笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
新アドレス→http://hana58.hatenablog.com/

深夜の人気もの

2013年06月28日 | テレビ
『333』と
『パワープリン』と
『ハマ3』『オンバト+』など
いわゆる若手芸人さんがたくさん出ている番組を
ひきつづき見ております。

『バチバチエレキテル』は話題になっていた頃
2回ほど見たことがあります。
で、「そっかー」と思って見なくなりました。
ちょっとノリが苦手かも…なんて。
若手芸人さんが何組か出ていて
ネタと企画とを両方やる番組です。
うしろシティ
ニューヨーク
デニス
プリマ旦那
ラブレターズ
カーニバル。
が出演者です。
なんといっても
カーニバルが気になる。
以前放送の『ロケットライブ』の女性芸人特集のときも
独特の空気にしていた
女性芸人さん。

それが
先週「入れ替え戦」なる1時間の生放送があったので
録画して見てみました。

カーニバルは
視聴者投票でものすごい差をつけて負けた
視聴者投票にしたら
負けるにきまってるじゃん!(失礼)
ああいう番組をオンタイムで見て投票するなんて
ファンばっかりなんだからさああ。
ぐおおお。
などと憤慨した。

でも
そんなひとたちに向けた番組だとしたら
こんなに熱くなる必要も
カーニバルがとどまる必要もなく
ほかの場で活躍すればいいことでございます。
(そんな悠長なことも言ってられないのかもしれないけど)
ほかではあんまり見ることのできない芸人さんを見れる
貴重な場ではありますが
バラエティ番組として
そんなに…。
終始ふわふわしているよね。
スタジオトークないほうがまだ…。
テレビに慣れていない芸人さんなんだから
そういう空気になるのは当たり前。
もっと拾い方を変えればいいのかもしれません。
今のバラエティのスピード感からすると
だいぶゆっくりゆるく感じる。

ラブレターズ溜口さんのゲスさと
デニス植野(行雄ちゃんね)さんの相撲で見せた
圧倒的パワーは
ちょっと良かったけど。

パワープリンは
前半ロケゲームのみ(ゴチになりますっぽいやつ)
後半コント1本のみ

もうそんな感じに…
と思いきや
出演者の関係性や面白さが
わりとちゃんと出ていて
のびのびした空気感がよく
あっという間に見た。
ゲームの後半戦が来週で
もうつづきが見たくなっている。
それよりも
この番組では
女性陣の活躍を望む。
あんなに面白いひと揃っているのに
才能の買い殺しだと思います。

カーニバルはどこかでなんとかならんかしら。
うしろシティとの圧倒的な投票数の差に
ショック受けました。(わたしが)
うっかり、うしろシティ「嫌い」くらい思いそうになったもの。
恨みのあまり、逆恨み。
いやいや、嘘嘘。

そもそも
恨むこと自体、意味がないことでした。
人気だけあって
それなりに面白かったのに
テレビの世界で活躍せず
時とともに
おじさんになっちゃって
キャーキャー人気がなくなった芸人さんを
何人も見ているので
この程度の人気は持続しないって
知っている。
才能も運も追い風になれば
いいけどね。

人気だけで
お笑い系バラエティ番組をつくっていこうすると
女性芸人は圧倒的に不利だし
出演枠も限られてしまう。
もうだから
面白くなるしかない。
テレビつくっているひとに
面白いって思われるしかないのだ。

さて
今日はこれから
バイきんぐの単独ライブに行きます。
るんるん

感想は来週書こう。
良い週末を。


若手芸人オーディション

2013年06月26日 | テレビ
続けざまに
若手(でもないんだけど本当は)芸人さんが
ごちゃ
と出るオーディション的2番組を見ました。

『アメトーーク!特別編プレゼン大会若手芸人SP』

『人志松本のすべらない話 真夜中のオーディション』
です。

どちらも通常枠ではなく
違う時間帯に
お試し感満載でやっておりました。

『アメトーーク』のほうは昼間に。
アメトーークに出たい芸人さんに
プレゼンをしてもらい
この中から
実際に採用される企画があるのかもしれない。
夢の企画。
お客さん抜きですが
いつものセットで
みなさんプレゼンしておりました。
出演者は以下。
アルコ&ピース平子
磁石・永沢
パンサー菅
ジューシーズ松橋
トップリード新妻
グランジ佐藤
なすなかにし
鬼ヶ島・おおかわら
井下好井・好井
BLUE RIVER川原
アームストロング安村
(敬称略)

プレゼンを
いまひとつひとつ確認してみて
どれも
そうね
企画単体だけで勝手に吟味すると
どれも見たことあるような
前に放送したものとかぶっているような
おや!それは新しいな!
見たいな!!
と思うものは
あんまりなかった。
でも
番組自体が面白かったのは
芸人さんのプレゼンがちゃんと面白かったからだ。
そのひとたちが
プレゼンして、
実際、このあとアメトーークに出演するかも!?
という興奮で
熱を帯びて面白かった。
出ている人の熱が伝染したのかな。
見ているこちら側も熱かった。

