どうも。
03連載です。
ガッツリ書くのは今日までですので、
暑苦しいですが、
もう少しお付き合いをお願い申し上げます。
前3回において
三人各々のすばらしさについて語りました。
今日はネタそのものを
分解してやろうと思います。
少々理屈っぽいです。
最初に謝っておきます。ごめん。
気がついたことが多々あるので、
言いたくて仕方がないの。
きいてよきいてよ。
書きたいことは
おもに
三つです。
東京03のネタは
1身近で
2無理がなく
3展開が非凡
である。
この流れで賞賛いたしますので
長文ですがどうぞよろしゅうに。
まずは
1.身近である
について。
コントを見ていて、
こういうことってあるよなぁ。
とよく思います。
些細な「あるある」から
コントがつくられている。
そこがスタート地点で
ネタを書いている気がする。
そんなわけで
観客が共感できるようにしているから
敷居が低い。
玄関入ると、敷居が低い。
ゆえに
だれでもあがりこめる。
深く共感できるのは
やっぱり年齢の近いひとだろうけど、
それでも誰でもウェルカムな気がするのです。
分かる人だけ分かればいい。
自分たちが面白いと思うことだけをやる。
という尖った感触はないです。
万人ウケを狙っているのではないか。
とさえ思わせる作り方。
尖っているのも
格好いいけど、
親しみやすさがあるのに、
ぶれないネタ作り。
わたしは高く評価しております。
さらに
この親しみやすさは
近年とくに顕著になってきた要素なのかもしれません。
アルファルファ時代は
本人たちの意志とは関係なく、
もう少しカルトな印象でした。
角田さんが加入した功績だと思います。
3人になったことで、
単純に人数が増えて
できることが増えたのと
角田さんのキャラクターのおかげでしょう。
いまの東京03のコントは
やわらかくしなやかです。
2.無理がない
コントで表現したい主要テーマは
些細な人間の機微であり
心の揺れである。
と思います。
そのためなのかどうなのか
演技や展開に無理がなく自然であります。
たとえばセリフに嘘がない。
ふつう、こんなこと言わないよね。
ま、おもしろいから良いけど。
色んな人のコントを見ていて
よくあることです。
キャラ重視コントでは
キャラでないほうのひとりが、
展開するために説明したり、
言いそうにないリアクションをしたりします。
だからって
悪いとか劣っているというわけではなく
それを超える面白さがあれば
全然ありです。
必要なものですから。
東京03は
主軸となるキャラのまわりにいる人は
その人をたてるために
無理をしない。
ひとりひとりの軸が日常を逸脱しない。
能力がないと表現できないことです。
たまに導入部に説明セリフがあるものもありますけど。
それはたぶん尺の関係。
長ければ長いほどコントが良質なのは
そのせいだと考えます。
それなのに!
(強調)
3.展開が非凡。
身近で
自然なのにも関わらず、
展開に驚かされます。
そうくるか。
と今でも時々思います。
ここが私を魅了してやまないポイントです。
展開にこだわっている風には見えないのです。
そこを全面に押し出してはいないから。
なのに、
通り一辺倒で終わらない。
関係性がズッタズタに壊れ
破綻し、
職を失ったり
ボッコボコにされたりする。
そこを
あっさり盛り込む。
人生の毒てんこもりとでもいいましょうか。
日常的な描写で
人間のゲスいところや、
心の闇を平気で出してくる。
気がついたら非日常。
さらに
そこをちゃんと指摘する。
直接言葉で「こえ~よ」とツッコミ
笑いに昇華することで
だいぶ軽くなる。
嫌な感じで終わらない。
ほかのコントグループのライブDVDを見ると
嫌な感じで終わるコントは結構作られていますが、
その軽くする加減が、
わたしには絶妙です。
笑いの比率が全体的に多く、
三人の持ち味も関係しているのでしょう。
ツッコミによって
嫌な感じから一転笑いになり、
だからこそ
展開にひねりを感じるのかもしれません。
ラジオを聴いていて、
良い意味での腹黒感を3人から感じることが
多々あります。
そこのアンテナ感度が鋭いんだな。
そう気がついたときに、
わたしがなぜ東京03が大好きなのか
分かったのです。
ここにわたしは最も共感しているのだと。
だって
人生ってそうじゃん。
と思うから。
基本的に生きていることは悲劇で
だからこそ
笑いがあるんじゃない。
というモットーを持っているのでございます。
長々と書きましたが、
結論としては、
良質のシチュエーションコントを描く要素が
詰め込まれたグループなのです。
ひとに共感され、
演技力表現力ともに自然であり、
それでいて驚きがある。
とくに人生の暗さや奥行きをあんなにも軽く
表現してしまうなんて。
前にも書きましたが、
アメリカのシットコムが大好きな私です。
東京03の良さはそこに通じるのです。
三人が
フレンドリーで普通な感じなので、
油断していると見逃しがちです。
すごいと思わせないところが
逆にすごい。
だからこそ
もっともっと評価されてしかるべき。
だなぁ。
とつくづく思うのですが。
あんまり凄いとかいうと
ダメダメキャンペーンになっちまいます。
入り口としては気軽に単独のDVDを借りてほしいと思います。
そして笑ってほしい。
さらにお気に召しましたら、ライブへ。
まあ大好きってことですよ。
面白いから見てみてみてみ。
明日はおさまりきれなかった部分を
おまけで
書こうと思います。
ガッツリは今日までです。
本日は最長の文字数でした。
長々読んでいただきまして、
感謝いたします。
おつかれさまでした。
