笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
新アドレス→http://hana58.hatenablog.com/

THE MANZAI 2012 全ネタ感想

2012年12月19日 | テレビ
ネタの感想をします。
私は芸人でもないし
面白さを分析できるひとでもありません。
ただただ
あれが良かったこれがどうした
って言いたいだけ。
エゴイズム一辺倒で書きます。

【グループA】
・テンダラー
効果音のパターンのネタ。
と言ってしまえば簡単だけど、
そこに持っていくまでの
導入部が凄かった。
トップバッターで緊張してんのんちゃうかな?
って思うでしょ?
してますぅー。
って
あのトーンでなかなか言えないよ。
漫才師だなあ。
ちゃんと空気をつくるんだな。
漫才師格好いい。
びりびりしびれた。

・ウーマンラッシュアワー
八つ当たりのネタ。
なるほど!
と今年初めてピンときた。
聴きとれないな
早いな
という印象だったのだけど
今年そこはずっと解消されていた。
後半で最初のほうの
ひっかかりをすべて回収するとは。
好みではない。
だけどそんなこと関係ない。
面白かった。

・ハマカーン
相方への不満。
ムカつく女子あるあるを
神田さんが言うことで
キャラになり自然に聞こえるところが
なかなかどうして、唸った。
そして
ツッコミがどっちか
もはや分からない。
各人のスタンスを
変えたことに
まず驚いた。
重心のおきどころを
かける負荷を絶妙に位置調整した感じだ。
浜谷さんが常識的なことも言うようになった。
それだけですごい勇気だ。

・オジンオズボーン
アイドルについてを語るひとと
全部茶化していくひとのネタで、
もはや何だったのかわかんないところが
最高です。
アカバネ
シュシュ
すべりんぞう
など、もう一回見たいところがいくつもある。
名言じゃないのに、ワードが心に残る。

【グループB】
・トレンディエンジェル
すごい応援していたので
もっとウケるはずと期待しすぎたことがあって
そのときは気付かなかったけど、
ちゃんとした漫才だよな。
コントに入らないで
しゃべくりとワードのみで
最後まで。
ボケとツッコミが
きちんと分断されている。
いわゆる正統派。
キャラが濃くて
気付きにくいけど。
イササカ先生のくだりも
重ねたり、
ノーベルの飴のCMネタで最後押すところも
導入が気付かないくらい自然だったり
と、漫才のテクニックがいくつも入っている。
にしても
「斉藤さんだぞ」
は、格好よかったなあ。
擬音にしたら
ビッシーーー!!!
決まっていた。

・NON STYLE
男の友情をやりたい。
というコント主軸に
ボケの手数が相変わらず多いノンスタのネタ。
ストーリーに入らず
ひとことだけのボケをいくつもいくつも出す。
こんなこと言いたくないけど
井上さんのツッコミがだいぶ進化していて
すごく見やすい。
巧い。
今までと同じようでいて
チューンアップが…。
さすが、だね。
こういうとき
さすがって使っていいよね。

・磁石
優柔不断ってところから
事故を起こすコントに入る。
磁石はいいよねえ。
ツッコミフェチの私としては
磁石を嫌いになることは無理です。
磁石はスタイル自体変えてないけど
インナーマッスルが毎年毎年鍛えられてきているように
感じます。
永沢さんって…泣き虫だね。
もらい泣きさせられる。

・千鳥
タクシードライバー。
最高です。
厳密にいうと全編コントなんですよね。
漫才としてのしゃべくりは
最初と最後だけ。
それなのに
持っていかれる。
自然に。
千鳥は面白い
ってことが皆に伝わっているのを感じて
嬉しい気分でいっぱいになる。
大好き。

【グループC】
・スーパーマラドーナ
良いネタ!
最後の中堅から師匠になるときあたりから
もしかして
良いネタなんじゃないの?
と確信しはじめる。
「シュールなネタやりたないねん
 もっと大人から子供まで笑ってもらえるネタやりたいねん」
で、うわーーと胸がいっぱいになった。
漫才愛がどやさ(@いくよくるよ)と詰まったネタ。

・ アルコ&ピース
で、忍者で巻物を取りに行きたい。
ジーンとしている続きで
心を鷲掴みです。
あそこが特に好き。
「後輩たちが先にどんどん売れて
 俺はその背中見ながら
 ちくしょう
 次こそは自分たちだ
 ってそういう気持ちで毎日望んでるんだよ」
ってところ。
あそこで泣いちゃう。
2回見ても、3回目も。
で、次の瞬間
「忍者になって…」
で爆笑。
涙出ているのに
顔の筋肉が上がる。
すごいネタだよね。

・笑い飯
桃太郎の二番。
といいつつ、ほぼ「すし太郎」の歌。
あーばかばかしい(褒め言葉)
笑い飯、大好きなんです。
でもね
3回目見直して
思ったんだけど、
アルコ&ピースの後で
すごく損している
と思った。
あのリアルと虚構の二層式のネタを
ガッツリと見せられたあとで
笑い飯の漫才は
空気をつくる導入部分がほとんどなく
すぐにネタに入った。
アルコ&ピースが
つくった世界を引きずったまま
このネタだったから。
少し軽く感じてしまったのかも。
ち~らし~
とあれ以来ずっと耳に残って
口ずさんじゃうけど。

・エルシャラカーニ
怖い話のやつ。
面白いよね。
それに
悪いところがひとつも思いつかない。
はちゃめちゃで
すごく良かった。
タイミングも間も
いつもどおりだった。
「いつもどおり」のハードルがものすごく高いんだけど。
天才のする漫才だ
といつもふたりがネタをしているのを見て思う。

・ハマカーン
二つ目のほうが
より女子あるあるが煮詰まっていて
リアリティにあふれていた。
どうでもいい!
なかに、クリケットが入ったり
セボンを入れたり
すごくすごく考えられている。
のに、熱伝導が伝わってくる。
漫才師としての能力が
筋肉が
仕上がっている浜谷さんに
惚れてしまう。
神田さんは
もちろん最初から素晴らしい。
よ!漫才師。
優勝!

・千鳥
大人電話相談室。
いいよね。
一個目より勢いなく感じたせいなのかな。
でも
ああいう見た目のひとたちが
こういうネタを考えていること自体が
もう才能を感じすぎて怖いよ。
千鳥すごい。

・アルコ&ピース
パイロットになる。
同じようなもので
パターンくずし。
と、たけしさんも言っていましたが
絶妙!
と見ていて思いました。
まったく違うものを考えられたと思うのに
一本目よりずっと楽に笑えて
魅力が前面にでてたよね 。
売れるんじゃない!?
どうやら!!

以上。
全ネタ感想でした。
今週はあと一日残ってますが
さっそく、言い訳。
じゃなくて、
ほかの人が書いていることを読んで
考えることがあったので
それを書く。

ネタを変えること
と、
漫才って結局
について。

最新の画像もっと見る