じゃあ文句言うな?
すいませんね。
でもあえてもう一個言わせていただくと
たとえば
出演芸人のラインナップが
いかにも
「アメトーーク」的じゃなかったでしょうか?
出川さんへの
オファー率高し。
事前にこの番組を知っていて
こういうのをテレビの人は使いがち
って頭により
非常に優等生的な
表面をなぞったような
きっちりしたプレゼンテーションでした。
悪くない。
でもね、第2回プレゼン大会でしたか?
ケンドーコバヤシさんのプレゼンを思い出してみて。
(越中芸人)
それからほら、
鳥居みゆきさんプレゼン
2年前くらいのやつ。(こちらは内容とかよりも…)
あのくらいの
爆発が
ひとつあってもいいよ。
「若手芸人」くくりなんだからさ!
こっちの一方的なエゴだけどさ!
内容関係なく
芸人さんの魅力が
どうしようもなく
はみ出しまくっているようなプレゼンが見たい。
だって、
プレゼンの内容自体は
そう大したことではないんです。
所作を見ているんだからさ、こっちはさ。
そのひとの個性が見れたら
それだけでいいんです。
私的には
永沢さんのまあまあな最低さ
と、
BLUE RIVER川原さんのマイペースさが
良かった。

書きすぎたので、サラッと行きます。
『人志松本のすべらない話 真夜中のオーディション』
は、
原点に立ち戻り居酒屋トークの中から
若手の芸人のすべらない話を発掘しよう
という趣旨で
居酒屋での飲み会を隠し撮り。
それをスタジオで見て
MVPを本編のすべらない話に出場させる
というものでした。
それぞれ事務所ごとに分かれて飲み会は開催されております。
出演者は以下。
[人力舎]
キングオブコメディ高橋、ラバーガール大水、いけだてつや、早出明弘、地球マグ万平
[松竹芸能]
コーヒールンバ平岡、 なすなかにし、ヒカリゴケ片山、オジンオズボーン篠宮、ピーマンスタンダード南川、ムートン伊藤
[東京よしもと]
若月 若月徹、トンファー山西、とろサーモン久保田、マテンロウアントニー、小川耕平、タモンズ大波、ゆったり感中村
[大阪よしもと]
尼神インター誠子、ダイアン西澤、ななまがり森下、スーパーマラドーナ武智、アインシュタイン
(敬称略)

聴いたことある話も、
もう一回聴けるなぁ
と改めて思って
面白かったです。
それぞれ事務所のカラーがあって、
良かった。
コメントでも言ってたけど
大阪よしもとのキャラの濃さ!
濃いって大事だなあ
とくに
ごちゃっとしていて
見ているこちらが判別できない場合は
濃いほうが勝つ。
群雄割拠の大阪よしもとらしい。
人力舎のスタジオコメント時は鈴木拓さんがもうちょっと情報を…。
って、まあいいんだけど。
松竹芸能がいちばんマッタリと好い加減でした。
師匠方の話は
すべらんぜ。
社風なのかな
ペースが優しい。

それぞれの家族の話
経歴や人生で出会った話
をきいて、
いろんな見た目や年齢や喋り方の
ひとたちを見ていたら
こうやって話して笑いにして
そうしてなかったら
一見マイナスに見えることでも
何倍にもプラスになる。
みんな笑って幸せになるんだ。
笑いって凄い!

泣けてきた。
辛いことばっかりだよ。
それ笑いに変えるって凄い力だな。
超能力だな。(スーパーな能力ってことね!)
と思いました。

わたしのハイライトは
とろサーモン久保田さんの
風俗店店長時代の
お尻から吹き矢を出す芸をする風俗嬢さんの話で
「自分の芸事に対して真剣に思う奴って
 めっちゃ格好いいな」
と尊敬するくだりがあって
泣いちゃったよ。
話し自体はホントに落語みたいに
うまくオチまで行って面白いんだけど。
そのセリフで
そう思う久保田さんもめっちゃ格好いい。
芸を大切にしているんだな
って、感じて胸が熱くなった。
尼神インター誠子さんの話も良かった…というか
はっきり心に刻んだよ。

では長くなったけど
今日はこの辺で~。
あ、
すべらない話本編出場は
マテンロウのアントニーさん。
見た目をここまで客観視して
笑いに変えるパワーは
やっぱり凄い。超能力者!
楽しみ。

堤下さんに見る芸人の欲

2013年06月24日 | テレビ
インパルスの堤下さんを
二回くらい連続で(久々に)見た。
『ダウンタウンDX』と
『内村とザワつく夜』
で。

良いのか悪いのか
変わってないな!
いやむしろ昔より…
なんだろう
あの…
ギラついているっ。

『ダウンタウンDX』におきまして
堤下さんが
1歳4カ月になる娘さんと
楽しく子ども番組を見ている姿がVTRに流れていた。

のにも関わらず!
です。
ふつう、
こういうの流れると
「いいお父さんだなあ
 大人になったのねえ
 ほっこり」
と両手をクロスさせて両肩に置き
左右に揺れるところですが
1ミリも
ぶれることなく
ヤな感じの堤下さんでした。
(↑言っちゃったっ)

これってむしろ凄い。

インパルスを考えるときに
『はねるのトビラ』を
セットにして考えざる得ない。
『めちゃ×2イケてる』
の後に続けとばかりに
はじまった
若手芸人を調子に乗せた(ように見える)
はしゃいだバラエティ番組です。

