恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
東京・沖縄の旅にこと寄せて――幸せになる為には
先の続き・・・
しかし人の身体に乗り移ってくる神は、
もうすべて百パーセント偽ものと思って間違いありません。
拝み屋さんに拝んでもらって神が入って
喋っているのはあれは偽ものです。
もしこの中にそういう方がありましたら、
私が皆さんの前で正体を暴いて見せましょう。
正し法の前にはだましきることはできないのです。
最初はだましますが、
神理の光の前にはやがてボロが出てくるのですね。
或る時、六十歳ぐらいの女の方に三輪大神が憑ってこられました。
「三輪、三輪の山じゃ」と言って入ってこられました。
「へえー三輪さんでございますか。
あんな大きな三輪の山は人の身体に入りません」と言うと、
「そうかのう」返事されます。
「何故この方に憑いておられますか」と尋ねますと、
「この者を助ける為じゃ」
「ではこの方が足が痛くて難儀しておられますのに、
あなたはなぜこの方を
助けられないのですか」と言うと、
突然、「二十キロ痩せろ、二十キロ痩せろ、
痩せたら足が治る」と言われます。
「神様が痩せさせてあげたらいかがです」と聞きますと、
「勝手にせい」と言われました。
無茶苦茶な神様です。