笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
新アドレス→http://hana58.hatenablog.com/

キャラキャラ

2009年01月31日 | テレビ
【ユズ師匠のネタやってみよー】
久々の登場。
と、コーナータイトルプチ変更。
本日は
天津木村のエロ詩吟のメロディにのせて、
ユズのひとことを。

のびてて~
キラキラにするぅ~

意味が分りません。
突然、朝食の席で吟じだしました。
本物のネタ(「なめてて~」など)の
モノマネは
やってほしくないですけど。
あると思います。


サバンナ高橋を見ていて
確信したことなんですけど。

芸人にとって
売れるためのキャラ付け
って本当に大事だな。
と。

キャラ付けということはつまり
分かりやすさだ。

商品で言うところの
ウリだ。

これがあれば、
客が手にしやすい。
なんだか分からないものに
お金は出さないものです。

それと一緒で、
面白いだけではダメで
分りやすさがないと
テレビでは売れないんですね。

高橋でいうと
スネ夫キャラ、タイコもちキャラ。
へたれキャラもあり。
だけど実際は
この人、大御所にもちゃんと絡んでイジって
ぎりぎりのラインで笑いをとる勇気もある。
本物のタイコ持ちは
こんなこと絶対にしませんよ。
関西の芸人さんということも
手伝っているのでしょうが、
私は彼の自己プロデュース能力に
舌を巻いたのでした。
イケてない中学生は
思えば
犬井ヒロシなど
昔から彼の得意ネタだった。
この人は本当に実力のある人だわ。

キャラだけの人もいる。
一見突飛なキャラであっても、
それがあることで
人は安心する。
この人はこういう人だなと
理解ができる。
だから受け入れられる。
でも
実力を伴わない場合。
(芸歴が少なくて芸が熟していないとか)
いわゆる一発屋だ。
分かりやすいというのは
同時に消費も早い。
それ以上の何かがないと
生き残ってはいけない。

実力がある人にとって、
キャラはチャンスだ。
だけど実力がない人には、
しがみつかなくてはいけない綱。

この人面白いけど売れていない
という人は
キャラを見つければ
有吉のように
ブレイクするのかもしれませんね。

一方。
ハチミツ次郎さんが
昔ブログで、
「もっとテレビ出てください
 という人がいるけど、
 自分たちが出たいテレビだけ出て、
 イベント出て
 生活できて楽しいから
 なんで沢山テレビでなきゃいけないんだ」
的なことを言っていて、
こういう芸人さんもいるんだ。
と思いました。
要するに
テレビからオファーがある
というのは
制作者からしたら
どう使えばいいか分かる
使いやすい人である
ということだと思います。
だからキャラは
テレビ制作に関しても有効なんですね。
次郎さんは
そこを無理しないんだ。
これもこれで格好いいです(ファン)

ぱっと見、
実力があるキャラ芸人と
一発屋の差は
まったく分からない私です。

だから最初はジッと我慢して
観察します。

最後に最も言いたいこと。
キャラが求められるというのは、
笑いを深く愛する人が
まだまだ少ないということです。

見た目だけの安易さで
面白いかそうでないか
判断する傾向がまだまだあります。

マスコミも、
簡単に一発屋と決めつけたり、
キャラありきで記事を書いたり、
浅ぇ~。
と思うことがしょっちゅうです。
(特にサイゾー)

キャラがあるから残っているんじゃない。
実力があるから売れてるんじゃい!
と、
PCひっくり返しそうになることもしばしば。

だって
本当に笑いが好きな人は
売れる売れてないに関わらず、
キャラがあろうがなかろうが
面白い人を
心から尊敬しているんです。

面白い人は何をやっても
面白いんだから、
キャラなんてどうでもいいんです。
そういうもんだと思います。

でわ。
キャラを見つけるか見つけないかは
個人の
自由だ~~~。



金の力で何とかなるカネ

2009年01月30日 | テレビ
昨日は疲労も手伝って更新を怠りました。
書きかけ記事は何件かあるのですが、
どれも人目にさらすようなクオリティではなく・・・。
書いては書き直すのだけど
ドンドン悪くなっているような。
今日のタイトルなんて。
みてよ!
だじゃれよ!
ひょっとしてスランプ?