悪く言い過ぎた。

古くは
ダウンタウンウッチャンナンチャンの
『夢で逢えたら』
から始まる系譜です。
若手人気芸人を集めて
ユニット的扱いで売っていくやり方で
人気者を育てていくやつ。

その系譜を考えれば
はねとび
は、
めちゃイケ
より先に終わってはいけなかった。
でも先に終わったがゆえに
人気がなくなって終わったような
悲壮感。
実際は
11年半も続いたのだから
長寿番組だし
星の数ほど終わっていく番組があるなか
出演者は
テレビで生活できるようになったのだから
なにも嘆くことはないとは思うのですが。

それでも
これがあることで
どの芸人さんも
調子に乗ってんちゃうん?
っていう空気が
一切なくなり
芸人として
あっさり感が出て
一味もふた味も旨味が増したように
思えるのです。
これは勝手にこっちが思っていることで
本人たちの心情は一切無視してますけど。
とくに
キングコングなんかは
そんな感じがしませんでしょうか。
わたしだけでしょうか。
西野さんのビッグマウスも
優しい目で見られるというか。
完全に上から目線になってしまうつーか。

で、インパルスですよ。
板倉さんは
ロンドンハーツなんかで
その気持ちを吐露しており、
もともと好感持っていたこともあるけど
芸人として
思うことがいろいろあったのね
なんて知った風な
もともと彫りの深い顔立ちに
さらに影の深さを見るような気持ちで
見ておりました。
刷り込みのせいか
アメトーークでも
それなりの爪痕というか
未来が見えるように思っていたのです。

堤下さんに関しては
まだこの2番組を見ただけだけど
その感じが
一切ない。

そういえば
はねトびが終わったすぐくらいに
出演していた3組の芸人さんにその番組終了の話を聞く場面が
なんかの番組にあって、
堤下さんは
ほかのひととは口調がちがっていて
むしろ
とっても明るく
「いやいや、番組ですから
 終わりがあるのは当たり前です」
などとニコニコ笑って
その話題を終わらせていた。
ほかのひとは
もっと暗めの調子だったと記憶する。
ここで大事なのは
番組として
堤下さんのような答えは望んでないということだ。
むしろ
暗い話を聞きたくて
振っているはずで
そんな政治家のような返答はいらないのだ。
そう
すごく政治家的な
慇懃な印象をそのときも感じた。
本心が読めない印象。
本心かもしれないし、嘘ついてるようにも見える。

どうしてだろう。
彼は
つまらないひと
なわけではない。
むしろそつがなくてちゃんとしている。
そのことでドヤ顔しているから?
そんなひどくはない。
そもそも番組の
キーポジションではないから。
ちゃんと
ツッコミとしての
職務を全うしている。

ただ楽しそうではない。
目の奥は座っていて
ちっとも笑ってない。
このあいだの
『内村とザワつく夜』も
あれ?本気でモテると思ってんの?
と怖くなったくらい(嘘)

もしかして、それかな?

推測ですが
テレビタレントとして
よりも
芸人として
やってやるぞ感が
すごく出ちゃっているのかもしれない。
才能がないわけではない分だけ
いろんなことに
鬱屈した思いがあるのか
それとも
納得していないのか
全然推測だけど。
でも
肩の力が入りすぎているのは確かだ。
ここでハネなくても
楽しくしておけばいいや
というのが見えない。

それって芸人欲として悪くない。
でも
テレビタレントとしては
あんまりないほうがいい
と思う。

『サワコの朝』で
土田晃之さんがおっしゃってましたね。
そういうのがあるとダメだって。
みんなで番組作っていくってスタンスじゃないと。
って。
ケ!
…あ、この話はまた今度にします。
マキタ・スポーツさんも
インタビューで
テレビに出る能力と
芸人としてネタやる能力は
まったく別物ともおっしゃってました。

↓これね。

表現者が守るべき「ご機嫌さ」——久保ミツロウ×マキタスポーツ対談【第1回】


これ読んで
「ショーレース優勝=売れる」
が幻想ってことが
私の中で
クリアになりました。

では長くなりました。
何の話だっけ。
そうそう
堤下さんが
ちょっとギラギラしすぎてて
気になるってこと。
着地点が見つからないまま
今日はこのへんで。

なんだかわかんないもの

2013年06月21日 | テレビ
『アウト×デラックス』
をたびたび見ます。
いつも思い出したように録画して
わお
となります。

テレビ画面のなかで生きているひとは
テレビ製作者によって
きれいに消毒され(消費され)た
ひとびとであって
それ以外のテレビに映らない大勢のひとたちに
個性がつまっている
ということを
再認識しました。
わたしは主にバラエティ番組しか見ていないし
芸人さんはそれだけで個性的な顔が多い
とは思うけど
それにしたって
あれだけのバリエーションしかない…わけはない!
と思ってます。
外見だけ見ても
ひとは千差万別。
電車乗っていると、
会社に行くって目的だけで
こんなにパンチのある人がいっぱいいる
って思います。

