~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第四、 八つの詩句の章
16、サーリプッタ
973、他人からことばで警告された時には、
心を落ちつけて感謝せよ。
ともに修行する人々に対する荒んだ心を断て。
善いことばを発せよ。
その時にふさわしくないことばを発してはならない。
人々をそしることを思ってはならぬ。
974、またさらに、世間には五つの塵垢がある。
よく気をつけて、それらを制するためにつとめよ。
すなわち色かたちと音声と味と香りと触れられるものに対する
貪欲を抑制せよ。
975、修行僧は、よく気をつけて、心もすっかり解脱して、
これらのものに対する欲望を抑制せよ。
かれは適当な時に理法を正しく考察し、
心を統一して、暗黒を滅ぼせ。」
―――と師(ブッダ)はいわれた。
〈八つの詩句の章〉第四おわる
まとめの句
欲望と、洞窟と、悪意と清浄と、最上と、老いと、
メッテイヤとバスーラと、マーガンディヤと、死ぬよりも前にと、
争闘と、二つの〈並ぶ応答〉と、迅速と、武器を執ることと、
サーリプッタの質問とで、十六になる。
これらの経はすべて〈八つの詩句の章〉である。
~ 感謝・合掌 ~