なので、軽めの話題を。
S-1バトル開催のニュースが。

ソフトバンクが総額2億2千万だすそうですよ。
どうします奥さん。
1ヶ月でチャンピオンになればとりあえず1千万。
12ヶ月のなかでチャンピオンになれば1億。
1ヶ月でM-1超えますからね。
なんてことだ。

孫社長曰く。


「ゴルフのチャンピオンでも1億もらっている。笑いも立派な芸術だと思う」

だって。
雑だなぁ。

笑い向上委員会としての見解は、
これって笑い全体のことを考えてのことか
懸念されます。

やっとM-1が世間に認知され、熟したと思われる近年。
R-1の改善。キングオブコントの開催。
そんななか1億出されたら、
一気に吹っ飛びます。

一番心配されるのは、
笑い→金儲け
の手段のみに価値を見いだし
本当に面白ことが雑な笑いに埋もれることです。

いつもの通り建前でした。ぺこり。

個人的には、
吉本の出方。
まさかの芸人が
大金持ちになるなど波乱の展開。
長年使用で割引のために
ダラダラとソフトバンクユーザーだったので、
参加するにはどうするのか実質的手続き。
などが
気になる木。

そしてさらに本音をかましますと。

金の力で
どこまで笑いの世界が翻弄されるのか。
見物でござる。

はい。他人事っぽくてすいません。
でも本当に面白いものは残っていく。
どんなに荒らされても大丈夫と思っているので、
まあどうなるか見たらいいよ。
と大きく構えてます。
実際なかなか見れることではないですから。
悲しい結果にはならないといいけど。

M-1グランプリ2008 語り部No1

2009年01月28日 | テレビ
興奮しております。
この興奮を
みなさまに
伝えていいものかどうか?

だってM-1の話なんですもの。
いまさら何いってんだよ。てめぇはよー。
との罵倒さえ聞こえそうな
そんな過ぎ去った感がありますよね。

今年のM-1は、
いろんな意味で心を揺さぶられ、
勝手に消耗し、
傷つきたくないので、
ネット上での意見は最小限に見るよう、
生きてきたのですが、
最近考えることがあったので、
M-1関連画像を見ようと思い、
youtubeを検索していたのです。

そしたら
ダイノジ
のふたりがネット生配信で行った
「M-1前夜祭」
がアップされていました。

うっかり見たら。

これがすごかった。

タイトル通り、
M-1前夜に、あれこれ語っているのですが。
的確すぎます。
語る内容は、
決勝進出者、M-1というもの、準決勝で落ちた人、
M-1に翻弄される芸人たち、敗者復活、
審査員、出来レースだという意見、
吉本興業などの事務所問題、芸人同士の確執
などなど
余すことなく多岐にわたっております。
「ここまで語る?!」
てぐらい忌憚なく。
でも深く鋭くまっとう。
そして熱い。
M-1ファンなら語り尽くしたであろう話題ですが、
もうこれだけ言われたら、
どの人の意見も
陳腐に聞こえるくらいの
すばらしさ。

自論ですが
表現が生まれる過程には
以下のような段階があると
思っております。
それは
1:感じとる
2:熟考する
3:表現する
といった具合。
私がお笑いを観てブログにする場合も
1:面白いと感知
2:感知したものが何か考える
3:考えを文字(言語化)にする
という過程を経ています。

で、私が感じ取って熟考する過程の
その間くらいに
浮遊しているものを、
大谷さんは、
ものすごい面白く言語化している。
語弊があるかもしれませんが、
憧れます。


ともかくも、
大谷さん。
今年のM-1語り部大賞です。

わたしが見たのは
日頃から信用度の高いお笑いブログ。
芸人さんコメント。
くらいで絶対数は少ないのですけど。
そのなかで
これでもか!ってくらい
心に入ってきたので、
大賞受賞です。
勝手におめでとうございます。

もっとも興奮したのは、
M-1は
「M-1」という名の一大エンターテイメント。
というくだり。

M-1は漫才の大会という建て前はあるものの、
本来の漫才は少なく、
近年
特にサンドウィッチマンのコント風だったり
今年もファイナリストすべてのネタだったり
それでも面白いって
思えちゃうって
はまってしまうのは
なんでだろうとか。
ネタそのものの面白さよりも、
生み出されるドラマや
思い入れに左右されてしまうこととか。
そういうモヤモヤ考えていた霧が、
サァーっと晴れて、
すっきりしました。