処理できないものを
テレビをつくるひとは映したがらない。
とたびたび感じる。

なんだか分からないものは
それが何か分かってからじゃないと
出演させない。
個性のあるひとが
一回おもしろい
ってなると
わーーー
と出演数が増えるのも
そのせいだ。
整った顔立ちのひとは
処理しやすい。
親しみを持ってしまうからね。
深夜のCMで見かける
デビューシングルを出した新人歌手が
全員美人ってのも
バラエティの美人枠が
だいたいハーフで最近は続いている
ってのも、(トリンドルさんのつぎはダレノガレさん)
定型文のようにしておけば
処理しやすいからだ。

定型文内のものって
個性でもなんでもない。
最初に存在した個性は
どんどん消費されて
定型化される。

『アウト×デラックス』
「アウト」
と矢部さんが判決を下しますが
文字通りこれはアウトではない。
そもそも人はそういうものなんだよね。
あれを言うことで
なんとか
処理できないものを
「処理できない」という烙印を押して
処理しようとしているのだ。

だから
何の流れも見ずに
たまに
見ると
「ギョッ」とするわけです。
良い「ギョッ」
ですけどね。

生きているものは
そもそも
説明のつかない
処理できないものだもの。

マツコ・デラックスさんつながりではないですが
『ハート・ネットTV』のマツコさんの回を見ました。
そういう話をしていたよね。
分からないものを
理解してもらおうなどと思わないけど
存在していることを認識してくれたら…。
という趣旨のことを言っていた。
性差は男女だけではない
ということが発端だったと思うけど。
なんだか分からないものを
なんとか説明しようとするのって
難しい。
でも説明することよりも
受け取る側の容量の問題かもしれません。
まだまだ
見る目がないひとが多いのよ。

女性も
美人と不細工ばかりではない
中途半端なブスもいれば
中途半端な美人もいる。
中途半端なものは
どっちかに押し込める傾向があるよね。
そのあいだに
旨味がつまっているのになー
と最近よく考えております。

以上。
みなさま良い週末を~。

2年前の旅猿とエレ片

2013年06月19日 | テレビ
ネタもなく
書き始めます。

そうだ旅猿のハワイ編を見たい
と思って、
昔のDVDデッキを
起動させました。

いつ撮ったものかが分からないので
探すの苦労しましたが
地デジ対応前のデッキに入っていることは覚えていて
さらに
旅猿に関しては
ひとつも消去していないことは
分かっていたので
アナログのぼんやりした映像ひとつずつ見ながら
確認していきました。

2時間SP。
2011年4月でした。
地震から1カ月で
余震の緊急ニュース速報が
何度か入ります。

この旅については
パンケーキばっかり食べているし
宿泊先もコニシキ邸とかで
ちょっとなー
って思ってたけど
寒そうにオープンカー乗って
奥田民夫さんが
名曲「イージュー☆ライダー」を
旅猿用にアレンジしてくれた曲をかけて歌う
岡村さんと東野さんを見ていたら
この回も
悪くないな
と思いました。
この回から
公式に「タビサル☆ライダー」を使うようになったのですね。
もともとイイ曲だけど
アレンジについても
岡村さんが病気から復帰されて
数か月経って
地震があったあの春のことを思うと
泣ける。
笑えもするんだけど。
泣き笑いですよ。
その前の年から一回ずつ確認していったので
「あれ?矢部さん…ああそうか」
レギュラー放送になった最初は
岡村さんが休養中だったのだ
と気がついたのでした。


中途半端な感じで
2年前を振りかえってしまいましたが
大好きなラジオ
TBSラジオ『エレ片のコント太郎』ポッドキャスト
の過去分を聴いています。
こちらも
ちょうどその頃のを聴いていて
何度も書いていてその重複になりますが
地震直後のポッドキャストは
ふつうどおり
くだらなくて
でも片桐さんちの第二子の名前を考える回で
すごく良かった。
その年の3月、
地震の4日後に「エレ片のコントの人」公演が予定されていた。
平日のチケットが売れてないから
って前の週までは宣伝していて
地震があって
公演の会場が停電エリアのため
11月に振り替えになるという。
思い出したよ。
ありありとあのときの
フワフワした不安な気持ちを。
これ何度も書いていますけど…
地震直後、
仕事中だったけど
ipod取り出してこのラジオを
再生した。
自分を落ち着けるために。
内容入ってこなかったけど
三人のいつもの声で気持ちが落ち着いた。
このラジオには何度もこうやって救われております。

このあいだ
「怒り新党」でも言っていたけど
不謹慎って結局なんだろう。
自粛されたバラエティも多くあったように
記憶しているけど
地震関連のテレビ映像には
ひとつも救いがないということに
早い段階で気付き
見ないようにしていた。
(情報は新聞、ネットとラジオだけ)
おもしろいもの
だけが、
心に今でも残っている。
緊張状態から
ふっと安らぐ瞬間の気持ちが残っています。
地震からの復興については
原発のことを含めて
まだ終わってない。
あのとき自粛していたものは
どの時点で不謹慎じゃなくなったのだろう。

あのときおもしろいものを
発信したひとは
それなりの覚悟があったのかもしれない。
ちがうかも、だけど。
復帰後の岡村さんの顔(ハワイ編よりずっと前の回だけど)
エレ片のポッドキャストに
それを感じた。


っていう話し。
おわり。

中学生円山~ネタばれ感想~

2013年06月17日 | 映画とかDVDとか
映画見に行った。
夜、娘がお泊りでさびしかったので。
お腹痛かったのに、
こっそり行ってきた。

『中学生円山』
宮藤勘九郎監督作品。

今週で終わるとのことで
気になっていたのだ。

宣伝を見ていて
あんまりピンと来てなかったんだけど
見て良かった。

団地に
父母妹と4人で暮らす
中学2年生の円山くんの平凡な日常は
妄想とともに加速する。


ネタばれ。



団地の生活感。
人間関係。
中学校のときの
やるせない感じ。


リアルな一方で、
コミカルでマンガ調なテンション。
ここが受け入れられるかどうかが
クドカン作品にハマれるかの関門なんだけど。
自分的に。
そのテンションに乗れないやつと
乗れるやつがあって
今回は前半
うーん?
と思っていた。
でも後半
徐々に着地に向かって
いろんなことがすっきりしていくなかで
家族関係が
心温まるもので
すごくすごくジンとした。
個人的には
小学生の妹が
徘徊老人と仲良くなるんだけど
そのエピソードが
ぜんぶ良かった。
わたしは
最後のふたりのシーンで
しくしく泣いた。
ひとを想う気持ちに
弱いの。
クドカン作品には
いつも
ひとを想う
ひとを大切にする気持ちが
根底にあるから
嫌いになれない。
ハマれないことは多々あるけど。

思ったよりずっとアクションシーンが多くて
格好良かった。
スクリーンで見ることができて
良かった。
迫力がね、DVDだと減るじゃない。
あと歌のシーンも。
きっとDVDで見ると
ちんまりとなって、
あそこまで胸に迫ってこないと思う。
大音量、大画面の特性が生かされないとね。
だから
DVDでいい
とは言いません。

散々、
気持ちが優しくなるようなことを書きましたけど、
実際はしょっぱなそんな雰囲気はみじんもなくて
この映画を説明するには…

円山くんは
自分のチン○を舐めることが夢で
毎日トレーニングをしている

というのがこの映画のキーポイントとなる。
と書くと分かりやすいかもしれません。

そんな中2エロのバカバカしさが
全てを支配していて
思春期の意味不明なもどかしさが
この映画の
いちばんよかったところだと思います。
円山くんは
ふんにゃりした
ダメダメ感があふれた役ですが
パッチリおメメといい
イケメンになりそうな要素十分でした。

個人的には坂井真紀さんが
こういうふうになるのか
ということが
意外で良かったです。

わたしも中学生の時
妄想にとっぷりひたりすぎてて
自分が異常者じゃないかと思って
怖かったです。
ご飯食べているとき以外は
別の世界にいました。
現実に帰ってこれて良かったです。

ただただそういう目

2013年06月14日 | テレビ
昨日のアメトーークは
「オシャレって何なの芸人」 でした。
出演者は以下のとおり。

麒麟川島
有吉弘行
オードリー若林
博多大吉
笑い飯西田
ジャルジャル後藤
ハマカーン浜谷

益若つばさ
オリエンタルラジオ藤森
(敬称略)

このラインナップ…。
思ったのは
豪華で実力ある芸人さんばかりです。

…っていうのはタテマエだよ!
私服がダサい
でこのメンバー

…萌える!
ぶっちゃけ、
キュンキュンする!

ほとんどの女性は
男性におしゃれなど
求めてない
と思われます。
むしろわたしのように
おしゃれに自信のない人間からすると
おしゃれすぎるひととは
なるべく関わりたくない。
そんななか
かわいらしい(といってもほとんど年上)芸人さんが
おしゃれに疑問を提示するなんて
なんと女子ウケを狙っているのかしら。
とひたすら思っていました。

わたしだけかしら。
でも
みんなおしゃれになりえそうで
清潔感があり、
プラス
才能出ちゃっている系の
芸人さんじゃないですか(言い方もっとないのか)
え?
西田さんも?
わたし
笑い飯西田さんは
端正なお顔立ちだと思っています。
結婚しちゃって
ショックです。

そんなわけで
この企画自体、人気者ばかりを寄せ集めた
ゆるいものだろうが
益若さんを入れてさらに女子ウケを強化したものだろうが
文句は言うまい。
言うまいよ。

今日のあさイチのプレミアムトークは
ウッチャンナンチャンの内村光良さんでした。
そもそも
服がダサい
と自己申告をされて
萌えたのは
ウッチャンが最初かも…。
ブランド殺し。
同じものを気潰す。
などおしゃれベタエピソードが
かわいらしくてツボでした。
↑これ言っているの高校生の私です。

内容、とっても良かったです。
『笑いの殿堂』
『夢で逢えたら』
という番組名がウッチャンの口から出たのも
ダウンタウンの話が聞けたのも
学校時代の話を(また)聴けたのも
涙もの
でした。
ここんとこ
映画の宣伝で各バラエティ番組にゲストに出てましたが
そのなかで一番良かったです。
映画の話がなかったからか?
そういうわけでもないよ。
映画の話もいっぱいあった。
ポイントは
かぶった話が少なかったこと
事前のリサーチが深くて
話に広がりができたこと
です。
あさイチ
いい番組です。

では今日は
乙女心満載でお送りしました。

昔の話ですが。
女性的目線で
芸人さんにキャアキャア言うのって
どうなんだろう
って、
劇場で芸人さんをアイドル扱いする
女の子たちを見ていて
それならば
わたしは
絶対に笑わない
などと意地を張ったものです。
めんどうくさい客です。
それはそれでね。

でも見ていくうちに
その芸人さんが好きかどうか
って、
笑うことに密接にかかわっていて
それならば
女の子目線で見ても
まったくかまわない
むしろ(女性である)自分が好きかどうかに
素直に従って
気持ちよく笑うことって大事だと
気付きました。

同時に「好き」という気持ちを
差し引いて考えることも
好きでなくても
面白いことを率直に認めるマインドも
だんだん身についてきたので
言えることかもしれません。

昨日、
NOTTVエンダンのゲストは
ピースの綾部さんでした。
おもしろかったなー
わたし綾部さんは苦手なんですけど。
身体能力が高い気がします。
お笑いの。
苦手な理由はオラオラな感じなのと
まさに
劇場でアイドル的人気があるときに見に行って
引いた
ってこと
あとそのとき
テレビにもあまり出ていないころだったのにも関わらず
ものすごくおしゃれだった
尖ったブーツを履いていた
ということを
思い出しました。
おしゃれ男子苦手なんだよなー。
そのとき又吉さんは普通でした。

笑いの好みはひとそれぞれ

2013年06月12日 | テレビ
今日は
今日見に行ったお芝居のことを書こうと思ったのですが、
良い感想が見当たらない
というか
ぶっちゃけ
ここが気に入らない!
っていうのがたくさんあって
それを巧く文章に昇華できるとも思わないし
その公演は今週いっぱい続くというので
下手に悪口みたいになって
これから行く人の気をそぐといけないので
書かないことにします。
実際見に行ったら行ったで
おもしろいかもしれないものね。
悪い事前情報はよっぽどひどくないと。

芸人さんのネタで
どれが好きか
嫌いか
について
このあいだ
お友達と話していたのですが
いろいろと
分かれるものだなあ
と実感しました。

ひとによって
面白いと思うものがこんなにもバリエーションあるのか
と思いました。
悪くないけど
面白いと思えないもの
って、たくさんあって
それは突き詰めていくと
好み
っていう結論に落ち着きますよね。

わたしは
少し頭がいい感じがするネタが
苦手です。
頭いいだろ
っていうのがにじみ出ている感じ
というか。
はっきりとした
これ!
というのはないのだけど
代表的なものは
ラーメンズとか?
毛嫌いしているとかではないし
ラーメンズ
CD持っているし
それなりに好きなんだけども
ネタに関しては
笑いより先に発想のすごさがあると
スッと冷める。
どこかで冷静になる。
すごい
ということは認めるけど
大声では笑わない。
そういう種類のネタだから
そもそもしょうがないんだけど。
笑いが大事だから、わたしのなかで。
あっはっは
って声に出すことが
わたしにとって
大事だから。

かもめんたる。
お友達ともこの話題になって
マッサージのネタで
すごくいいセリフがあって
「油粘土でできた猿」っていう。
印象的で岩崎さんが言うからこそ
変態っプリあらわれているセリフ。
でも
やっぱり
これはいいセリフであって
笑うこととは直通ではない。
かもめんたるは基本的に
言霊の強いコントをすると思っています。
そういうとこが
頭良さそうだから好みじゃないけど。

ちょっとさっきから
頭良さそう良さそう
ってなんなのさ。
と、好きな芸人さんの名前検索で読み始めた方が
いらつきそうな気がしてきた。
すいません。

しかも批判しているわけではなく
うすらぼんやり
好きじゃない
とか言ってさ。

私が好きなのは
意味のないこと
だ。
結果
なんだったんだ!
っていう意味のないことが
一見誰にでもできそうなバカなことが
好き。
一見誰にでもできそうなバカなことは
だれもやらないのと
その訓練をしないから
やってもそれそうとうな面白さにはならないのを
知ってか知らずか
とにかくバカが好き。
そのためには
人物や設定、台詞には
きちんと意味があることや
崩していくことが
重要で…
って分析していくと
昔からいろんなひとがやっている
新喜劇とかドリフとかになっちゃうのかもしれない。
そういうわけでもないんだけど
ベタが結局最強だと思ってる。
これは去年新喜劇見て思った。
皆が笑う当たり前のことって
すごく面白い!
しかもそこにつながる空気の読み方が半端なかった。
同じものを違う空間で見たら
また違ったから
とくに思う。
観客との駆け引きがすべてだった
あのときは。

バカで
ベタ
って、
今日「バカ」をかかげているお芝居を見に行って思ったんですけど
あらためて
むずかしい。
チョイスする題材も大事で
そこにハマれないと
いくらバカをやられても
本当のバカに気付けないし近付けない。
思ったより近づいちゃっているかもしれないけど
距離感があるように錯覚してしまった。
ある人物のモノマネをずっとし続けるコントがあったんですけど
その人物も
わたしのなかでは
もう数年前に面白さのピーク終わっているひとで
どうもそこのセンスが自分と違っていて戸惑った。
いやセンス悪いのはきっと私なんですけどね。
正直、時間が長く感じた。
そういやアンケートがなかったな、その公演。

あら
結局、公演の感想入れ込んじゃった。
今日はなんだかわかんなくて
すいませんね。
こんな日もあるさ。

ではまた金曜日に。
テレビもたくさん見ているけど
さしてコメントはないのよね。


爆笑問題とストライクTV

2013年06月10日 | テレビ
今日は一日
ストライクTV
を見ておりました。
毎週予約をしている番組ですが、
毎週見るのを後回しにしていたため
見ていない回がたまっておりました。

爆笑問題が好きかどうか
と聞かれたら、
わたしは
好き
と答えます。

ずっと面白かったし、
ボキャブラ天国見てたのは、
爆笑問題が出ていたからです。
逆に
爆笑問題があそこに出てなかったら
たぶんボキャブラ芸人さんを認識することは
いまだなかっただろうと思っています。
それくらい
あの時間、爆笑問題がテレビに出ていたことは
わたしにとって
興奮することだった。

でも
いま
爆笑問題が好き
っていうと
尖がったお笑いファンのような気がするのが
自分としては不本意です。

側面のひとつである
政治への意見や
時事問題への切り込み
太田さんの文芸に関する知識
いわゆる
「頭のいい」芸人としての
サラリーマン世代にドストライク(完全なる偏見)な
爆笑問題像は
わたしからすると
どーでもいい
と思っている。

むしろ
そういうので好きになっているのは
どうかしてる
と思っているくらいだ。

話はそれるけど
「頭のいい」芸人なんて言葉はない。
芸人は全員頭がいい。
売れている芸人さんで
頭が悪いひとなどひとりもいない。
そんなこというひとは
なにひとつ理解していない。
ニュース番組に絡めば
頭がいいと言われる風潮もどうかしてる(ぜ)。

圧倒的な漫才師とのしての実力に上乗せで
爆笑問題のタレントとしての魅力は
芸人さんがきちんと輝くことにある
と思っている。

太田さんが
ストライクTVが始まったころの
エンディングトークのコーナーで
芸人が書いた本を自分は褒めすぎると言われるんだけど…
と頭をかいていた。
たしか
インパルス板倉さんの本を紹介していたと思う。
それを言ったのは自分でも少し図星だと思っていたからで
本が好き
本の面白さを公正に見極めるということよりも
芸人が書いたってことのほうに
太田さんはどうしても心が動いているのだ
と未だに勝手に思っている。

爆笑問題は
(ほかの芸人さんも当然そうだろうけど中でも)
芸人さんへの愛が強い。
しかもふたりが同じくらいのテンションで笑っているのが
いい。
芸人としてとか
司会者としてとか
番組上の自分の立ち位置よりも前に
ネタ面白い!
って、楽しんじゃうふたりが
対芸人さんを面白くしている
といつも思う。

ストライクTVは
同じようなシステムの
雑学王
その前の
検索ちゃん
からずっとパネラーとして出演する芸人さんの
チョイスが
ほかの番組ではあんまり見られないものだった。
めずらしい絡みを見ることができて
すごくお得な気分になるのだ。
ほぼ初対面同士の芸人さんを横に並べる。
最近でのヒットは
桂文枝師匠と伊集院光さん
木村祐一さんと土田晃之さん。
すごく面白かった。
パネラー同士の会話も
最高だった。
(ツッチー嫌いだけど
 キム兄の話に爆笑するツッチーはすごく良かった)

さっき
「頭いい」側面が
苦手だと書いたけど、
NHKで
大学教授とか文筆家とか
研究者とか
その道の最高峰のひとに話を聞きに行く爆笑問題の番組のなかで
気付いたことがある。
そもそも
この番組、見ようとは思ってなかったのに
うっかりつけたときにやっていて
それから数度見ることになった。
苦手な側面なのに
おもしろいな
って感じている自分がいた。

それで気づいたことだけど。
爆笑問題
とくに太田さんのコミュニケーション方法は
すごい。
たとえば
その道を極めた研究者なんて
少し変わっている。
それも大先生、大教授とかは
権威もあり、
人を寄せ付けない雰囲気ある。
最初の対面する時
爆笑問題とアナウンサー
その日の先生との間には
うちとけない壁のようなものがある。
先生のほうは
一介の芸人としか思っていないだろうし
爆笑問題がどんな芸人かも理解していない。
知識だって
雲泥の差だ。
でも途中から
どんどん打ち解け出す。
というか先生の目が本気になる。
態度が変わってきて
グッと出演者同士の距離が縮まる。
先生は饒舌になり、議論は白熱する。
それは
太田さんが
頭がいいから
とかではない。
とにかく聴く態度がすごいからだ。
ありとあらゆる思い浮かんだ質問や意見を
ガンガン先生にぶつける。
それって
誰にでもできるようでいて
みんながしないことだ。
相手の立場や自分の立場
番組の流れやMCとしてのやりべきことは
とりあえず一旦ほったらかしにして
べらべら話す。
このひとは教授で偉いから
と思っていると
全然聴けないと思うんだ。
むしろ知識がないことを利用しているし
知りたいという欲がつきない。
ひたすら純粋なのだと思う。
大人になると
自分の肩書や年齢で
ひとにどう思われるか
それとひとに対するフィルターを変えがちだけど
太田さんにはそれがない。

