笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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中学生円山~ネタばれ感想~

2013年06月17日 | 映画とかDVDとか
映画見に行った。
夜、娘がお泊りでさびしかったので。
お腹痛かったのに、
こっそり行ってきた。

『中学生円山』
宮藤勘九郎監督作品。

今週で終わるとのことで
気になっていたのだ。

宣伝を見ていて
あんまりピンと来てなかったんだけど
見て良かった。

団地に
父母妹と4人で暮らす
中学2年生の円山くんの平凡な日常は
妄想とともに加速する。


ネタばれ。



団地の生活感。
人間関係。
中学校のときの
やるせない感じ。


リアルな一方で、
コミカルでマンガ調なテンション。
ここが受け入れられるかどうかが
クドカン作品にハマれるかの関門なんだけど。
自分的に。
そのテンションに乗れないやつと
乗れるやつがあって
今回は前半
うーん?
と思っていた。
でも後半
徐々に着地に向かって
いろんなことがすっきりしていくなかで
家族関係が
心温まるもので
すごくすごくジンとした。
個人的には
小学生の妹が
徘徊老人と仲良くなるんだけど
そのエピソードが
ぜんぶ良かった。
わたしは
最後のふたりのシーンで
しくしく泣いた。
ひとを想う気持ちに
弱いの。
クドカン作品には
いつも
ひとを想う
ひとを大切にする気持ちが
根底にあるから
嫌いになれない。
ハマれないことは多々あるけど。

思ったよりずっとアクションシーンが多くて
格好良かった。
スクリーンで見ることができて
良かった。
迫力がね、DVDだと減るじゃない。
あと歌のシーンも。
きっとDVDで見ると
ちんまりとなって、
あそこまで胸に迫ってこないと思う。
大音量、大画面の特性が生かされないとね。
だから
DVDでいい
とは言いません。

散々、
気持ちが優しくなるようなことを書きましたけど、
実際はしょっぱなそんな雰囲気はみじんもなくて
この映画を説明するには…

円山くんは
自分のチン○を舐めることが夢で
毎日トレーニングをしている

というのがこの映画のキーポイントとなる。
と書くと分かりやすいかもしれません。

そんな中2エロのバカバカしさが
全てを支配していて
思春期の意味不明なもどかしさが
この映画の
いちばんよかったところだと思います。
円山くんは
ふんにゃりした
ダメダメ感があふれた役ですが
パッチリおメメといい
イケメンになりそうな要素十分でした。

個人的には坂井真紀さんが
こういうふうになるのか
ということが
意外で良かったです。

わたしも中学生の時
妄想にとっぷりひたりすぎてて
自分が異常者じゃないかと思って
怖かったです。
ご飯食べているとき以外は
別の世界にいました。
現実に帰ってこれて良かったです。

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