あと
私が決勝予想で入れた
チーモンチョーチュウ押していて、
さらに意見もかぶっていて、
WOW!
と外国人リアクションしました。

ちなみに
語り部グランプリ2007年(名前変わっている)は
ラサール石井さんでした。

今後とも
感覚・熟考・言語化の
スピードと
クオリティを高めて
文章を書くよう精進する次第です。

元気出てきました。
んーーーーダイ!

テレビの幸せ感想

2009年01月27日 | テレビ
期待していなかったのに、
これは!!
というテレビ満載で幸せです。

①しゃべくり007の生放送。
徳井の男気。
かっこ面白かった~。
Yahooニュースにもなっていましたが、
生放送の臨場感たるや。
気迫があって、
久々テレビ見てて前のめり。
前半の35分が怒濤だったため、
少し尻すぼみでしたし、
初めからスタッフが
徳井ナイトにしようと
仕込んでいた風も感じますけど。
こういうスキャンダルものは
基本的に嫌いで
オグシオいじりは
「ケッ」と見ていたのですが、
今回に限って
徳井さんのぎりぎりラインを行く感じが
ゾクゾクきました。
毎回ネットをしながら
見ているこの番組ですが、
ノートパソコン
一旦たたみましたからね。
そんなときでも泰造が最高です。

②「おしゃれイズム」にオードリー出演。
Wiki以上の情報をゲット出来て幸せ。
アメフト時代の手作りマウスピース実物とか
(それによってチームがハンデとられる)。
森泉が名前を
「カスバ」
とまちがえて
上田が
「本当の駄馬みたいだな」
というツッコミのあと、
春日
「カス馬で(いいです)」
やらが良かった。
あと若林のお父さんが作成した法的文書・・・。
生々しいインパクト。
さらに
ツッコミとボケが逆だったときの
春日の勘違いツッコミ映像。
若林くんの真面目なナンパ訓練とか
ネタ帳の表紙に
「フリートークなのだ」と書いてあるとか
春日のかばんに「できる男の口説き方」という単行本とか
春日、子どもの時の映像。
キリがない。
それくらい充実の30分でした。
もっとも私のお気に入りは、
春日のドけちぶりを
さんざん披露した後に語られた
「キレた若林に
 泣きながら春日が
 1,000円でお笑い続けてくれと
 頼み込んだ」
エピソードを暴露されて
ふたり、
同じタイミングで
大笑いしていたところです。
もう仲良しさん♪

③「徹子の部屋」にロザン出演。
ファンの方はイライラしたかもしれませんが、
私は徹子ファンなので、
相当面白かったです。
現金がほしいのでマジでR-1出ようとした。
とかやたらと現金のことばかり話す。
ロザンの大人な態度もなかなか宜しかったかと。

③ガキの使いで山-1グランプリ。
新年会に若手芸人が続々とネタ披露。
山ちゃんが判定。
毎年恒例ですけど
今年は去年のネタ番組の多さから
目新しさがあんまりないですね。
ただ松っちゃんによる絡みが
イチイチ素晴らしく、
大笑い連発ですよ。
サバンナ八木・シルク姉さんなど濃いキャラを押さえ、
今日のいちばんは
ピカデリー梅田さん演じるピカ奴です(最後に画像あり)。

④美しき青木ドナウで「御冠」企画。
「ゆるせない話」と企画がかぶっていて、
たぶんこちらが先なのでしょうけど、
かわいそう。
と思っておりました。
今回アンタッチャブルが出るので録画して見ました。
おもしろかったです。
番組主旨にちゃんと乗っかっていて。
「ゆるせない話」は
許せないことよりも
「こんなことでもイラッとする」という
発想力に主眼がおかれて、
もはや本来の企画とは違う物になってますよね。
対して、
「御冠」は
常識的に
むかつくことをテーマにして、
その後のトークで広げて笑いにする。
前者は個人競技で
後者は団体。
新鮮で良かったです。
とくにアンタ山崎さんの輝きったらない。
かぶせエピソードがすべて面白くって
株がUPUP!
あと村松利史さん。
この人の鬼気迫るしゃべり方が
もう私はツボです。
お題は
「カニかまの3%カニ肉入りはいらない」
というもの。
ちょっと引くぐらいの深刻さ(笑)
いいわぁ。
来週後半をやるのでぜひご覧あれ。

