笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
新アドレス→http://hana58.hatenablog.com/

さんまのまんま ゲスト:ロザン

2012年01月30日 | テレビ
笑いは体感だ。

と思います。

どんなに頭で面白いと考えても
あのとき、あんだけ笑った
という体の記憶に勝てるものはない。
それは理屈ではなくて、
説明のつかない感受性によるものです。
そんなわけで
つねに新しい笑いを求めてしまうんですが。

そんななか
明石家さんまさんは
いまでもハングリーに
頂点から人を蹴落とす勢い。
ピークを知らないのに、
後からファンになった数少ない芸人さんのひとりです。

そんでもって
今日は
「さんまのまんま」
の感想です。
先週関東では
ロザンのふたりがゲストでした。
京大芸人さんと愛嬌のあるイケメンさんのコンビ。です。
「徹子の部屋」に出ていたときも
ほかのトークゲストで来た時も
きまって話すネタはだいたい
菅さんの本「京大芸人」のなかに書かれている鉄板の話です。
・教科書のアンダーラインのはなし
・芸人になったら売りになるから京大に入ったはなし
・芸人になったら宇治原さんの両親の菅さんに対する態度が変わったはなし
・塾の学生証が宇治原さんだけゴールド
・宇治原さんのお母さんの教育の話
など。
大体ね
ほう~
と感心するリアクション以外ないんですよね。
この話を聞くと。
勉強のできる子は違うわねえって。
さんまさんはこれらのはなしを初めて聞いたようで、
感心しつつも、切り込みがすごい。
以下、発言を抜粋。

・頭いいと計算してまうやんか
・それがものすごく無駄な時間になるやんか
・反射神経のほうが大事だから
・笑いを分析してしまう
・アホな人生。頭は賢いかもしれんけど人生がアホ
・国がお金出してつくった(学校を出た)けど、国のためになってない税金返せって話や
・そんな人生のやつがお笑い芸人になったらあかん
・脳にいろんなものを入れるとオーソドックなものしか出てこんやろ、おそらく。
・突拍子もないことが出てこない
・根本から変えよ、もういちどアホになれ
・ホンマでっかに出ているひとたちはデータしか話さない。
・体感でいくひとがだれもいない。
・不幸なことと思うで

活字で書くときついけどねえ。
ものすごい早いキャッチボールのさなかに
入れられた言葉を抜粋しました。
「勉強できる」芸人への分析が完璧。

それと
わたしがまさにロザンのネタを見ていて
思っていたことだ。
ロザンは見た目かわいいし、
愛嬌あるし、おしゃべりも上手だし
そんなに嫌な感じはしない。
つまらないわけではない。
ただ高学歴芸人という立派な看板の割には
ネタがこっちの想像の範囲を一回も突き破ってこない。
そのせいで届かないの。
もういちどいうけど
つまらないわけでない。
でも、面白いと「体感」したことがない。
「むかしこんなネタが流行りました」と言われたら
そうかあ
と納得しそうなネタなんだ。

わたしの戯言はともかく
上記の矢継ぎ早の分析を言われてロザンのふたりは
「辛なってきた~」
と。
愛嬌いっぱいソファに倒れてました。
「京大」タレントなら
まだもうちょっと愛せるのよね。
「芸人」ってとこがいつも引っかかると思っていた。

さて最後に菅ちゃんが放り込んだ
塾で宇治原さんだけ学生証がゴールドで
それは塾の特待生として学費免除だった
という話において
「僕らの授業料で、こいつ勉強しとったんですよ」(不満顔)
といい
「泥棒ー!」
「税金使いやがって、あほんだらっ」
「やめちまえーっ」
「あげくのはてには、どぶ芸人やー」
と菅さんとさんまさんが楽しそうに宇治原さんを罵倒しておりました。

結果、楽しい形で終わりました。

さんまさんの対人コミュニケーションは清々しい。
相手の立場とか肩書きとか
意に介さない。
関係あるのは年上に対する敬意と
相手に対する尊敬。
「ひととして」
と、さんまさんはよく使う。
立場とか
肩書きとか
って、相手を必要以上に近づけないためのバリアのようなものだ。
それは世間的に有名であったり、上流であるとされているひとほど
バリアの威力は強い。
でもさんまさんはそのバリアを
ズカズカと土足で踏みいって
それで
人間としてどうなの
と確認しに来る感じだ。
マニュアルを読まないと
何もできない宇治原さんに対しては
「向こうはお前と結婚したくないぞ」「こんなん嫌やもん」
とあけすけに言い
洗濯物を左右対称に干してないとダメ
という細かい性格を引き出してました。

今回は唸った。
本当に。

今日はもうひとつ
飯島直子さんについて
書きたかったんだけど
話がとっちらかってしまったので
また今度にします。
それでは
月曜日がまた始まりましたね。
なんとか今週も乗り切りましょう。

キラ☆キラ 小島慶子さん降板などについて

2012年01月27日 | 面白い女性
お昼の時間
高い聴取率をほこるラジオ
TBS「キラ☆キラ」
メインパーソナリティ小島慶子さんが
この3月で降板されるそうです。

その理由については
HPの放送後記

オープニングトークポッドキャストで
知ることができますが
「まったくわからん!」
というのが素直な感想です。
木曜日パートナーのピエール瀧さんが
わたしの気持ちを代弁してくれていて
それはそれはスッキリしましたが。
お話できることの全部です。
と小島さんは言ってましたけど、
お話できなことのほうが多い
ってことらしいです。
回りくどすぎて処理能力のない私には難解なり。

降板のはなしを聴いたとき
タレント☆名鑑打ち切りのときには
まったく感じなかった大きな動揺を感じました。
仕事をしていますので
毎日聴いているリスナーではありませんが
平日のお休みのとき
お昼のラジオといったら
この番組でした。

ラジオ番組は
生活のリズムの一部で
その時間にその番組がやっている安心感。
より自分の生活に密着したものなんだな
と気づきました。
なくなると
お気に入りの鍋がなくなったような
履きやすい靴をなくしたような
家具の配置をかえられたような
そんな気分になるのです。

ただ
小島さんが言っていたように
ラジオ局も会社であり
利益の追求が仕事です。
やっぱり
ラジオ番組も
テレビ同様
完全に聴いてるひとのものではない。
ラジオはテレビとは違う
とたいした確証もなく
勘違いしているわたしがいました。
そんなことにも
この失望感に入っているのね
と分析したりして。

小島さんはもともと
2時間におさまるようなオンナではないのよ

とは思っていましたが、
本音いうと
ずっとその時間にいてほしかった。

番組自体がどうなるか分からないし、
パートナーたちの今後の身の振りなど
発表してないことがありすぎなので
こちらが知っている一部にて語ることは
勝手な言い分なんでしょうけど。
小島さんは
偉そうな物いい&暴言吐きまくりといい
時には誤解させるような不器用な表現方法といい
なんなんだ面倒くさい
と思うこともしばしばですが、
「伝えたい」ことを本気で伝える能力に長け
それにより小島さん自体を好きになってしまうため
プラマイでプラスになってしまう不思議な魅力がある素敵なひとでした。
家事中に心をぎゅっと掴まれ
不意に涙した
なんてことも一度や二度ではありません。
って死んだみたいな書き方になってしまいました。
まだ3月までやってますからね。

そういえばついでに聴いたポットキャスト。
今週火曜日堀井憲一郎さんとのオープニングトークで
「バカのふた」の話があり
そうよね
ほんとそう
と膝を打ちまくりでした。
ツイッターとかで
ゴミほど流れてくる批評って
結局
自分がバカっていわれないような
裏を知ってますっていう
エクスキューズが入っていて
なんにも楽しくない。
バカのふたを閉めっぱなしにして
バカと思われることを怖がらずに
発言すべし
楽しむべし。
わたしも
最近の自分のツイートは
格好つけすぎ
バカと思われないように必死か?
と辟易していたので(自分によ)
これにより素直に影響受けて
改めます。
明日から
本来のバカ丸出しで
口を半開きで
白目で
書いてやろう。
フォロワーが減る?
知らんわ!

話が逸れたけど…。
ラジオの話でした。
好きなんだよ、ラジオ。
キラ☆キラは
力を持ちすぎたのかもしれませんね。
だれにも影響あたえずに
ひっそり
というのがひょっとして理想の姿?
いやどうなの?
ひっそりなんて結局ありえるの?

終わるの残念ですが。
でも変わったら変わったで
またその状況になれる自信もあるのよ。
ホントよ。

あら!
ずいぶん長々書いてしまいましたね。
今日はこんなもんでいっか?
テレビもたくさん見たんだけど。
アメトーークプレゼン大会で
たんぽぽが素敵な活躍をしていました。
千鳥ノブさんが
「これはおもろい!」とリアクションしていて
温かいなあ
と思いました。
千鳥、東京でぜひブレイクしてほしいです。
あと
いま東京で活躍している大阪出身芸人は
千鳥によると
「バケモノ!」
という言葉が印象的でした。
二回売れる体力を維持し続けるって
確かに相当なつわものだと思います。

じゃあ
今日は
怒り新党見て
寝ようと思います。

でわでわ

どどどと見たテレビ感想。

2012年01月25日 | テレビ
ちょっと落ち込みそうな時は
少しでも幸せを感じようと
バラエティ番組をいっぱい見ようとします。
要するにいつもと同じ生活です。

では昨日見たテレビ。

・さんま御殿
芸人さんでは
ウド鈴木さん、
ドランクドラゴン鈴木拓さん、
柳原加奈子さん
が出演されていました。
それで具志堅さんがいたのでね。
具志堅さんが出た時は
15分以上
具志堅さんに費やされるため
ほかのひとの話す時間が減らされます。
面白いからいいんですけど。
私の踊るヒット賞は
ゲストであるカジノ王の娘相手に
カジノで働こうと言ったさんまさんが
ルーレットをまわすジェスチャーで
間違えて
「豆だった」
と豆をつまみだすパントマイムです。
ベタだけど不意をつかれて
よく一瞬でそこまで広げられたわい
と、びっくりして笑いました。
手品のようでしたよ。

・モテモテナインティナイン
深夜に番宣をかねた再放送を2回やっていて
そのうちの最初の方をやっと見終わりました。
南海キャンディーズ山里さん
フットボールアワー岩尾さん
アンガールズ田中さん
小森純さんが出演していたやつです。
どうやら数回の収録を一回にまとめたやつらしくて
ひな壇メンバーが多少変わってましたけど
それでも豪華すぎるメンバーです。
ビビる大木さんの瞬発力はすごいな
と久々に舌を巻いたりして。
穴埋め番組とのことですが
穴埋めで
これほどの芸人さんを見る事が出来たら
ラッキーとしかいいようがない。
特筆すべきことといえば
柳原さんと小森さんが
目をひんむいて
「わたしのほうがかわいいっ」

全面対決していたことでしょうか。
気持ちがいいわ。
僅差で柳原さんが勝って
「なんで読者モデルやらなかったんだろう」
と素敵な嫌味を言って終わる。
これもすっきりしました。

・IPPON+。
2回目だそうですね。
1回目を見逃しました。
さま~ず、板尾さん、松本さんが
レギュラーで
三谷幸喜さんがゲストです。
言葉を組み合わせる大喜利ゲーム。
大竹さんの答えに
板尾さんがにやりとしたりして
たまらないなあ
と思いました。
さまぁ~ず大竹さんと板尾創路さんの魅力は
少し似ています。
今まで似ていると感じた事なかったけど
少し変態チックな味わいとか。
狂気的でいて清潔すぎる感じとか。
わたしのベストアンサーは
「冬はやっぱり」
の語尾に
「バター」
を持ってきた大竹さんの答えです。
コクのある深い味わい。
バターの話じゃないよ。

・ブラマヨとゆかいな仲間たち
ゲストは
ずんとライセンス。
ブラマヨに相談をしよう。
という趣旨。
そこまでブレイクしていないゲストの時は
二本立てにしてこの企画をやるよね。
失礼じゃない?
ゲストが○○だから見るのやめよう
とかこの時間帯にこの番組みているひとで
あり得るかしら?
自分がそうだから言うのだけど、
この番組みているのは
芸人さんが大好きなひとだと思う。
そうじゃなきゃ
わざわざこんなド深夜にトーク番組みないって。
これが夜7時台とかだったらわかりませんが。
ゲストでチャンネルを回したりしないから
変な演出をいい加減やめてくれないか。
なんでしたら、
2本立ての必要もないくらいです。
今回も内容は主旨にまったく沿っていなかったしさ。
ブラックマヨネーズのふたりは
教える立場にいたくないと思うんだけど。
話は変わりますが
見た目ずいぶん違うけど
二組に共通して言えることは
辞めない清さ
であると思います。
飯尾さんも
そろそろ公務員試験の年齢制限が…
とか言っていたけど
辞めるタイミングっていうのは
きっと辞めないタイミングよりも
ずっと多かったはずで
芸人さんをしていたら
良い思いよりも
心を挫く嫌な思いの方がずっと多いと思うんです。
それでも
きっとなにかを信じて
これまで続けて
両コンビとも
ある程度の場所のうえにいま乗っている。
だから
いつか報われますように。
と、しみじみ思った。
ずんのふたりがブラマヨに質問した
「どこで芸人のスイッチを入れるのか」
について
吉田さんは
むしろ「入れないようにしている」と答えてました。
普段の感じで
あえて無理をせずに出ていく。
力が入ってしまう時は
逆に普段の自分を思い出すようにする。と。
その答えにずんのふたりが
ほおおおお~と
うれしそうに聞いていたのが印象的。

・ロンドンハーツ
待ってました~と思ったら
企画が
あんまり好きではない、
私服センスなし芸人。
しかしここにきて
女性陣に一体感が?
今までの出過ぎた感に
いらいらしていたんですが、
なんかちょっとだけ
うまくなってきてませんか。
とくに益若つばささん。
これまでは
聴かれてから答えるというお客さま感が
読モとしてのイメージ保護なのか
めいっぱい出ていたのですが
すっかり矢口師匠なみの
前に出る感じで…。
うーん
見逃せないわね。
関係ないけど
うちの月9とかワイドショーとか見まくっている
テレビの毒に侵された姪っ子4歳が
つーちゃん大好きなんです。
つーちゃんがこの世に二番目に可愛くて
一番は、はるな愛ちゃんです。
ポイントはリボンです。
来週は
芸人格付けだって!楽しみです。

それでは長くなりましたが
今日はこのへんで。
これからロンハーのネット配信を見るか
リンカーンを見るか…。

テレビ番組が終わるということ

2012年01月23日 | テレビ
クイズ☆タレント名鑑。
2時間SPの最後に
画面いっぱいにテロップが出て
今春、打ち切り
が発表されました。

わたしは
追っかけ再生中に
ツイッターで事実をしったために

ショックを感じた

というよりも、

こんな簡単で衝撃的な告知の仕方も
この番組らしい

と思い
ニヤリとしました。
司会の淳さんとかアナウンサーが
ひとこと最後に告知をして
視聴者にやわらかな印象を与えることもできたでしょうが
あえて話題性を生むような発表の仕方は
実に
この番組っぽい。
男性週刊誌っぽいやり方です。

この番組は
イッテQとかアカン警察の裏で
ひっそりと始まったという印象です。
ずいぶん日の明るい時間に
すっかすかの番組が始まったな。
と最初は思いました。

「すっかすか」
というのは
すべてがシンプルで風通しの良い
という意味です。
もっとこの時間のゴールデンは
ぎゅっぎゅと詰め込まれている。
うるさいほどのSEと、
無駄によく見るタレントたち。
くるくる変わるVTRとテロップ。
そういうところに
あんまりお金をかけてない。
どちらかというと深夜っぽいなあ
なんて思った初対面の印象。

しかし
よく見ると思いのほか豪華なスタジオ芸人(少数精鋭)
に加えて
ドーピングで話題になった胡散臭い外国人選手などをゲストにしたり
ピー音が多い放送ぎりぎりのクイズの作り方や
悪意にみちてる?と思われる手の込んだVTRの数々で
ひねくれたお笑いファンのハートをわしづかみ
…にしたかどうかは
わかりませんが、
ほかにない番組だし
攻めているな~
と楽しみにしている番組のひとつでした。

「打ち切り」
という言葉の強さから
なにか決定的な理由がありそうですが
まあでも
と私は思う。

どんな番組も
終わるのです。

前にも書きましたが
終わっていくものに
固執してはいけません。
レッドカーペットが終わった時も
あらびき団が終わるときも
同じことを書きました。

テレビ番組は
スポンサーがお金を出しているんです。
わたしたちが
お金を払ってみているわけではない。
実際これによって職がなくなるひと(GOピロミとか?)
もいるでしょうし、
それは本当にかわいそうで、
製作側や出演者が文句をいうぶんには
気持もわかる。

ただ
視聴者であるわたしたちが
目くじらたてる権利は毛頭ありません。
始まるのだって知らされないし
死ぬ気で生活すべてかけて見ている
というのなら別ですけど。
(ここまで書いていてMr.SASUKEを思い出す…へへへ~面白いよね~)

「つまらねー」
「時間の無駄あ~」
とかを無責任に言える楽な立場にいて、
終了についてとやかく言えやしない、言えやしないよ。
ですから私は
大好きな番組が終わるときは
「あーあ、残念だな、チェッ」
と舌打ちして
空き缶でも蹴って
すぐ忘れるようにします。

冷たいですか?
でも、だれも死ぬわけではありません。
よく考えて。
好きなテレビ番組が
いつも見る時間から消えただけですよ。
出演者を好きなら
どこかほかの場所で見るチャンスがあるでしょう。
番組自体が好きだというのなら
製作者はまた次の番組を命がけでパワーアップさせて
作っているはずです。

思いだしましたが、
リングの魂
という番組があって
最初は純粋に格闘番組だったのに
後期になり
当時
あんまり見る事の出来ない芸人さんがたくさん出ていて
(雨上がり決死隊、千原兄弟、有吉弘行)
すごく貴重!
と思っていたら、
それは迷走していたみたいで
ついには終わりを迎えました。(違ってる?)
その番組にかかわっていたスタッフは
今、アメトーークを作っているそうです。

過去よりも未来のもののほうが
ふつうに考えて
面白いものをつくれるに決まっている
とわたしは思います。
昔の番組を
「あれほどの番組はない」
と言っている人を見かけたりしますが、
バカなんじゃないかな(言い過ぎ)
って思います。
その番組をつくっていたひと
全員がぽっくり亡くなった
というならまだしも、
それにかかわった多くの人は
それぞれが成長して
ときにはパワーダウンして変な方向に行く人もいるでしょうが
それでも
影響受けたり、意思を継いだりするひとが必ずいて
面白いものは世相に寄り添ってどんどん新しく生まれる。
逆に番組が終わらないことによって
どこかでつまらなくなることだって、あるでしょう。
というか、
そういうことのほうが
しょっちゅう存在する。
だから
必ずしも番組が終わることが
最悪の悲劇ではない
とわたしはいつも思うんですけど。


番組司会者である淳さんが、
無念うんちゃら
とのコメントをツイートして
Yahooニュースが堂々と「ニュース」として
取り上げてましたけど、
淳さんがいうなら
そうなんでしょうね。
だけど、こちらは
ああそうですか
としか言えないよね。
と思った次第。

次はこの番組を作っていたひとたちが
どんな攻めを見せるのか
楽しみにしつつ
今日はこのへんで。

マツコちゃんと夏目ちゃんなど

2012年01月20日 | テレビ
何にも書くものが決まらないまま
更新日になりました。
とはいいつつ、
自分が思ったものと
人が感じたものは
だいぶズレがある
と知ったここ最近ですので
いつものようにつらつらとテレビ感想をしようと思います。

・怒り新党
今週も心に残る名場面が満載で
この番組好きだなあ
なんてみておりました。
これまでにも
そう思った番組はたくさんあって
今や全然見てない
ということもけっこうあるのですが…。
(言わなくてもいいことをまた言ってしまった)
今のところ1位かしら。
今週言っておきたいこと。
は、
マツコさんが

今やテレビを動かしているのは
俳優でもミュージシャンでもなく
芸人である。
ヒエラルキーの頂点には
芸人さんがいる

と言っていたこと。
バラエティ番組が大好きで
そして
芸人という職業が
この世にあるどの職業よりも
尊い貴い
と思っている私としては
当然
な話ですけど、
このことをテレビの電波にのせて
断言した事実は
ものすごいこと
と思います。
もうマツコちゃんが言っちゃったから
後から言えませんよ。
あたしも前からそう思ってました。
って言ってももうダメです。
皆の思っていることを
最初に
広い場所で言うことが大事です。

あと全体的なことでひとつ言っておきたいことが。
って前にも言ったかな?
夏目さんの神々しさね。
お釈迦様かな?
ってたびたび思います。
テレ朝のアナウンス学校へいらしていたのね。
一個一個の事実さえ
あがめてしまうわよ。
これは…危険。
と自分にブレーキをかけます。
なんというか
もう
「夏目ちゃん」とか「女子アナ」とか
言えないんですよ。
ちょっぴり上からの物言いしている者あらば、
「控えおろうっ」
って言いそうな自分がいるの。
怖いわ。

・ガキの使いやあらへんで
毎分の視聴率を上げる企画。
ふうん。
FUJIWARAや雨上がり決死隊、ほっしゃんなど
豪華な面々。
ちょっとタイムスリップしたようなキャスティング。
宮迫さんが緊張している感じとか新鮮ですね。

・リンカーン
週間リンカーン批評。
視聴者から寄せられた意見を
紹介するコーナー。
早朝にやってるやつだ。
テレビ局に寄せられた苦情とかを読み上げる番組のパロディ。
すべてがまともで面白かった。
意見も真っ当だったし
答えるレギュラー陣も
ちゃんとしようとして失敗していた。
とくに三村さん。
松ちゃんにツッコまれている。
ほかのコーナーでも
浜ちゃんに思いっきり
しばかれていた。
愛されているわね。

・アメトーーク
愛方大好き芸人。
博多華丸大吉のふたりが
ここにきて
いやそれはもうずっと面白かったけど
円熟味が頂点に達しつつあり
もう何を言っても
味が深く
面白くてたまらない。
ということがついに証明された。
この回をもって。
それぞれバラで
いちいち記憶に残る働きをされてきた
と思っていたけど
ふたりの化学反応がコンビをよくしているんだな
と感じました。
THE MANZAIで披露した漫才のときに
新鮮な驚きをもって思っていたことが
確信に変わったとでもいいましょうか。
ふたりでなきゃ。
もつ鍋をたべさせてあげたい。
と体調不良で打ち上げに来れなかった大吉さんを想う華丸さんや
華丸さんの正直で話を盛ることをしないところが好きだと語る大吉さん。
大人になってからの人間関係を大切にしているひとって
単純に素敵です。
それはそうと
来週のプレゼン大会のメンツ。
有吉さん、サバンナ高橋さんはよく知ったメンバーですが
千鳥!
それから
たんぽぽ!!
ビックリマーク!!!
テンションが上がりました。
麒麟川島さんにバカリズムさん、アンガールズ田中さんと
相変わらず
豪華面々です。
そういえば
長らく後藤さんばかりの露出が多かったフットボールアワーですが、
ここ最近コンビでの活躍も見られるようになって
良かったなあなんて思っています。
また今回のアメトーークにて
のんちゃんの天才的な言語センスを再確認したひとも多いのではないかしら。
ねえ
良かったよねえ。

今日はこれくらいでいいかしら。
字数が足りない?

最後におまけ。
年明けに行った海外旅行。
帰りの空港でスタバに寄ったら、
通りがかりの大柄な女性店員さんが
うちの子を見て
「Oh~~~!! CUUUUTE!!(かわいい!!)」
と頭をなでてくれました。
髪はゆるいソバージュをひとまとめにして
濃い目の化粧で
耳には、プルメリアのお花を挿してます。
でも声の野太さが半端無いので
あら
おネエ系?
と私が首をかしげた瞬間、
娘6歳
「ねえ、ママ。今の人、マツコちゃんと同じだね」
と真顔で確認してきました。
頭をなぜられて
娘はにっこり
店員さんにバイバイした直後だったため、
その冷静な判断にビビりました。
うん、きっとそうだね。
と私も答えました。
「お化粧もお花も素敵だね。いい匂いしたね
 マツコちゃんも良い匂い?」
と娘。
わたしが小さいころ、
こんなに冷静だったかな
と考え込んでしまいました。
ひとつの答えとしては、
うちの子がこの時
怖がったり、好奇の目で見たりしなかったのは
バラエティ番組のおかげ
ということ。
だって何の教育も親である私はしてないもの。
あたしはマツコ・デラックスさんを
ただただ褒めていただけです。
意外と
いい教育になってるのかも
と、ちょっとだけ思いました。
うん、これからも褒めていくぞ。
とくにアンガールズの田中さんは
必要以上に
スタジオにいる女性陣が引いているので
我が家では相当持ち上げられています。

それではまた来週。
寒い週末のようですね。
みなさん、ご自愛くださいませ。





徒然なるままに

2012年01月18日 | テレビ
今日はさっさと切り上げるために
適当なことを書きます。
きれぎれに
間違えた
ツレヅレ(徒然)に
書きます。

・有吉弘行ツイッターフォロワー81万人の件
怒り新党でね。
おっしゃっていました。
孫さん、ガチャピンについで日本3位だと。
神のような気持。
だそうです。
一目おかれるのは当然だし、すごいよね。
けど、
そういうことじゃないんだよ
と思うわたしがいます。
有吉さんはそういうんじゃないの。
有吉さんがすごい
と証明する分かりやすい数字が結果として出たんだわ。
有吉さんご自身もきっとそう思っているはず。
ツイッター
ツイッターと
自慢げにいうセレブだかどこかの社長だかを
なんでもねーよ

黙らせる力だけは装備できた
ということでしょうか。
それはすごいことですけど。
でも、それだけです。
一時期のブログ女王とかもそうですが。

有吉さんの魅力は
数で割り切れるようなもんじゃないんだけど。
んー。
と考えてツイッターみたら
94万人になってました。

・徹子inさんまのまんま
徹子さんが
テレビを見ないんです
と話されていました。
テレビが放送されたその日から
50余年テレビに出てきて
だれが有名とか
どんなことがテレビで起こってきたかしらない。
と。
この神々しいほどの魅力に
だれが
もっとテレビ見ろ
と言えるでしょうか。
テレビ界の常識など
いやむしろ一般常識さえ
魅力の前では関係ない。
生きる伝説は
なんの称号もいらない
と気づかされました。
頭の回転力と話のキレについては
さんまさんと同等もしくはそれ以上。
徹子さんの絡みづらさ。
さんまさんが体当たりすることは
さすがに…と思ってけど、さんまさんは行ってたね。
トークは戦場
と言い切る芸人。
仲良し体制など取りません。
対徹子となると
身をまかせて楽しむのが
その場を成功させる近い道かと思うんですが、
さんまさんは、自分の「我」を徹子さんに投げ続けた。
真正面からのキャッチボールをまともに続けてたら当然、
速球それも剛速球が徹子さんから帰ってくるので
最後の方、疲れていた。
年齢の事など失礼千万な「ばばあ」発言も
なしのつぶてです。
はっきり
「あら、なんのことだか分らないわ」
と返されたら
もうそれ以上は踏み込めないです。
年上に礼を尽くしつつ
失礼をするというさんまさんの戦い方、
まともに返す徹子さんの勝ちです。
さらに
その後そういった発言を入れそうな箇所に
徹子さん自ら
「言おうと思ったでしょ」と先回り。
どんどんさんまさんが消耗していく珍しい光景を見る事ができました。
そのせいで途中参加の
ビビる大木さんとますだおかだ岡田さんが
ぜんぜん入っていけないという事態になったけど。
そういえば有吉さんが、
徹子さんに容赦ないあだ名をつけて、
その後あるかもしれない
「徹子の部屋」出演を思いきり投げ捨てた。
と言っていた気がします。
あのとき違和感を感じていたんだけど、
いま改めて思います。
徹子さんはあだ名くらいでは、怒ったりなさらないでしょう。
嫌な気分になった
くらいはあるかもしれませんが、
そのレベルのひとじゃない
って思うんです。
違うかな。

・アメリカンシットコム
なんで好きかを書くと宣言して
そのままでした。
リクエストはないけど書きます。
シチュエーションコメディは
米国においては
主流ジャンルのひとつである。
と、書いたような気がします。
こちらのバラティ番組並?
かどうかはしりませんけど。
たくさん放送されていて
人気のあるものは何年も続いていきます。
アメリカの様々なジャンルの様々なひとびとの
日常の笑いがテーマである
そこが好きな理由です。
あんなにも自己主張が強く
自分勝手なひとばかりの国において
笑いが接着剤的な役目になっているところに
感動を覚えます。
面白い人っていうのは
どんな立場でも人種でも尊敬されます。
笑うことが好きなんだな
って
トークショーとか見ていても思うんです。
陽気なアメリカン
ってちょっとバカにされた言い方ありますけど
あれもここから来ているんではないでしょうか。
コメディや面白い人は
優秀である
と思っている。
ユーモアが
高い地位にある。
シットコムにおいては
あくの強い登場人物が場をかき乱すわけですが、
その人物は悪役ではなくて
たいていみんなから愛されている。
キーポイントになる迷惑な人物は
日本では大抵、敵役ですが。
たとえば
サインフィールドの
クレイマーとかジョージ・コスタンザとか。
フレイジャーだと
ナイルズとか。
古い?
いまNHK教育でやっている
「アイカーリー(iCarly)」だと
スペンサーとか、
ギビーとか。

ああ、ギビーの素晴らしさ。
ちょっと言わせてもらうけど
昨日も最高でした。
太っちょの同級生(中学生?)なんだけど
たいてい脱がされて白いブリーフ一丁なんだよね。
昨日は裸で豪風を受けていた。
あとBBQソースをがぶ飲みしてた。ふふ。
この子がやることで
なんでもないことも予想以上になる。
バナナマン日村さんを彷彿とさせます。
さっき本国アメリカのHPを見たら
ギビーがちょっと大人の男前になっていて
びびったけど。

話がそれました。
異質なものを悪としない
むしろ尊敬をまじえて
良しとするところに
笑いの可能性を感じるのです。
セットといい
途中に笑いが入る手法といい
リアリティがね
と思う人もいるかもしれませんが、
人物描写がどこまでもリアルなところも
いいんですよ。
役者が巧い。
そんなアメリカの日常がギュッと入ってるから
アメリカンシットコムが好きなんです。

またまた長々書いてしまいました。
「保身」について書きたいことがあったんですが、
これはまたどこかで。
最後に
iCarlyのアイドル
ギビーの画像を入手したので
載せておきます。



なんて可愛いのかしら。
それでは
おやすみなさ~い。

アメトーークと、2週分のブラゆか

2012年01月16日 | テレビ
1月半ばを過ぎたんですね。
お正月ボケなど言ってられない雰囲気をうすうす感じてます。
え?遅いって?
はあああ。気が重い。
文句ばっかりです。
このブログも
文句ばっかの通常営業でまいります。

今日はいつものテレビ感想。
いつもは、
バラエティ番組を見てあーだこーだ、
おばちゃんの井戸端会議よろしく言っているのです。

・アメトーーク番外編
中学の時イケてないグループに属していた芸人。
「イケてない」
ってサバンナ高橋さんらしい言葉のチョイスだな。
とこれが最初に始まったとき思ったんですけど、
すっかり定着した感あり。
そんでもって高橋さんが、
この期に及んで
新しいキャラ
「やまもっちゃん」
を出してくるという。
さすがの賢さです。

これも含めて
紅組(女性芸人)参加という
違う味付けで
やっぱり面白かったです。
森三中大島さんのエロ話は
他の人がしたら
これほどポップにはならなかっただろうな。
隣で困っている博多大吉さんが、
かわいらしかった。
真逆の個性だものね。
「席替えしてくださいっ」
と高橋さんが言っていたけど、
よくぞお隣にしてくれました。

女性芸人だと引かれるんじゃないか?
と疑われる企画には
とりあえず大島さんを出しておけば間違いない
と確信しました。

・ブラックマヨネーズとゆかいな仲間たち 激アツトーク
先週は有吉弘行さんがゲスト。
今週は次長課長がゲスト。
これは…どちらも保存版です。

有吉さんの回の見どころは
ブラマヨのことを
「オレら世代の大トリ」
と思っている
といいつつ、
それが逆に同世代のライバル意識を感じさせたところにあります。
ブラマヨは漫才やってM-1受賞、
芸人としては「王道中の王道だ」として
自分にはそれがない。
ネタをやらない自分がコンプレックスだ
と語る流れで
有吉「ブラマヨが"有吉は芸人だよ"って太鼓判を押してくれれば…」
吉田「ハンコをぼくらが押す立場じゃないじゃないですか」
有吉「いやいや」「俺らのボスだから」
としつこく食い下がる有吉さんにたいして
吉田さんが腕組して静かなトーンで
「オレ分かりますよ」
と。
これで太鼓判を押すといったら
「ブラマヨものすごい勘違いしてるぞ」
って皆から言われる
これは罠です
と、断言。
有吉さんは大笑いし
「さすがだわ」
吉田「巨額の負債を抱えるところやった」
この日は三人が立ち上がる事が多く、
それもものすごく速く立ちあがる感じで(椅子のせい?)
前のめりの戦闘態勢の気配。
テレビの前で
ビリビリ感電していました。

そんな
「ビリビリ」
もう起こらないだろうなと
迎えた今週。

次長課長河本さんからの質問は
「兄(あん)ちゃん ネタ作ってんのか?」
でした。
自分たちがビートたけしさんから、会うたびに言われる言葉を書いた。
河本さんの語ることにゃ
ブラマヨの最近のネタを見ていると
「ジャンプの21号を毎週渡されている気分」
M-1チャンピオンを獲った時のネタの焼きまわしである(私の解釈です)
名作は名作だけど
いまのブラマヨのネタがみたい。
単独がみたい。
どうしてネタをつくってないのか。
今日は絶対それだけ知りたい。
真面目でまっすぐな強い目で
河本さんはまくしたてます。
吉田さんが、M-1で最高のものを作ってしまったと茶化しても
「よっさんに、ホンマにないの? M-1を超える自信が」
吉田さんは
「うおー」と雄たけびをあげて
本気でひるみます。

次課長が別撮りのインタビューでも語ったように
ブラマヨのふたりは結託して
二回ほど
話をそらします。
でも私が見ている限り、
小杉さんは吉田さんをチラチラ見て
どうするかを判断しているように見えました。

河本「首根っこつかまえましたけど」
と、
強引に話は戻ります。

だから…
と、あまりテレビでは見せない表情で吉田さんが
口を開きます。
あれは考えすぎているネタだと。
「ホンマにオレちょっと病んでてん」
ノートに遺書を書き連ね
そのノートと自分が対話していて
その頃に出来たネタ。

すると容赦なく河本さんが
「それと今は(状況が)まるで違うわけやん」
と、いま裕福である自分のネタが、
あの頃のハングリーな自分のネタを超えられない
「というわけやな?じゃあ」
とつきつけます。

吉田さんは2秒考えて
「超えます」
としっかり言いました。
いつもの吉田さんらしからぬ、
「間」を意識しない言い方で。

これ…言われたら、そう言うしかないな。
と今思いました。
きっと河本さんは
そう言わせようと決めて
今日ここに来たのかもしれません。
小杉さんは「熱いなー」的な感じでまとめてたけど
そのひと言だけでは
消化できない
いろんな想いが
ぐるんぐるん渦巻いていた。

ブラックマヨネーズは有吉さんが言ったように
この世代のトップランナーの芸人のひと組だけど
河本さんが見事にウィークポイントを白日のもとにさらした。
完成されたブラマヨしかいない
と思いこんでいたけど、
ブラマヨだって途中経過なんだよな。
と、思いを改めました。
そんでもって
前週の有吉さんが「王道中の王道」芸人であるブラマヨを羨ましがる場面に
思考が飛んで
ブラマヨも同じ悩みをかかえているかもしれない。

深読みさせるに至りました。

この番組、
別撮りインタビューのところは
スタッフの言い訳感がすごくて
大嫌いだったけど
(といっても有吉さんの「はい」で話を終わらすさまは良かった)
次課長の「首根っこ」がきけて
はじめて
良かったと思えました。

ありゃー長くなった。
今日はこのへんで。

アメリカのシチュエーションコメディにあって、日本にないものはなんだ

2012年01月13日 | テレビ
書きたいことは山ほどある。
さんまのまんま新春SPの黒柳徹子さんのブロックはすごかった。
ブラマヨとゆかいな仲間たち(ぶらゆかと略すんだって!)の有吉弘行さんの回は
やばかった。

でも今日はあえて
そんなことはまったく書かずに
シチュエーションコメディについて。

マニアではないのですが
アメリカのシチュエーションコメディが好きです。
好きで良く見ている。
というよりも
尊敬して憧れている
と言った方が
ぴったりくる。
知識はないが、好き。
さんまさんが昔
外国の笑いは低レベルである
と評したことがあったと聞きますが、
それは
シチュエーションコメディを見てないからだ
と思います。
お笑い番組
というのも
アメリカには存在しますが、
あれはどちらかというと
コアなファン向きのもので
アメリカのお茶の間(ってどんなのだ?)
庶民の日常の笑いは
シチュエーションコメディドラマのなかに
存在していると思われます。
日本に輸入されてくるのは
ほんのわずかです。
テレビ大好きアメリカ人による
テレビ番組の充実ぶりはすさまじく
そのなかでもシチュエーションコメディは
いくつもいくつも製作されています。

今回旅先でテレビを見ることはできませんでしたが、
飛行機の中のテレビモニターで
シチュエーションコメディを放映しておりました。
見たのは以下の5作品。

・フレンズ
・Frasier「そりゃないぜ!?フレイジャー」←なんなの、この邦題。
・2 broke girls
・mike and molly
・how i met your mother「ママと恋に落ちるまで」

フレンズは2話ながれていて
フィービーが三つ子出産の前後の回をやっていた。
フレイジャーはかなり初期のほうの
嵐の日にダフネがナイルズの家に行くやつ。
ほかのものはどれも初見でしたが、
本当に面白かった。
調べたところによると
どの作品も現在放送中のシリーズでした。

2 broke girlsは
ブルックリンのコーヒー屋で働く20代の女の子の友情物語で
主役のふたりの掛け合いがキレッキレで素晴らしい。
乳首が立っている(コーヒー屋の制服がピチピチでエロイ)ってところから
ふたりで乳首を隠しながら会話しているのが
印象的でした。
SATCスタッフが関わっているとのこと。
mike and molly。
肥満カップルの物語。
奇をてらってる?
いやいやハートウォーミングなホンワカ系でした。
女性の主役mollyの
好感度がすごい。
チャーミングとはこの人のためにある言葉かと思うほど。
そして
わたしの一番は
how i met your mother「ママと恋に落ちるまで」です。
調べたら第7シーズンまで放映中の
超人気コメディだった。
主役のテッドが
子どもたちに自分と妻の馴れ初めを語るという体裁にて
自分と仲間たちのエピソードをナレーションしていく。
第7シーズンになるのに
まだ妻登場しておらず。

ほんとにすごいよ。
シットコム
と、飛行機の中でひたすら感心です。
英語、半分ほども理解できないのに
面白さが分かるんだ。
すごいんだ。

それでなんでこれが日本でできないかね。
と、考え始めた。
これは、ずっと考えていたことなんです。
和製シチュエーションコメディ
というのは何度も日本で挑戦されてきた。
でもさ
ことごとく…。
いや良い線まではいっているとは思うんです。
つまらない
ってほどでもない。
でも
爆笑したことはない。
お腹を抱えて笑って
思いだしただけで
笑いがこみあげたことは。
そういう状態になりたければ
バラエティ番組みたほうが
ずっと清く楽しく笑える。
なんか好き
クスクスってのは
存在しても。
新喜劇的というか
てなもんや三度笠というか
大衆演劇的なもんになっちゃう。
演劇的
がダメっていう意味じゃなくて
シットコムは演劇じゃないのだ。
なぜだか日本で放映されるものは
演劇の延長上にある気がしてならない。
また
面白さという点において
アメトーークとかと同じ秤に乗せても
面白いって言えるのか
と問いたい。

それでよおおくよおおく考えてみた。
アメリカのシットコムにあって
日本にないもの。

出演者の実力か?
脚本の巧みさか?
いや、どちらもそんなに見劣りしてないと思う。
日本向けに書かれているものだもの。
内容においてつまらないわけはない。
ではなんだ。

気付いた。
お金がかかっているのだ。
何に?
番組制作に。
ギャラ
ではなくて、美術や機材や編集に。
ヒントは
how i met you motherが
エミー賞マルチカメラシリーズ部門美術監督賞(picture editing)を4年連続受賞
とウィキペディアに書いてあったこと。
マルチカメラとは
何台ものカメラで同時に撮影すること。
とりあえず撮影しておいて
そこのおさまった膨大な映像をつなぎ合わせて編集する。
それに関する賞があるんですね。
とにかく
カメラ切り替えのテンポがすごくいいんだ。
高速で会話が展開しても
不自然な間が一個もあかない。
なぜなら
そこにこだわっているから。
自然な演技を活かすためにはどう編集したらいいか
考えられている。
ものすごい作業量の中でつくっているんだ。
お笑い番組でも
そこ
笑っているお客さんアップにする?
ってことがありませんか。
あれ、すごく邪魔ですよね。
不自然な映像の切り替えは
笑いを減らす。
バラエティ番組でも
こんなんだからさ
バラエティ班がつくったシットコムに
マルチカメラなんてきっと無理なんだろうな。

要するにアメリカのシットコムは
テレビ番組として
ものすごく手間暇かけられている。
演者のがんばりとか
話の運びとか
それも大事だけど
テレビ番組として
どれほど成立しているのか
ということに
日本でシットコムを製作するときは
もっと重心を置いた方がいいんじゃないだろうか。

いまふと思い出したけど、
epoc tv square
って、シットコムの中では相当良かった記憶が。
ただ単にバナナマンとおぎやはぎが
好きなだけだったかもしれませんが。

あと
なんで
わたしがアメリカシットコムに魅かれるのか
熱く書こうとしたけど、
なんせ長くなりそうなんで
これはまた次回。






浅草芸人 ~エノケン、ロッパ、欽ちゃん、たけし、浅草演芸150年史~

2012年01月11日 | 
久々に「本」カテゴリーでの更新です。
そうです。
わたしはあんまり本を読みません。
年に数回くる活字ブーム以外は
本とは無縁の生活です。
開き直ってなどおりません。
恥ずかしいことです。

そんな私が
浅草の浅草演芸史が書かれた本を
読みました。

内容は副題にあるように
浅草芸人
ってそこそこ聞くけど
そもそもどういうことじゃいな。
ということが分かる本です(え?ちがう?)
似たような本はあるけれども
ある一人の人を追っているわけでなく
演芸史としたところに
多角的な見方が生まれ作者のこだわりに感じました。
というのも、
いま現在
わたしたちが見ている笑いにつなげたかったのかもしれない
と推測するからです。
わたしが大好きでみているテレビを
過去へ過去へ遡ると
この本の最初に行きつく。
読み終わった最後に
そうかタイムスリップすると
こんな感じか
と時間旅行妄想もできたりして。

……。
書評っぽく書こうと思いましたが、
無理です。
称賛の言葉はたくさんの方が書かれています。
わたしもほぼすべてに同意します。
とにかく
読んでいる資料の量たるや
知識の量たるや半端無い。
作者は時代小説も出版したことのある作家さんとのこと。
それに見合う感想など
テレビをアホの顔して見ている私などに書けるわけがないのです。

漢字が多いよ。
…読めない。
自分のバカさ加減にがっかりです。
長編の時代小説の最初のほうは大体いつもそうですが
どりゃ読みです。
要は飛ばして読みます。
わたしは
たまに洋書なども読みますが
あれも大体がどりゃ読みです。
後半追いついていきます。

そんなわけで
わたしレベルの方向けに
感想を書こうと思う。
申し訳ない。
ちゃんとした感想は
しかるべき場所にまとめてあるので
そちらをご参考に。
(アマゾンとか作者のHPとか)
みんな漢字が読めるんだな…。
とそれにも疎外感と劣等感を感じつつ。

わたしレベル。
ほとんど本を読まない。
テレビは見る。
「時代」と名のつくものは抵抗感がある。
人向けに感想を書きます。

まず。
80ページくらいまで、どりゃ読みしましょう。
情報量が多く、一個一個理解していたら、私の単細胞では処理しきれません。
80ページくらいにエノケンこと榎本健一さんのお芝居の内容があって、
文字で書かれているだけでもキレがあって、
よくできていることが分かる。
その後、わたしとしては知っている話が多く、
親近感があって追いつけたのかもしれませんが。
後半に行けばいくほど
知っている名前が増えていくので
楽しくなるはずです。

つぎに、
吉本について
…嫌いなのかな?
と感じる。
もちろん浅草の歴史なので
大阪で勢力をふるっていた会社については
どちらかというと敵対的で良いと思うけど
歴史とは
多角的な見方が大事
ということを念頭に置いて
読むべし。
吉本称賛の歴史を知らない人向けに。
殿様有利に歴史は書きかえられているもんで
大体、吉本側のいい感じの歴史になっていたりするもんですが、
この本は違います。

実際泣ける。
もっとも好きな箇所は
エノケンのお芝居台本を書いていた
菊谷栄の話全般です。
三谷幸喜脚本の「笑いの大学」のモデルにもなったひと。
ほかにも
戦争に翻弄されつつも
笑いを守ってきた芸人たちの辛くもたくましい様子を
垣間見ることができる。

またお笑い愛を感じます。
いま
わたしたちが笑ってられるのも
150年のなかに生きてきた芸人さんたちの
おかげ。
ということが
しっかり分かる。
説教ではなく
情報を頭の中で組み合わせているだけで
自動的にそうなるようにできている。
そこ、あっさり端折ったわね。
とか思ったりもするけれど、
そこはセンスの問題で
むしろ情報量が多い中で
どこにフォーカスを置くかが
工夫されているように感じた。

この本は誰が読めばいいのだろうか。
ということについて考えました。

まず
あの頃
戦前戦後の演芸が好きな人。
父の世代にドハマりだと思うので、
この後、渡してみようと思います。
それから。
笑いが好きな人。
とくにマニアックに好きな人。
芸人さんなど。
なんでそう思ったかというと、
この本が売れに売れるには
もっと世間が笑いを好きになっていなくてはならない。
まだ足りない。と思ったから。

お笑いって、そこまでなー。
と思う人にとって
この本は「お堅い本」と
とらえられてしまうのではないでしょうか。
しっかりとした文章で
分かりやすく噛み砕いていて
過去と今をつなげてくれている
ありがたい本なのに
どうしてそう思うかと言えば、
私の勘違いであってほしいけど、
この本を好きになる人たちほど
多くの他の人たちは
笑いを欲していないし
尊敬していない気がするのです。
笑いを好きなひとたちが
サブカル的な(サブカルってなにさ)位置にいるような
気がしてならない。
浅草に勢いがあった当時、
多くの人が劇場に詰めかけたと
繰り返し本の中には書いてある。
当時の日本人たちは
今と比べて
笑うことが好きだったのだろうか。
大勢のひとってどのくらい?
ラジオしかない世の中で
どれほどのひとが笑いを愛していたのだろうか。
この本からは、あんまし分からない。
それは演者の技巧や舞台裏に詳しいから仕方がないことで
才能あるひとびとが
どれほど凄かったかは分かるのだから
それでいいのかもしれませんが。

この本は
笑いに熱い。
でも少し温度差を感じるのは
当時の空気を
今感じることができないところに
理由がある気がする。
もちろん知っている人は知っている。
当時のことを知るひと。
笑いを尊敬しているひとは
ちゃんと分かっている。
ただ
みんなが笑いを愛する世の中で
この本がベストセラーになればいいよね。
なんて思いました。

いまは
どうしたら
多くの人が
もう少しだけ
笑いを愛するようになるだろうか
ってことを考えております。

長くなりました。
一回データが消えたけど
どうにか書きました。
ではこのへんで。

新春テレビ放談2012

2012年01月09日 | テレビ
NHKで
局に関係なく
テレビを語る番組。
毎年楽しみにしております。
4回目とのことです。
毎年の備忘録です。

出演者は
関根勤
秋元康
大根仁
鈴木おさむ
小島慶子
千原ジュニア。

前半は
好きなテレビランキング(500人にアンケート)
後半は
テレビ離れについて。

人気ドラマランキングは
マルモのおきて、と家政婦のミタを
語ってました。
ひとこと言いたいことは山ほどあるけど(矛盾)
ジャンルが違うので飛ばして…。

続いては
人気急上昇タレントランキング。

10位 ピース
9位 嵐
8位 楽しんご
7位 向井理
6位 有吉弘行
5位 マツコ・デラックス
4位 武井咲
3位 鈴木福
2位 AKB48
1位 芦田愛菜

愛菜ちゃんの話題のあとは、
有吉さんについて。
関根さん評とジュニアさん評が聞けました。
関根さんはすごい見てる。
そんなふうには言ってないけど
そんな印象です。
アメトークも
怒り新党も
毎回見ているな。と妄想。
有吉さんは
ただの悪口は言わない。見抜くんだと。
ジュニア「ギリギリをいくんすよね」
関根さんは
『あっこにおまかせ』で
和田あきこさんにあだ名をつけるのをドキドキして見ていた。
「リズム&暴力」
悪い気しない。あっこさんはリズム&ブルース大好きだから。
そこがうまい。
とのこと。
また、潜伏期間があったため、
いま最強であると。

有吉さんが
ジュニアさんにつけたあだ名「へりくつがいこつ」
関根さんにつけたあだ名「せつめいじじい」
そのふたりがここで有吉さんを語るの図。
あだ名
については
去年の有吉さんからはほとんど発せられていないはずで
分かりやすく語る上でのことと思うんですけど、
それでも
去年のバラエティ番組の
トップの話題は「有吉弘行大躍進」であると感じました。

人気バラエティー番組

10位 ビフォーアフター
9位 お試しか
8位 VS嵐
8位 ぐるない
6位 ロンハー
5位 シルシルミシル
4位 イッテQ
3位 しゃべくり007
2位 ホンマでっかTV
1位 アメトーーク

今年も1位のアメトーーク。
「徹子の部屋」
「泥の97年組」について語られていました。
11時台に居続けるために何回か一回にダメな企画をいれる。
ゴールデンの最後に江頭2:50をだす。
など都市伝説風の語られ口です。
どちらもインタビューでプロデューサーの加地さんがおっしゃっていたような。

テレビ朝日で放送された番組がランキングに多い。
予算削減が早く
対策がいち早かったため、
ディレクターが育った。
と鈴木おさむさん。
優秀なフリーのディレクターが多い。

伝説の怖いプロデューサがいなくなった。こと。
若い世代にそれがなくなったこと。
アメトーークは加地さんが何回に一回ディレクションしている。
かつて楽屋オチだと評されたことが、むしろ先行してテレビにあがっている。
など語られたあとで。

2012年バラエティ予想について。
鈴木おさむさんいわく
バラエティのかぶりがなくなった。
一時期クイズ番組ばっかり
ってことがあったけど。
今年はまた個性が豊かな番組が出てくるであろう。
また、
ザキヤマさんや有吉さんがスティタスが一個あがってきているので
楽しみだ。
関根さんいわく
「有吉くんが深夜でMC」をやっているので
そろそろ、MCの位置にくるのではないか。
と言っておりました。

後半。
テレビ離れ。について。

19時台のテレビの視聴率が
ついにひとケタになった

ということを
どっかの製作をしているひとが
ツイッターでつぶやいて話題になったことを持ち出し、
テレビを見ている人が少なくなってきているのでは
という提示。
しかし
スタジオでは一概にそうとは言えないという論調に。
見方が変わったのに調べ方が変わらないのは変。
と小島慶子さん。
録画しているのを見ている人が多いので
オンタイムで計測しても
意味がない。
視聴率は
広告会社のためのデータだから
いつの間にか見ている人の価値観になっているのはおかしい。
とも。

視聴率を持ち出してテレビを叩くってこと?
大根さんが
おっさん系の雑誌は
テレビ叩くのが好き。
とおっしゃっていて
そうよね、あれ、ダサいよね。
と納得。

ほかには
地デジで何が変わったか?
鈴木:視聴率は深夜は下がった。
大根:高画質バラエティは関係ない。

東日本大震災で変わったことはなにか。
大根:テレビが息を吹き返した(報道など)
秋元:製作者が思いやりと活力を見出した

などがあって。

そして今年のテレビはどうなるか。
についてそれぞれフリップに書いて発表。

鈴木おさむ。
「超個性」
前述のとおり。

大根仁。
「全録革命」
1週間から2週間分のテレビがすべてハードに入っていて
見逃したら戻ってみることができる機能が一般家庭に広がるのでは
というところから
視聴率のしばりがなくなるのではないか。

関根勤。
「ニューヒーロー出現」
オリンピックがあるのでこれでまたテレビを見るようになるのでは。

小島慶子。
「メッセージ」
作り手が明確にメッセージを持って本気で何かやると
伝わるんではないかと。

秋元康。
「まさか」
がテレビ番組に必要。
とんねるずとダウンタウンがコントをやるだとか
既存のものをぶち壊す番組を期待。

千原ジュニア。
「せいじのロケ」
最後はお兄ちゃん。

今年はわりと
刺激的な展開はなく
出演者の方のテレビ愛を感じました。
多チャンネル化
などが問題になっていた去年と違って
施行後、あんまりテレビが変わっていないからでしょうか。
ゆるやかに良い方向へ変わっているから
激論するほどのこともないのか。
キーワードとしては
「視聴率」
ですかね。
もう古い考え方として
過去のものにしようよ。
それにしばられて製作費がどうだとかね。
聞きあきたぜ。

テレビ全体のことを語る
プラス
NHKってこともあって
有吉さんのことは控えめに語られていたけど
バラエティ番組にとっては
去年の超重要キーワードで
語りたいことが
たくさんあるんだろうな
と関根さん、ジュニアさん、鈴木おさむさんの言い方から感じました。
たぶん
有吉さんを語るだけで
2時間トーク番組行けるでしょう。
わたしなどは
そうね
一晩は余裕で語れます。

それくらい去年の仕事っプリは
印象的でした。

あらやだ。
批判もなく今日は。

ところで今日あたりに
旅行から帰ってくる予定で
予約投稿は今日までです。
明後日水曜日からはオンタイム更新です。
それではまた~