笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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ハングオーバーと最強のふたり

2012年12月07日 | 映画とかDVDとか
今更書いても。
と思っておりましたが、
記録として残しておきます。
映画を2本、笑いに関わるやつを見ました。

ハングオーバー。
をDVDで。
口コミで話題。
日本で公開されるために署名が行われた作品。
と聞きます。

やろう4人の
バチェラーパーティから一夜あけて
だれも記憶がないところから
スタートするコメディです。
コメディとして秀逸でウェルメイドですが、
センスが現代的。つまりゲスイ。
テンポが早く
下品で
楽しい。

変わり者。
異端者は
コメディのなかで
主軸となりますが、
ここでは
花婿の義理の弟になるアラン。
ザック・ガリフィアナキスが演じました。
要するに彼がこの映画のスターです。
そして
この映画によってスターになった。

花婿ダグ
親友で教師の遊び人で無責任なフィル
これまた親友で歯医者の型物スチュアート
の三人組と
要注意人物のアラン。

一夜明けて記憶がない。
部屋はめちゃくちゃ。
そしていろんな謎が部屋に残されている。
バスルームに虎。
クローゼットに赤ちゃん。
歯医者の歯が抜けていて
花婿のダグが行方不明。

それを一個ずつ解明していくわけだけど
よく考えると構造はどれも古典的コメディだ。
だけど
ぜんぜんそんな気がしない。
センスがいいんだもん。
謎の中国人マフィアも最高です。
外れはなくてよ。
グロくて
エロイのも
OKならばなおよし。

この映画をラジオで紹介していた町山さんというひとが
女こども受けの映画しか
日本は配給しない
と言っていたような気がします。
違ってたらゴメンネ。
でもわたしはそれに同意したから。
言ってなくても、そう思う。
女性と子どもが好きそうな洋画しか
宣伝しないし、
宣伝方法を見ていると
そういうひとをターゲットにしている。
コメディ好きをターゲットにした映画をもっと宣伝せんかい。
と私のエゴでは思うのだけど。
この映画の主人公は
太っちょで
不潔そうな
おっさんです。
出てくるのも
ほとんどおっさんで、
ヒロイン的な女性は
ストリッパー。
企画書見て
却下されるんでしょうな。
外れがなければ
人は見ると思うのだけど、
でもマーケティングではそう出ていないのかもしれません。
わたしは宣伝方法に問題があると思っています。

もうひとつ。
最強のふたり。
フランス映画。
こちらも
男がふたり出てくるだけの映画です。
思い描くフランス映画とちがって
素敵なコメディに仕上がっています。
お金持ちの障害者フィリップと
失業保険目当てに面接にきたら
介護役に採用されてしまうスラム出身の青年ドリスの
友情もの。です。
淡々と
大げさではない感動がちりばめられてはいるものの
メインは
ふたりのやり取りや
楽しいできごとのシーン。
パリの公園のジョギングや
スカイダイビングや
深夜セーヌ沿いの散歩、
パリの高速を高級車で疾走するなど
印象的な風景が
たくさんあって、
それが笑いで包まれるような感覚があります。
人生は過酷だけど
楽しいことは多いのだ
と思える映画。
固有名詞など分からないこともあるものの
それでも
単純明快で
スッキリします。

どちらの映画も
コメディとして
エッジが効いている。
シャープでクール。
生ぬるいものから
コメディは生まれない。
あと
圧倒的にお客さんを信用している。
ツッコミやワンクッション置かないストレートなセリフやアクション(ヒトラーの真似とかね)は
観客が「冗談」として笑ってくれることを予期して
自信満々でくるし、そこに媚びはない。
こういう姿勢、断然格好いいな。
日本にはそれがまだまだ足りない。

そんなことを思いました。
以上。
今日は少ないけど
風邪のため
意識がもうろうとしているのでこの辺で。

年末なのに
録画の容量不足で困っております。
え?みんなもの?
これってテレビウォッチャーあるあるだよねっ。
それでは!



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