ピカ奴(やっこ)↓



そのあとの松ちゃんのコメント。


なぜか
みんなより遅れて出てきたピカデリーさん。
ちなみに上下の写真、静止画像ではありません。
ただ動かないだけ(笑)
後半もイチイチ面白かったです。

続・魅力を語ろう2 落語に行こ

2009年01月26日 | テレビ
昨日の
『笑いがいちばん』は、
正蔵・昇太ふたり会という企画。

内容はまあまあだったのですが、
落語の合間にミニコーナーがあって、
ふたりの師匠が質問に○×で答えて
トークをしていました。

で昇太さんの発言が
さすが49歳の師匠!
と見直した(上から)ので
ご報告。

質問:落語は今後もしっかりと残る文化だと思う

にふたりとも即効で○をあげ、
昇太師匠いわく

「我々がどうこうしなくても
 残っていくもんなんですよ」

とニコニコ。

「なぜかっていうと面白いから」

と柔らかくも
シッカリおっしゃっていて、
その断言に、
そっか~。
と、
感動しました。
こんだけ長く続いているのも、
当たり前なんですよね。
ブームがあろうが何があろうが、
面白いものが廃れるわけはない。

根源が
面白いっていうのは、
シンプルにして
格好いい答えだ。
と思いました。

さらに、

落語は演劇の進化系

とのこと。
余計なもの(背景や衣装や音楽)を
そぎ落としてそぎ落として
行きついた先が
落語である。
「面白いから」のあとに
この答えですよ。
落語はすごい。
ということを
改めて感じました。
ありがとう。
師匠。

で、その次の

質問:そのために真剣に落語に取り組んでいる自信がある


ふたりが「う~ん」と
すげー迷ってから○×札をあげていたのに、
笑った。
おいおいおい。

それじゃあダメじゃん
春風亭昇太師匠でした。

M-1決勝進出者のその後

2009年01月25日 | テレビ
M-1・2008から
1ヶ月が経ちました。

ひょっとして、
決勝進出者で
もっともいま売れているのは
オードリーじゃね?

とふとテレビを見ていて思いました。
私はファンなので、
ひいき目があるかも。

そこで、
数字に出してみました。

infoseekによる
今日から一週間
関東の番組表で
どれだけの番組に出ているか
を調べてみました。

え?
安直?

でもちょっと面白いかも。
きいてきいて。

1位は・・・

もちろんオードリー。
7番組でした。
今日から1週間ゲストで7番組、
1日1オードリーです。

「オードリー」で引くと12件出てくるのですけど、
内5件はオードリー・ヘップバーンです。
余計な情報でした。

そして2位は・・・
意外なことに・・・

ザ・パンチ!
6番組。
吉本系が多いものの
ネタ番組にも呼ばれています。
M-1しくじったことで、
今後、失速するのか、
はたまた美味しいほうに作用するか。
いろいろ憶測が飛びかいましたが、
どうやら今のところ、
美味しい方が優勢。
穿った見方かもしれませんが、
周り先輩やスタッフの
温かい後押しがあるのかもしれませんね。
よかったよかった。
チャンスを
次のステップにつなげられるよう
応援しております。

3位。

ここでやっとNON STYLE。
5番組。
たぶん関東放送より、
関西の放送に出るので忙しいのかも。
ちなみに内2番組が島田紳助の番組です。
M-1後にオファーを受けて、
やっと放送という感じなのかもしれません。
行列と深イイは今週放送。
M-1のことをいじられるかもしれませんね。

4位はキングコングで3番組。
内2番組がレギュラーなので、
普段どおりなのかもしれません。
BSとかで
はねとびの再放送があるんですね。
キングコングで検索すると、
はねとびがドドッと出てきて、
他の芸人さんとは違う検索画面になります。
売れてる芸人さんって
こういうことよ。
とシミジミしました。

