。
最初の車を押した人も、
エレベーターのドアーを開けていた人も、
多分、同じ心でしょう。

だから眠れないほど腹が立ち、
ラジオで全国に告げ口をしたくなるほど
怒ってしまうのですね。
人の為にした行為は勿論、素晴らしいことです。
でも、問題はどんな心でそれをしたかです。

求める心がなかったでしょうか。
求める心は常に満足することを知りません。
思っただけの見返りがないと、
苦い気分になります。
これでは、良い行為も何にもなりません。

更に自分自身をも苦しめ、
痛めつけることになります。
これは、つまり、悪です。
完全で美しい調和で満たされている
自然界を乱す悪です。
不調和です。

人は自然界を造った神の心の中で
生かさせて戴いています。
その調和を乱すから嫌な気分にもなり、
腹も立つし、やがては不幸までも
自分で招いてしまいます。

すべては、心の中、
自分の心の中にあります。
全ては、心の調和です。
素晴らしく調和された心を持つなら、
人の為にしてあげたのだと言う気持ちも
ないはずです。
感謝されて当然だとも思わないでしょう。
求める心は調和を乱します。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2018-09-12 00:13:15 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

    ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


     講演 五

「諸々の諸霊 みなここに集まれり」

先の続き・・・

この魂の修行は、実在界(あの世)においては
なかなか難しいのです。
なぜかというと、「光の量の区域」があって、
あの世では、悪い人は悪い人ばかりが集まっており、
一つ良いところのある人達は一つ良い人達ばかりが
集まっていて、それ以上の良い人も悪い人もありません。
十良い人は十良い人達ばかりですから、
他を見て学ぶということができません。

実在界というのは、自分と全く同じ段階の者達だけが
寄って住むところですから、変化がなくて相手から
学ぶことができない仕組みになっています。
それに対して、この現象界は高い方も低い方も、
諸々の諸霊がみな集まりますから、その中には、
まさに神仏のような行為をされるお方もおられます。
その方の行いを見れば分かりますね。
神仏と全く同じような生活をしておられ、
しかも神仏の心を伝えて下さる方は光の大天使です。
こういう方に学び、
少しでも近付かせてもらわなくてはいけないと思うのが、
大きな学びとなるのです。

一方、どうにもしようがない人で、犬猫にも
及ばないような、うじ虫にも劣るなあと思われるような
人間も、この世にはおります。
それも、その人の行いによってそういう人間になるのです。
「このように生きてはならない」
「あんな真似をしたら笑われる」と、
低い方を見ては、自らの生き方を学ぶことができます。

また高い方の行いを見せてもらいましたら、
「あのように生きなくてはいけない」
というように、この世は最も魂の修行ができやすいように、
神がおつくり下さっているのです。
厳しいけれども学びやすい場所です。
ですから、私たちは何回も転生しながら、
つまり生まれ変わり、生まれ変わりして、
この厳しい環境で自らを高めていくのです。

                 
    ~ 感謝・合掌 ~


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2018-09-11 09:06:10 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―1

主題:求めない心は調和の心


先の続き・・・

こういう経験はどなたにもありそうなことですね。
先日もラジオでこんなことを
言っている人がありました。
その人は都合で遅くなってしまいギリギリの時刻に
スタジオのあるビルに駆け付けたそうです。

やっとエレベーターに乗ってほっとしたところで、
顔を上げると、
向こうからこれも同じようにあわてて
走ってくる人がいることに気付きました。
かなり離れています。

ああ、あの人も何かの都合で急いでいる人だな、
このエレベーターに乗れないと
益々遅くなってしまうだろう。と、
考えてエレベーターのドアーのボタンを
押し続けてドアーを開けておいたそうです。

自分も急いでいるからその時間は非常に
長く思えたそうです。
そうでしょうね、やがて走って来た人が
無事エレベーターに乗り込みました。

ああ、よかった、自分は親切をしてあげた。と、
いい気分でいると、
その走って来た人は長い間ドアーを
開けていた自分に見向きもせず、
当然のような顔をしてさっさと
ドアーを閉めるボタンを押して、
ああ、
暑いこのエレベーターは空気が悪いなあ、と、
言ったそうです。

そこで、何と言う人がいるのか、
私がドアーを開けていたから、
うまくエレベーターに乗れたのに、
私だって急いでいたのに、一言ぐらい礼を言うのは
当然でしょう。と、腹を立てたわけです。
しかも自分ひとりで怒っているのは不満らしく、
この人はラジオで全国に向けて
怒っているのです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする