経営の視点から考える「知財発想法」

これからのビジネスパーソンに求められる「知財発想法」について考える

反省期間

2007-08-17 | 知財一般
 昨日「ITバブル崩壊以来の反省モード」とか書いていたら、今日は本当に「ITバブル崩壊以来の下げ相場」となってしまいました。こういう状況を目の当たりにすると、知的財産がどうこうといったことを考える気力も失せそうになってきます。
 カブドットコム証券マーケットアナリストの山田氏のコメントによると「みんなが一斉にリスクを減らしに行くと、リスクが極大化してしまった」とのこと。当分は茫然自失が続く「反省期間」で、混乱が落ち着いた後には一番信用のおける先に戻っていくのではないか。その信用の源泉は、国であれば「経済成長」、企業であれば「利益成長」だろう、とのことです。
 数年来の知財ブームも今年に入った頃からかなり沈静化してきた感がありますが、「反省期間」にすべきことは、やはり原点回帰、信用の源泉である「利益成長」のために、コツコツと実務をこなしていくことでしょう。勿論、コツコツとこなしていさえすればよいというものではなく、「利益成長」への貢献を意識することが前提ですが。