 ※追記:再放送は含めませんでした。
     含めると5件が再放送。8番組でトップになります。

以下はサラッと紹介。

5位 ナイツ 2番組。
ナイツで検索すると、
なぜか映画番組が出てたので

と思ってよくみると
「6ディズ/7ナイツ」
のナイツでありました。
あと三洋電機ワイルド・ナイツ
というチーム名で、
スポーツ番組も出てきます。
(またもや余計な情報を・・・)


6位 U字工事 1番組。
バニラ気分「GOGOサタ」ゲストでしたね。
卓郎さんのおじいちゃんのコメントに
泣き笑いです。
エピソードがいちいち温かくて、
ますますファンになりました。

7位 笑い飯・モンスターエンジン・ダイアン。
今週関東では見ることができません。
関西でご活躍と思います。
ダイアンのネタ。
もっと見たいんだけどなぁ。
ちなみにダイアンで検索すると、
やっぱり映画ばっかりで、
ダイアン・ラッドさんがよく登場します。
(しつこくも余計な情報)

以上。

まぁでも今週だけの話ですから、
この一週間顔を見なくても、
売れていないってわけじゃない。
また、
1番組でもひとびとの記憶に残れば、
その他大勢で映っているだけよりも
価値が高いと思いますし。
なので番組数はあんまり力量と関係ないのです。
ただ
7番組もオードリーが出ているってことが
M-1効果すごいなぁということです。
バカ売れ感がします。

ちなみに、
昨日土曜日
バニラ気分。
嵐のゲームやるやつのほうに
オードリーがでていたので、
初めてマツケンが「このあとは!」という後に
テレビを消さずに、
観てみました。
嵐。
面白いんですね。
オーラがすんげぇ。
いまさら?
ジャニーズはV6あたりで分らなくなっている、
おばちゃんなので、
すいません。
松潤のオーラに
春日さえ霞んでました(笑)
で、
そのオーラにびびる若林が、
素朴でまたまた好感度あがりました。

結局。
しょうゆーこと。

でわ。

魅力を語ろう2 そうだ落語に行こ

2009年01月23日 | テレビ
魅力を語ろうシリーズ。
今夜は「落語」。
テーマが大きすぎて、
私の文章力では
とてもとても語りつくすことなどできないのですが、
今日は
お笑い好きだけど、
落語は全然興味ない
という人々にターゲットを絞って
あんた!
損しているよ!
と訴えることができればと思います。

ちょっと前になりますが、
寄席で隣の席に座った中年男性のかたが
「いまテレビでやっているウケ狙いのお笑いはあんまり」と
おしゃっていました。
で、私は思った。
この溝はなんだろう。
その男性と
テレビばかりで落語を聞かない人との溝。
どちらも笑いが好きということは変わらないのに。
すごく深い気がする。そして勿体ない。

確かにテレビで全盛のショートネタは、
上の世代だと付いていけないかもしれない。
そこは開拓のしようが私には分からない。
ただ逆はまだありでしょ。
感覚が柔らかい若い世代が
落語好きになることはできるんじゃないの?

テレビの笑いは
基本的にとても親切に出来ていて
見えていないところは
ナレーションでカバーしたり、
テロップで示してくれ、
想像するという手間を省いてくれる。
こういうのは楽だ。
思考を止めてくれるので、気軽に笑うことができる。
だけど慣れてしまうと
笑いの基礎体力が衰えてしまう。
衰えたって別にいいのだけど、
テレビに映っていないところまで、
笑えたら
倍に得した気分になりませんか?
見ている側の基礎体力の向上は、
笑いを愛する人の数を増やすと思っております。

このテレビの余計な親切と逆を行くのが
落語だと思う。
落語はおっさんが着物をきて、
座っているだけ。
小道具は扇子と手ぬぐい。
地味。
不足分は見ているこちら側の想像力で補う。
客は見えていない部分も含めて笑う。
だから集中して聴かなくてはならないし、
ボーとしてては面白さは分からない。
面倒っちゃ面倒だけど
ただハマルと格別です。