03連載です。
ガッツリ書くのは今日までですので、
暑苦しいですが、
もう少しお付き合いをお願い申し上げます。
前3回において
三人各々のすばらしさについて語りました。
今日はネタそのものを
分解してやろうと思います。
少々理屈っぽいです。
最初に謝っておきます。ごめん。
気がついたことが多々あるので、
言いたくて仕方がないの。
きいてよきいてよ。
書きたいことは
おもに
三つです。
東京03のネタは
1身近で
2無理がなく
3展開が非凡
である。
この流れで賞賛いたしますので
長文ですがどうぞよろしゅうに。
まずは
1.身近である
について。
コントを見ていて、
こういうことってあるよなぁ。
とよく思います。
些細な「あるある」から
コントがつくられている。
そこがスタート地点で
ネタを書いている気がする。
そんなわけで
観客が共感できるようにしているから
敷居が低い。
玄関入ると、敷居が低い。
ゆえに
だれでもあがりこめる。
深く共感できるのは
やっぱり年齢の近いひとだろうけど、
それでも誰でもウェルカムな気がするのです。
分かる人だけ分かればいい。
自分たちが面白いと思うことだけをやる。
という尖った感触はないです。
万人ウケを狙っているのではないか。
とさえ思わせる作り方。
尖っているのも
格好いいけど、
親しみやすさがあるのに、
ぶれないネタ作り。
わたしは高く評価しております。
さらに
この親しみやすさは
近年とくに顕著になってきた要素なのかもしれません。
アルファルファ時代は
本人たちの意志とは関係なく、
もう少しカルトな印象でした。
角田さんが加入した功績だと思います。
3人になったことで、
単純に人数が増えて
できることが増えたのと
角田さんのキャラクターのおかげでしょう。
いまの東京03のコントは
やわらかくしなやかです。
2.無理がない
コントで表現したい主要テーマは
些細な人間の機微であり
心の揺れである。
と思います。
そのためなのかどうなのか
演技や展開に無理がなく自然であります。
たとえばセリフに嘘がない。
ふつう、こんなこと言わないよね。
ま、おもしろいから良いけど。
色んな人のコントを見ていて
よくあることです。
キャラ重視コントでは
キャラでないほうのひとりが、
展開するために説明したり、
言いそうにないリアクションをしたりします。
だからって
悪いとか劣っているというわけではなく
それを超える面白さがあれば
全然ありです。
必要なものですから。
東京03は
主軸となるキャラのまわりにいる人は
その人をたてるために
無理をしない。
ひとりひとりの軸が日常を逸脱しない。
能力がないと表現できないことです。
たまに導入部に説明セリフがあるものもありますけど。
それはたぶん尺の関係。
長ければ長いほどコントが良質なのは
そのせいだと考えます。
それなのに!
(強調)
3.展開が非凡。
身近で
自然なのにも関わらず、
展開に驚かされます。
そうくるか。
と今でも時々思います。
ここが私を魅了してやまないポイントです。
展開にこだわっている風には見えないのです。
そこを全面に押し出してはいないから。
なのに、
通り一辺倒で終わらない。
関係性がズッタズタに壊れ
破綻し、
職を失ったり
ボッコボコにされたりする。
そこを
あっさり盛り込む。
人生の毒てんこもりとでもいいましょうか。
日常的な描写で
人間のゲスいところや、
心の闇を平気で出してくる。
気がついたら非日常。
さらに
そこをちゃんと指摘する。
直接言葉で「こえ~よ」とツッコミ
笑いに昇華することで
だいぶ軽くなる。
嫌な感じで終わらない。
ほかのコントグループのライブDVDを見ると
嫌な感じで終わるコントは結構作られていますが、
その軽くする加減が、
わたしには絶妙です。
笑いの比率が全体的に多く、
三人の持ち味も関係しているのでしょう。
ツッコミによって
嫌な感じから一転笑いになり、
だからこそ
展開にひねりを感じるのかもしれません。
ラジオを聴いていて、
良い意味での腹黒感を3人から感じることが
多々あります。
そこのアンテナ感度が鋭いんだな。
そう気がついたときに、
わたしがなぜ東京03が大好きなのか
分かったのです。
ここにわたしは最も共感しているのだと。
だって
人生ってそうじゃん。
と思うから。
基本的に生きていることは悲劇で
だからこそ
笑いがあるんじゃない。
というモットーを持っているのでございます。
長々と書きましたが、
結論としては、
良質のシチュエーションコントを描く要素が
詰め込まれたグループなのです。
ひとに共感され、
演技力表現力ともに自然であり、
それでいて驚きがある。
とくに人生の暗さや奥行きをあんなにも軽く
表現してしまうなんて。
前にも書きましたが、
アメリカのシットコムが大好きな私です。
東京03の良さはそこに通じるのです。
三人が
フレンドリーで普通な感じなので、
油断していると見逃しがちです。
すごいと思わせないところが
逆にすごい。
だからこそ
もっともっと評価されてしかるべき。
だなぁ。
とつくづく思うのですが。
あんまり凄いとかいうと
ダメダメキャンペーンになっちまいます。
入り口としては気軽に単独のDVDを借りてほしいと思います。
そして笑ってほしい。
さらにお気に召しましたら、ライブへ。
まあ大好きってことですよ。
面白いから見てみてみてみ。
明日はおさまりきれなかった部分を
おまけで
書こうと思います。
ガッツリは今日までです。
本日は最長の文字数でした。
長々読んでいただきまして、
感謝いたします。
おつかれさまでした。