笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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青天の霹靂

2014年06月09日 | 映画とかDVDとか
ここに感想を書くつもりは
最初はなかったのですが、

劇団ひとりさんの初映画監督作品
大泉洋さん主演
ということに加えて
あれ?
これ、浅草の芸人の話か
と見に行って気がついたので
迷いなく書くことにいたします。

劇団ひとり自著の映画化
監督、脚本、出演もしております。

映画自体は
そういうの抜きにしても
ちゃんとしていて
初監督としての不器用さは感じず
泣いたし
演出がわざとらしくなくて
すごい才能だなあ
って思いました。

昨日、宇多丸さんのTBSラジオでちょうど映画批評がこの作品でした。
番組のなかで予告編以上のものがなかったという投稿があったのですが
ストーリーとタイムスリップものへの物足りなさからくるものかなあ
って考えてました。
ふんふん。

予告編以上のこと。
大泉洋さんが
路地裏のマジックバーで働く冴えないマジシャンの役なのですが
40年前にタイムスリップして
浅草の演芸場で父親とコンビを組んで舞台に立つ
というストーリーでした。

タイムスリップ後の浅草の風景が
とにかく細かいところまで
浅草芸人への憧れで溢れていて
すごく良かったです。
浅草演芸場に似せた舞台や楽屋裏
居酒屋捕鯨船
芸人さんたちの雰囲気。

実際はどんななのか分からないけど。
このひと、これが好きなんだろうな
って思いました。

好きなのはネタ合わせのシーンです。
あのテンポとトーンは芸人好きの心をクッとつかみます。

芸人さんもチラホラ出てて
お!
って思います。

そして
大泉さんのマジックは
必見です。
舞台のネタのシーンも
狙いすぎておらず
「笑い」に足をとられてないところが
戦略家だなあって思った。

主人公のしょぼくれ具合といい
さりげなさといい、
そのままの大泉さんなんですけど
マジシャンとしか思えない。
いい役者さんなんですね。
え?今更?
最近、注目をはじめまして…。

感動とかは差し引いて
いい映画だったので
オススメしてもいいかと思ったよ。

ではまた水曜日に。

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