「不動坊」
という噺があって、
わたしはそのお風呂のシーンがとても好きです。
長屋暮らしの独身で、
まじめに生きてきた利吉が、
ひょんなことからマドンナお滝さんとの結婚が決まる。
結婚前にさっぱりしようと風呂屋にいって、
風呂のなかでひとりで妄想新婚コントをやる。
そこが
すげーバカ。
いい男でもないのに、
真面目だからって大家さんに気に入られて、
未亡人になった美女と結婚できる。
風呂でひとりはしゃぐところを
居合わせた人が奇異な目で見る。
利吉。素っ裸だし。
手ぬぐいふりまわして、
お湯をバシャバシャとばすし、
おぼれるし。
でもこれ、
私の想像で笑っている。
落語家さんが設定と利吉の仕草を、
してくれるだけで、
お湯にのぼせた赤ら顔の全裸男は
私の頭の中にしかいない。
こう書いていて
ひとりで演じる噺とは思えないくらいの
重厚感。
奥行きがあってシミジミおかしい。
その演じる技術をたたえるよりも、
結果、笑うために
その技術を使っていることに感動する。

たぶん、想像力豊かな人ほど
落語は楽しいです。
テレビでの立ちトークとか、
トーク番組を
長いこと聴いていられるひとなら、
落語は絶対損をしないと思います。

なぜなら
すべらない話のオンパレードだから。
落語の噺は古くからず~と滑らずにきたもの、
マイナーチェンジしたものが残っている。
だから
何度聞いても、面白くて味わい深い。
とくに「人志松本のすべらない話」、
好きだという方は、
ぜひ寄席に。
2500円前後で、
すべらない話をさんざんっぱら聞くことができます。
ただし実話ではないのであしからず。
実話並の臨場感を
生でお楽しみください。
やっぱり生が一番。
そういう面倒だけど贅沢な感じが、
落語の良さでもあります。

落語は
気軽に聴けて本当に面白い。
崇高な古典芸能のイメージなんて、
実際観るとぜんぜん感じない。
身近で温かいものだと私は感じる。
こういうと
何を言う!
と怒る人がいるかもしれないけれど、
面白いものを目の前にして、
そんなに位が高いも低いも、
この日本にあるわけはないと
思うのです。
たぶん。
このイメージあれだ。
笑い好きの仮面をかぶった
悪い奴が考えた策略だ。

本当に心から
笑いを愛する人は
こっちの笑いが高等だとか、
低レベルだから絶対笑ったりしないぞとか、
あいつ性格悪いから面白くないとか、
(最後のはともかく)
言わないはずです。

それを先日
桂歌丸師匠の落語を聴いて思いました。
なんとも
くだらないテーマの落語を
実に巧みに
すばらしく真剣にやっていました。
感動しました。
あ、有名人の名前使っちゃった。

ともかく何の話?

そうそう落語に行こう!
字数使ったわりに、
着地が・・・。
私の熱い気持ち伝わればいいけど。

長々お付き合いいただいてありがとうでした。

~追記~
ランクの話うんぬんは、
観客側の立場の話です。
笑いを提供する人は、
それがどんな種類の笑いであれ、
私は
神に近いものと崇め奉ってます。

テレビ雑感 水曜深夜番組

2009年01月22日 | テレビ
今日は雑談です。
ユズ師匠ネタもなく、
これといって主張したいこともない。
そんな冬の日。
いかがお過ごしですか?
寒いですね。

水曜日深夜番組は、
お笑い番組団子状態であります。
週によって時間が前後するし、
毎週、取捨選択を迫られます。

昨夜は、
『あらびき団』と『ゴッドタン』と
『正直しんどい』の3番組、
『魁!音楽番付』と『クギづけ』の2番組が
ほぼ丸かぶりでした。
『ゴッドタン』はM女企画だったらしいので、
捨てて、
『あらびき団』と
今週はM-1芸人SPという
『正直しんどい』を途中から、
それから『クギづけ』を録画。
お笑いブームを
満喫しております。
というか、
巧い具合に違う曜日に
散らばっていればいいのに。
と常々、
友人とぼやいております。
責任者でてこいっ!