それで
「頭いい」爆笑問題の謎がとけた。
政治に意見するのも
好きな本を語るのも
純粋な知識欲ゆえだ。

そして
どんな肩書のひとにも壁をつくらない態度は
バラエティ番組を面白いものにしている。
なかなかこんなMCはいない。
目上のひとに媚びないで
打ち解けられるMCは。
好きなMCトップ10みたいなの出てたけど
上位のひとに
そういうタイプのひとはほぼいなかった。
媚びるやつばっか入ってた。
はなこばランキングでは
爆笑問題が上位です。ただし二人で。

私的には
芸人さんが出ている番組で
芸人さんがちゃんと面白い番組になっている
ということが重要です。
どんなに好きな芸人さんでも
出演しているだけじゃ
意味がない。
面白くなきゃ。
そんでもって自分の予想を上回らなきゃ。
こういう番組になるだろうな
って思って
そのとおりだと
面白くても
なーんだ!
って思っちゃうんだよ。
ストライクTVは
キャスティングに関しては
それがない。

企画テーマが一辺倒なのが
気になるし、あのランキングとかなんなのかな
って言いたいことはたくさんあれど。


では
たくさん書いたので
今日はこれまで。







女装ばんぐみ

2013年06月07日 | テレビ
女装する芸人さんを見ていて
モヤモヤしていた。
面白いかどうか
という判断とはまた別の次元で
心に引っかかるところがあった。

男性の女装コントは平気。
それは
笑いとしての必然性があり
女装していることに意味がある。

でも
女装しているだけでは
そう心は動かない。
女性はわりと
女装芸人さんを寛容に受けていれている
という印象だけど
なんか
なんか
自分は違うなあ
って思っていた。

それでお笑いファンのあいだでは
評価が高い
内村とざわつく夜
が始まりました。

この番組は
女性の実体験をもとに
男性芸人さんが女装して再現VTRをとり
芸人さん自身の考えたオチで
スタジオの女性たちが
使えるか使えないか判断する
それで
あーだこーだ
女子トークを繰り広げる
というもの。
構成が巧いし
コント芸人さんを多数起用していて
とってもいい番組だと思います。

でも
毎週予約にしているけど
数回しか見ておらず
あんまりすぐに次を見ようと思えない。

どうしてだろ。

と思っていた。
それから
このあいだの
ロンドンハーツでも
芸人さんが女装してましたね。
女装芸人はいま来てる!
のかもしれませんが
なんでか乗れない自分がいたのよね。

それで立て続けに
ざわつく夜とか
女装芸人さんの集いとか
見ていて気がついた。
どうして
見ていてキツイなあ
って思っているか。

それは
女性ヒエラルキーの問題だった。

男性が女装するときって
そのひとの女性に対する思想が出ると思う。

こういうのが女性だ
こういう女性になりたい
みんな
かわいくするよね。
お化粧をきちんとして
髪をカールし、
きちんとした服装をする。

当たり前だ。
とお思いでしょう。
わたしも思います。

自分が男性で女装するなら
そういうふうにする。

でも
その男性が思う女性を見ていて
あたしは辛いの。
レベルが違いすぎることを痛感するの。

その結集が
内村とざわつく夜
だと思います。

あそこで語られること
って、
彼がいて、
美味しいレストランに連れていってもらえて
夜な夜な語り明かす友達がいて
元彼もいて、
さらにライバルなんかもいたりして
たいてい仕事をしていたり学校に行っていたりして所属もしっかりして
ネイルをやる時間もありゃ
髪をカールすることが当たり前の
女子の世界なのだ。

なんということでしょう。
わたしはその何一つも持っていないし
経験もしてない!
だから
先月の1時間スペシャルを見よう
と、録画を再生して
最初に今日のラインナップで
前半は再現VTR
後半は芸人さんが実際に女性を落としたレストラン
と紹介されて
辛すぎて
即刻、消去してしまった。

そりゃあね、
すっぴんで
髪の毛は痛みと天然パーマで爆発してて
服も毛玉だらけか、糸がほつれているか、
シミがついているかの
どれかを着ていて
口を開けば
お笑いの話ばっかりしているような女性を
男性はわざわざ真似しないですよ。
分かっていはいるし
誰にも罪はない。

けど
恋してます
ダイエットしてます
ゆるふわ大好き
お菓子大好き

そればっかの世界
辛い。
違いすぎて、ということもあるし
その世界にそもそも生きたくない。
合わせたくもない自分がいる。
きれいにすることは
もちろん素敵なことだし
恋もいいけど
そればっかは
そればっかは!
ご勘弁くだされ。
密閉された甘ったるい匂いの世界だけ
続けて見たから
ごり押しされたような気がして
しんどかったの。

それで
なぜしんどいのか
わからなかったけど
気付いたから
書かずにはいられなかった。

ドリカムとかaikoとか
ずっと聴いてられないんですよ私。
フルアルバムぜんぶ聴けないの。
ラブライフな世界がしんどくて。
愛だの恋だの
甘ったるさが容量オーバーになる。

ざわつく夜は
悪い番組じゃないです。
ただもう見るのはやめる。