経営の視点から考える「知財発想法」

これからのビジネスパーソンに求められる「知財発想法」について考える

仕事をたくさん出して欲しい。そういう知財人には縁のなさそうな新会社です。

2007-10-01 | その他
 ベンチャー企業の知財業務を支援する際には、
知財業務のポイントはクレヨンでつける。
として、その企業が伸びていく強みをできるだけシンプルに把握し、その強みを強化するような知財業務を進めていくべき、ということを以前の記事に書きました。

 ベンチャー企業とは対極にありますが、本日からスタートした日本郵政グループのキャッチコピー(正確にはコーポレートスローガンですが)が、なかなか強烈で目を惹きます。
 「お金をたくさんもうけたい。そういう人には縁のない銀行です。」
 「むずかしい保険は、未完成な保険だと思う。」
 要するに、シンプルな金融商品のみをヒューマンタッチで扱うのがコア・コンピタンスということなので、知財屋の出る幕はあまりなさそうなビジネスモデルのようですね。NTT、JRは見事に変貌を遂げましたが、さて、このビジネスコンセプトの将来や如何。