幸朗師匠がでてきたところで、
感想おば。

『あらびき団』では、
友近のシガニーキャラが、
グルメレポートをやっており、
東野さんのツッコミが素晴らしかった。
相乗効果で友近さんがすごく輝いていました。
最後、倒れているところなんて、
アホすぎて(笑)
『クギづけ』は、
森三中黒沢と椿鬼奴さんのPVが
何もかもが「後進国」と板尾さんに揶揄されていて、
爆笑いたしました。
やっぱ女性芸人は
吉本が
今のところ独走状態ですね。

それからカラテカの矢部が
輪ゴムくぐりをしていました。
電波少年で初めて彼を見たときは、
なんてかわいそうなのだろう。
この子は芸人として長くやっていけまい。
と思ったのに、
未だに残ってこうしてテレビで見ている。
しかもコンビで残っている。
お笑いの就職先として
吉本に入っておけば安心ね。
細くても長くやっていけそうだ。

『正直しんどい』は途中からでした。
ナイツを見逃したのですけど、
NONSTYLEとオードリーのからみを見れました。
ここでもやっぱり春日が終始光っていて、
もはやスターの品格。
NONSTYLEのネタのあとに
「さすがこの春日を倒しただけある」
と自分でコメント(笑)
YOUのツッコミを
正面突破しており、
近年まれに見るカラミ上手です。
上から発言ばかりなのに、
ウザくなりすぎず
上品なのよね。不思議。
オードリーは本当に波に乗っている。

さて、
アクセス数を減らすといいつつ、
増えてしまいました。
なんだろこのシステム。
なぞであります。
私はアナログ人間なので、
見ず知らずの人が、
自分の文章を読んでいるという事実が、
ちょっと非日常すぎて
嬉しい反面、戸惑うのです。
だからまぁ100人くらいの人々に
読んでいただくだけで、
十分、自分の容量いっぱい。
じゃあブログやるなよ。
てことですけど。
書くことが楽しいので。てへ。

ただいつも読んでいただいている方に
感謝でございます。
ありがとうございます。

ということで、
明日は著名人の名前を一切使うのを
やめてみよう。
でわ
ばあい

魅力を語ろう1 戦う女

2009年01月21日 | 面白い女性
どうもどうも。

女性芸人について書くと、
アクセス数が減ります。
ちょうどいいので、
このまま女子応援を
続けたいと思います。

さらには、
勝手にニュー企画立ち上げます。
その名は
「魅力を語ろうシリーズ」。
浅い知識ながら、
己の欲が赴くまま、
芸人さんや笑いの魅力について書きます。

栄えある第1回目の今夜は
モリマンのホルスタイン・モリ夫さん。
です。

ええ。
1回目になぜ?
と思われるかもしれません。
年末の「ガキの使い」をようやく見終えて、
最近そのことばかり考えていたので。

この
表記するのも赤面するようなお名前。
ボキャブラ天国に出ていたときは、
あまりのお下劣さに、
女を捨てるどうの以前に、
ドン引いた
のを覚えております。

でも明らかに見方が変わったのが、
『ガキの使いやあらへんで』の「山崎VSモリマン」対決。
Wikiによると1996年から、
だそうです。
13年も前なんですね。

第1回はパンツを脱がす対決でした。
記憶が曖昧ですが、
最初は山ちゃんがあんなに弱いとは知らず、
モリマンの女の捨てっぷりを
笑う的な空気だったような気がします。
そこで
あまりのモリ夫の強さと、
山崎の弱さに
衝撃を受けたことは鮮明に覚えています。

モリ夫に与えられた使命はただひとつ。
「山崎をボッコボコにすること」
このシンプルでいて、
女性芸人に与えられた重い使命。
もう13年も続けている。
全勝で。

去年の戦いぶり。
衰えを感じませんでした。
ちょっとカリスマの域でした。

ブレががない。
戦い方ももちろんですが、
キャラとしてもブレがない。
どんな対決が来ても、
照れたり引いたり、
目が泳いだりしないで、
睨みをきかせている。
今回、
北斗晶が登場したとき、
その格好良さに、
プロレスに熱狂する気持ちが少し分かったのですが、
それと同時に
モリ夫の格好良さはプロレスラーが戦う格好良さに近い。
と思ったりしました。

ただし、
それだけではありません。
年明けの未公開を見て気がついたのですが
この人は芸人として空気をちゃんと読む。
キングベット対決というのがありました。
ベットにふたりでもぐりこみ、
甘い言葉をささやいて、
そのあとパンツ脱がし対決。
という、
言葉的にも絵的にも
恥ずかしい対決があったのですが、
そこでもモリ夫は
ちゃんと乗っかり、
そして滑らなかった。
見ているこちらは
滑るんじゃないかと
ハラハラしたのですけど。

山ちゃんのヘタレっぷりは、
神がかり的であり、
この企画の主役はもちろん彼なのだけど、
モリ夫がいないことには成り立ちえない。

そうこれは、
笑いの神が降りてくるヘタレを
メチャメチャ強い女芸人がボッコボコにする
奇跡の企画なのです。
が、
DVDが一番売れていないとか。
まぁそうか。
まず暴力ですから。
そこを超越した面白さがあるのだけど、
なかなか受け入れられないだろうと思います。
ちなみに私は格闘技全般、全然分かりません。

今回ファイナルと言ってましたが、
毎回言っているので、どうかな。

モリマンとして
地元北海道でご活躍のようで、
関東ではあまり見かけることはありませんが、
たまに見かけると、
ぱっと見、周りから浮いていて、
ありゃりゃと思います。
だから
よくぞこの企画にキャスティングしてくれました。
と思うわけです。

あの企画で
モリ夫は
弱さを一時も見せてはいけない。
そんなことができる
女子で芸人は彼女以外にいないでしょう。

あの対決のモリ夫のファンなので、
ものすごい大変なのだろうと
分りつつ、
あくまでも体をこわさない範囲で
続けてほしいです。

広く器用にこなす芸人さんもいいけど、
この一点集中で光るモリ夫さんにも。
刹那的魅力が溢れている。

例えば10年後20年後、
モリ夫が
死んだり捕まったりしたら、(例えが失礼)
いろんなことを考えると思う。
確実に
西川史子とかよりは考えると思う
(またまた失礼・・・しかも何この例え)。
とにかく記憶に深く刻まれている芸人さんだといいたい。
年に1~2回程度しか見ないのに。
それはやっぱりすごいと思う。

さて、
Wikiによると
北海道でペットショップを経営されているようです。
なかなか味わいのあるエピソードだこと。

でわまた。
長々とすいません。

ボンバイエの追記

2009年01月20日 | 面白い女性
なんだ?
このタイトル。

本日お疲れのため、
少しだけ書きます。

先週の新しい波16を
昨日観たら。

「女芸人祭」
が催されていました。

出演者
ピーナッツパン
少年少女
相方不在

少年少女と同様に、
今週
ピーナッツパンについて、
少なくとも3回は考えていたので、
なんと
タイムリー!

と感動しました。
ネタ感想は・・・。

ピーナッツパン。
笑うまで
到達してないのけど、
なんか忘れられない。
原石を秘めているような気がします。
だってメンバーの
のんちゃん
はるちゃん
名前おぼえちゃったし。
ツッコミ、
もっと自然でやわらかくなったら、
受け入れやすくなるかも。
今後に期待。

少年少女。
気象庁のコント。初見です。
どうかなぁ。
設定がなんかなぁ。
考えすぎというか、
回りくどいというか、
シンプルにして、
内容がシュールなほうが好きです。
あべちゃんの、ヒールがセクシーでした。

相方不在。
かわいらしい外見の
たぶんグラビアとかアイドルッぽい感じ。
で、
片手間にお笑いやっていると
思われたくない
とのことでした。
まあいいけど。
まずそう思うなら、
とりあえず服装注意して。
普通の服(かわいい感じ)でコントしてたけど、
靴がふたりとも
茶色のダボっとしたロングブーツだった。
すごい目立つし、
気になるわ。
おそろいにしてるの?
それとも偶然。
で、ネタにぜんぜん関係ないし。
気になってしょうがないわ。
だれか言ってあげて。

なんでこの3組なのかしら。
疑問に持ちつつ、
もしこれが女子芸人若手の注目株ならば、
ちょっと
未来が心配です。
だって全部シュール系だ。
正統派ではない。
男子にくらべて層の薄さが露見して、
せつなかったです。
関東の女子・・・まだまだかなぁ。
ボンバイエ。

最後に、番組について。
全体的に、
迷走してませんか?

でわまた